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利尻島サイクリング ~オタトマリ沼まで~

利尻富士登山の翌日は利尻島サイクリングです。北麓キャンプ場をスタートしてフェリーターミナルのコインロッカーに荷物を置いて、自転車でオタトマリ沼まで行きました。その後、鴛泊に戻ってフェリーの待ち時間の間にペシ岬にも登りました。そして14:25のフェリーで利尻島を後に…とても楽しい旅を満喫できました。

帰りに色々立ち寄るとして7時15分にキャンプ場を出てから、オタトマリ沼近くの白い恋人の丘まで一気にきました。天気があまり良くないのです。利尻山の風景は今ひとつなので洋上に浮かぶコンテナ船を撮ってみます。

オタトマリ沼です。晴れていれば絶景なんでしょうけど。この日は「ふーん」って感じで終わりました。

鬼脇の北見神社です。帰りの無事をお祈りします。境内に「北海道三景の碑」や大正天皇?御即位記念碑など興味深い石碑があります。

そして観光と言えば郷土資料館は外せないでしょう。鬼脇地区の少し山側にある、かつての村役場の建物です。利尻島の地形や、動植物、産業などの一連の展示を見ることができます。

郷土資料館の展示の中でも特に昔の地図は面白い。これは昭和29年の鬼脇市街案内図です。こっちの人は乗船場を普通に駅っていうんだなとか、劇場あるじゃんとか、色々興味深いのが出てきましたよ。

昔の地図を頼りに、娯楽の殿堂「鬼脇劇場」にやってきました。んー何もない。なんかの資材置き場になっています。営業してはいなくても、さぞ立派な建物が残っているのだろうと期待していたのですが残念です。

利尻山の鬼脇登山道へと続く道を発見しました。昔の地図を見てきたので合ってるかどうか微妙ですが、スノーモービルがどうとかいう看板があるので間違いないでしょう。鬱蒼とした森の中へと道が続いています。熊などいないとわかっていても、あまり積極的に入りたくないような感じですね。

島の南東部にある石崎灯台です。管理道が草かぶって大変なことになっています。でも、なかなかいい景色でしょ。

歩道に昆布が干してありました。これってどうなんだろう(^^;。ちなみに帰りのフェリーで島の人に聞いた話では、東岸の昆布は海が穏やかなので大きいけれども日が満遍なく当たらないので、味はどうなんだろうとのことでした。直売で昆布買うなら北岸か反対側の沓形のほうがお勧めらしいですよ。

アフトロマナイ川の砂防ダムです。とても立派なダムがずーっと続いています。

雄忠志内小学校の建物を利用した水の工場です。こうやって校舎が再利用されて残っていると卒業生も安心して帰ってこれたりするんでしょうか。

野塚展望台から利尻富士が…見えません。今日か昨日か迷いましたけど、昨日に登って正解だったようですね。

フェリーターミナルに戻って丁度12時。お昼ごはんを頂きます。もちろん生ウニ丼といきたいところですが、お盆休みで漁がやっていないのでホタテ丼になりました。美味しかったです。

ちょうど礼文行きボレアース宗谷が入港してきました。中型船ですが青空をバックに着眼するところはカッコいいですね。

1時間ほど時間が余ったのでペシ岬に登ってみました。ここの景色も素晴らしい。ターミナルから数十分で行けるので、晴れた日にはここは押さえておいたほうがいいですね。

中腹からは海岸の向こうに、富士野園地とポンモシリ島、更にその向こうに礼文島と絶景が楽しめした。

そして14時25分のフェリーに乗り込みます。快晴の港が美しいです。その後は元島民で子供頃から利尻で育ったという男性と稚内入港まで利尻島の話をずっと聞かせてもらいました。利尻島にどっぷりつかった一日でした(^^)。

<サイクリングルート>
鴛泊登山口(7:15)→鴛泊フェリーターミナル(7:25)→野塚展望台(7:50)→鬼脇市街(8:35)→白い恋人の丘(8:55)→オタトマリ沼(9:05)→鬼脇北見神社(9:20)→鬼脇郷土資料館(9:30⇔見学⇔10:15)→石崎灯台(10:35)→アフトロマナイ川(11:00)→雄忠志内(11:30)→野塚展望台(11:40)→鴛泊フェリーターミナル(12:00)

