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旭岳 ~雪の天女ヶ原ルート~

10月に入ってからしばらく北海道らしいスッキリしない天気が続いてますが本日は珍しく好天に恵まれまして、旭岳に行ってきました...が、不備多し! 旭岳温泉街に近づくにつれて雪が多くなり温泉街はほぼ雪道状態なのにタイヤ履きかえてないという(^^;。私は、夏タイヤに昔使ってたスタッドレスタイヤを利用してますが、さすがに夏場にガンガン使って、世間評も悪く、且つ私的使用感も最悪のY浜○タイヤでは滑ることこの上なし。いや、しかし、7年目にしては中々とか思いつつロープウェイ駅に到着。夏は有料の駅前の駐車場がこの時期は無料、ラッキーと思いつつ、駅前に堂々駐車。

しか~し、なんと財布を開くと野口さんが一人いらっしゃるだけという失態をおかしてしまい、ジャリ銭込みでロープウェイ往復運賃に11円不足という。ウガーっ、いい天気なのにぃぃ....というわけで急遽、温泉街から天女ヶ原経由で自力で姿見園地まで登って遊歩道を回ってロープウェイ片道で降りる作戦を立案。とはいいつつ思ったより雪は深く、少なくても30cmは積もっていると思われ、もちろん場所によっては以上。しかもこの区間だけは夏道の経験もなく不安が過る中、沈む雪も想定外。しかも昨日降ったばかりで気温も暖かくフカフカの状態。この時すでに10時前。12時までに標高1600m地点に到達しなければ引き返すという自己条件を設定して出発。

しか~し、それでも今日はツイていた。複数人のスノーシューと思しき先発隊の踏み跡があったのである。雪に埋まった木道区間は踏み外して膝まで埋まるなど苦労はあったが、木道以外は歩きなれた冬の藻岩山登山道(札幌市)と大差なし。というわけで、第一天女ヶ原手前(と思われる)で、樹氷がとても奇麗で「ああ、冬ってこんなだったなぁ」とか思いつつ撮った写真がこれ。

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と、いうわけでスノーシューの踏み跡を頼りに楽勝のつぼ足登山と思いきや、スノーシューの人の特性として雪が多そうなところを狙って歩いてるので、時に夏道をそれて熊笹やハイマツの上を歩くことになり、いつ底まで踏み抜くかと気が気じゃなかったです。が、なんとか無事に先発隊に追い付きました。

一人目は帰りのロープウェイで色々話して知りましたが温泉街の方。もう一人は俺に話しかけるなと言わんばかりに挨拶しても完全無視を決め込む御年配。「はぁ、まぁ、確に貴方の跡をトレースしてきた身としては多くは言えませんが」と心中ボヤきつつ、近年の社交的な登山者が多い中にも、たまにこういう人いるよなぁと嘆きつつ、予定通り12:10に姿見の池に到着。御老体は12:30に姿見の避難小屋から旭岳に向け出発。御老体のペースを考慮すると、最終ロープウェイの16:00は時間的にギリギリだなぁと不安に思いつつ小屋から見送る。

その後、姿見園地遊歩道から見た、噴気孔からの水蒸気以外に一片の曇りもない旭岳...美しい...ここまで来て良かった、本当に。

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姿見の池では夫婦池方面から来た関西方面ぽっい旅行者のカップル1組みと出会いましたが道はズブズブの雪道。ロープウェイ姿見駅からの距離を考えると「大変良くできました(はなまる)」をあげたい感じ。更に夫婦池で東北っぽい旅行者4人と合流。ロープウェイがあるとは言え、結構みんな頑張りますね(^^)。

姿見駅で一枚しかない野口さんと引き換えにロープウェイチケットを得た私は無事に温泉街に。というわけで帰路につきましたが、雪で濡れた服が体温を奪う。そこで資金残789円で入れる温泉ということで、いつも行く「白樺荘(500円)」に行くも11/3までお休み。しょうがないので天人峡まで足を伸ばして、いつもの「しきしま荘(700円)」に行って汗を流す。ここは総計4泊してますが、こじんまりした風呂ながらもとても落ち着き、清潔な部屋と、きめ細やかな従業員さんの応対と、アットホームな感じがとても良い宿です。浴衣ではなく作務衣というのもポイントです。

写真は旭川から深川に向かう国道12号で撮った夕焼けです。とても赤くで奇麗で信号待ちのときに撮りました。「きっと明日も天気だ」なのかと思いがちですが、実は明日は雨予報です。

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そういえば、今日は色んなトラブル続きで、札幌に向かう帰りの高速道路で北海道に移り住んでから初めての事故渋滞に会いました。滝川ICを過ぎてしばらくすると、ハザードが見えはじめ、それから10分ぐらい完全に停止してました。動き始めたときに見たのは、横転したワゴン車で積み荷の脚立とか作業道具が散らばってました。たまたま今日は気分的にのんびり帰ってたから良かったものの、いつものペースで走ってると丁度事故のタイミングに合ってた可能性が高く、ツイてるのか、ツイてないのか本当に良くわからない色々なことが起きる一日だと思いつつ、「無事これ何より」と思う気持ち半分、色々考えさせられる休日の締めくくりとなりました。