<昼食後ペシ岬登山>
鴛泊フェリーターミナル(12:35)→ペシ岬山頂(12:50)→鴛泊フェリーターミナル(13:20)

ヤマレコでペシ岬の山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/tNFN8QJ)で高解像度の写真が御覧になれます。

今回のカメラ:「Nikon D7000」+ 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

今回のあこの燃費:13.8km/L

利尻富士 ~最北の百名山~

朝3時50分起床。うす曇でまぁまぁの天気。多分、気温が上がってくると晴れそうな感じの雲でとても好印象を持って朝4時45に登山口スタートです。久々の本格的な山ですが、昨日眠れなかったせいもあって体調は最悪。時速2kmを保持してゆっくりと登りました。エンジンが掛かったのは長官山を過ぎたあたりからですね。迫り来るガスと山頂を目指すトライアル競争になりましたが、最終的に晴れた風景を堪能できて非常に良い山行になりました。

甘露泉水。利尻島はキツネがいないのでエキノコックスを気にしなくてもいいそうですが、何かこういう水を直接飲むのに抵抗あるぐらい私も北海道の人間になっています。ちなみにクマもいないので鈴もいりません。人間の外敵が殆どないので視界の悪い森林にしても気が非常に楽です。

4合目までは針葉樹林帯でこれを越えると時折景色も見えるようになります。

5合目を過ぎるとハイマツが出てきます。そして更にしばらく行くと、いよいよ長官山が見えてきます。ここまで体調悪いのを引きずってきましたが、中間点とは言え山頂が見えるとヤル気が俄然出てくるのです。

6合目を過ぎると展望もだいぶ開けてきます。振り替えれは海・左右には長官様の裾と、時折風景を眺めながら登っていきます。7合目を越えて更に進むと開けた展望スペースに出ました。第二見晴らし台です。夏山らしい雲が眼下に立ち込めてきました。

第二見晴らし台から、少し登ると長官山に立ちます。やはり海が見える山っていいですね。最高です。

長官山から先はなだらかな尾根道です。ここでだいぶ体調が回復しました。

尾根を越えるとガスが眼下まで迫ってきました。ここからはガスと頂上争いです。去年の羅臼岳の轍を踏むまいと、もう一心不乱に登りました。有名な侵食登山道のところでは完全にばててましたけど、あまりの凄さに絶句しました。こりゃ下山したらコマドリプロジェクトに課金せねばと思いつつ通過しました。

山頂です。到着時はガスに包まれていましたが、その後、見事に晴れてくれました。北の空の秋の様相です。

利尻富士の南稜に続く道とローソク岩。南の空は対称的に夏山らしい雲に包まれています。ちょうど山頂を境に夏と秋が変わるような、そんな不思議な感じでした。

礼文島もきれいに見えます。大きな山はないですが、今度は礼文にも行ってみたいものです。

上空をツバメが飛んでいます。風も穏やかで滑空には最適なんでしょう。時折、群れをなして飛んでいました。

帰りは花を見ながら下山します。驚いたことにリシリヒナゲシが一輪だけ残っていました。目だたない色なので注意していないと見落としていたかもです。

そして、これが本場のリシリリンドウ…と言いたいところなんですけど、なんか微妙に形が大雪山系に咲いているやつと違うような気がして。似たようなのでチシマリンドウというのもあるらしいのでそっちかもしれないです。5~10cmほどの背丈の小さい花だったので、チシマリンドウよりはリシリリンドウの可能性が高いと思うのですが、正直見分けつきません。

下山時のほうがガスが晴れて景色がきれいだったので、もちろん時折風景も撮影します。素晴らしい長官山ですね。この手前の沓形分岐で、ちょうど沓形から登ってきたアディダス帽をかぶった男性(HYMLの有名な人らしい)が登ってきました。沓形コースの様子を聞いたら、結構、すべりやすくて大変だったらしいです。登りはともなく下山に使うのはお勧めしないとのことでした。

キンポウゲ科のこの花は、どこからどう見てもトリカブトそのものなんだけど、リシリブシというそうです。確かにトリカブトよりは花の付き方が盛大ですね。でも前情報がなければ立派なトリカブトだなぁってスルーしてしまいそうです。