旭展望台(小樽市) ~火事再開~

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小樽に行ってきました。久しぶりに旭展望台です。小樽駅降りたら左手に進み、階段を登って三角市場をすぎ、船見坂を登っていくと展望台に続く遊歩道が現れます。あとはひたすらまっすぐ登って行くだけです。分岐は3つあって一つ目は展望台の矢印があるので問題ないですが、2つ目の十字路はまっすぐ、3つ目は右に巻いて登っていきます。案内板は広域すぎてあてになりません。ゆっくり行っても20分ぐらいで着きます。とにかく一直線なので、場合によっては車で行くのと大差ないかもしれません。

この日は秋晴れのいい天気で、景色もバッチリでした。が、南小樽あたりで火事があったみたいで煙がモクモクあがっていて、ちょっと複雑な景色になってしまいました。この写真を撮ったときは火の手が上がり始めですが、この後、煙に覆われてしまいます。そういえば、登ってる時に消防車がカンカン言ってたなぁ、などと、他人事のように思ってしまって...申し訳ない。

もう一つの驚きは、帰りに都通り商店街脇の定食屋さんに入ったら、登ってる時に出会った夫婦と再会したこと。田舎のほうならまだしも、こんなお店のいっぱいある中心街で、再開する確率って...しかも、行こうと思ってた店が、軒並みClosedで偶然初めて入ったお店でという....

ナキウザキしゃん登場

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ナキウサギしゃんです。9月14日(日)、大雪登山道の天人峡ルートでポン沼から下った最初の(というか最初も最後もないけど(^^;)小さなガレ場で見ました。ここは上り下り合わせて6回通ってますけど、まさかナキウサギがいるとは思いませんでした。冬ごもりの準備なのか丸々と太ってます(^^)。私とは1mぐらいの距離でしたけど、物思いにふけるかのように、しばらくジーッとしてました。私が話かけるとようやく気付いたかのように去って行きました。今年はこれで3回目の遭遇です。然別湖近くの東雲とかヌプカウシヌプリ登山道でずーっとカメラを構えて一日中待ってる人達のことを思うと、申し訳ないぐらいに出会ってる気がします。

元々、3連休を利用してヒサゴ沼で2泊してトムラウシに行く予定だったんですが、天候イマイチで五色岳に行き先変更、このとき出会った4人パーティも下山するとのことだったので、途中で追い付くことを期待して急遽下山することに...急いでテント撤収して、11時にヒサゴ発、12時に化雲、13時00分にポン沼(昼食・小休止)と急ピッチで。もう、下山する人は私が最後だったので、誰もいない山道を少々寂しさを感じつつ、歩いていた矢先の出会いです。いやぁ、こういうときはウサギでもリスでも生き物に会えるというのは嬉しいものです(クマはいらんけど)。この後、ピッチを上げつつ降りてる時に、浮き石踏んで転んで尾てい骨打撲(今でも痛いっす)等、アクシデントは合ったものの、雲が立ちこめる中無気味な暗闇となりつつある樹林帯に入って少し進んだところで、4人パーティと無事合流。天人峡の急坂でみんな脚がボロボロになって、登山口までついた時には杖がないと歩けないような感じになってましたけど、みんなで乾杯したコーラの味は達成感もあいまって
何とも素晴らしかったです(ちなみにコーラはご馳走してもらいました。ありがとうございました(^^))。

千望峠駐車公園 ~かみふらの八景~

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千望峠駐車公園から見たとうきび畑です。上富良野開拓記念館からの帰りに寄ってみました。かみふらの八景にも指定されてます。夏のもくもく雲の下に十勝連峰が半分隠れてます。

実はこの日は美瑛富士避難小屋に一泊してオプタテシケ山まで行こうと思ってたんですが、登山口でポールやら何やら色々と道具を忘れて来てるのに気がついて、急遽上富良野観光に切り替えました。

上富良野開拓記念館

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上富良野開拓記念館です。三浦綾子さんの「泥流地帯」にも出てきた、上富良野村長吉田貞次郎さんの住宅を復元したものです。上富良野の開拓の歴史の展示よりも、吉田貞次郎と大正泥流の資料が主になってます。敷地内に泥流地帯の石碑もあります。開拓史に関しては市街地の上富良野町郷土館のほうが詳しいです。

大正泥流の展示はビデオがあって、当時の映像が見られます。私も普段、よく十勝岳登ってるので、なんか人ごとじゃない感がありました。

近所のおばあちゃんが管理されてますので、たまに閉まってることがあるそうです。郷土館のほうに先に行って開拓記念館にも行きたい旨を伝えておくと連絡しておいてくれるので間違いないです。私は上富良野駅前の観光案内所で情報を教えてもらいました。こちらも親切に応対してくれます。