そしてこれが長官山の尾根から見た利尻山です。ものすごくカッコいいです。道中が辛い山だけど、何度でも登りたくなる山です。

下山後は鴛泊の町に買出しと温泉に入りに行きましたが、ここで自転車のブレーキとラブルで全く効かなくなってしまって怖い思いをしました。鴛泊のセイコーマートのとなりにホームセンターがあったので、そこで部品と工具を調達して応急修理をして事なきを得ました。セイコーマートでおつまみを買って、利尻富士温泉でひとっ風呂後、ビールを買って再びキャンプ場まで登ります。この標高200mが意外とつらいですが、でも、この後のビールが最高でした。

そして締めくくりに二日間隣のテントでお世話になったHYMLの中年スイマーさん御夫妻に焼肉をごちそうになりました。とても美味しかった。やはり山の後のお肉は素晴らしいです(^^)。本当にありがとうございました。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/v0B9sgY)で高解像度山行写真が御覧になれます。

鴛泊登山口(4:45)→長官山(7:40)→沓形分岐(8:25)→利尻山山頂(8:50←食事等→10:10)→沓形分岐(10:45)→長官山(11:50)→鴛泊登山口(13:30)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+ 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

利尻島へと渡ります

12日からの予定で組んでいた利尻行きが台風の影響で一日延期。稚内の出航前は大雨になったりして、文字通り暗雲立ち込めていましたが、結果的に晴れてくれたので良かったです。今回は自転車とザックしか持っていけないので、雨の中はツライなと思い、一時はあきらめて引き返そうかとも思いましたけど行って正解でした。

港で天候の回復を待っていると晴れてきたのでヤル気満々で、あこに乗せてきた自転車を下ろします。

10時50分利尻行き。1時間近く遅れて入港しました。この港で同じく自転車航送組で待っていた人の中に、知った顔があってビックリ。昔の職場の知り合いでした。しばらく話をしたりして、出航遅れの待ち時間も退屈せずにすみました。

青空のもと稚内港を出港します。旧国鉄桟橋の防波堤ドームがこの角度から見られるなんて感動です。

よくある光景ですが、ウミネコが餌を求めて追ってきます。気流が乱れているので、時折失速して海面近くまで落ちたりしてまでやってきます。

利尻島。まずまずの天気っぽいです。早朝の雨を考えると上出来です。

元職場の知り合いと鴛泊で別れて北麓キャンプ場に向かいます。20Kgのザック背負ってると自転車で標高200mまで坂を上るのも大変ですが、無事に到着。そして二泊の寝床ゲット。

そんなわけで一日目の全工程終了。ワイン飲んで早めに就寝のはずが、夕方のフェリーが遅れたせいで21時過ぎまでテント張る音がうるさくてあまり眠れなかった。結局、日付が変わる頃に眠りにつくのです。

Nikon image space(http://img.gg/LYl2iNS)で高解像度写真が御覧になれます。


今回のカメラ:「Nikon D7000」+ 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」

明日から利尻島に渡ります

台風でフェリーが欠航して一日伸びましたが、
明日、利尻島に向かう予定でいます。
順調に行けば14日に利尻富士に登れると思いますが、どうなることやら。
多分、土曜日まで行ったっきりですので、
現地情報はツイッターでつぶやこうと思っています。
興味があればどうぞ。

https://twitter.com/suzunanami

暑い日中を避けて藻岩山へ ~慈啓会コース~

今年は仕事がいそがしいせいか、何かあまり積極的に山に行く気が起きなくて、休日もダラダラと過ごしがちです。ただ、夏休み山行に向けて身体能力が心配になってきたので、今週は山に行こうと思ってましたが日中の異常な暑さで気力ダウン。そんなわけで、夕方から藻岩山に登ってきました。登山口は何年ぶりかわからないぐらいぶりの慈啓会病院です。普段は人が行きかう登山道も夜は殆ど人がいないんですね。真っ暗な中、うっそうと木々が生茂る道はあまり気分のよいものではなかったですが、運動不足は解消できた模様です。次はいよいよ夏休み山行です。今年は自転車を持って利尻島に行く予定ですが天気がどうだろう。

夕日に赤く染まる木々が綺麗でした。この時期に藻岩山に登るのは何年ぶりでしょう。慈啓会コースを歩くのはもっと以前ぶりですね。


馬の背につく頃には日がすっかり暮れました。

藻岩山山頂から神威岳、烏帽子岳、百松沢山のシルエットです。きれーですね。こんな時間にこの山々を見たのは初めての気がします。

藻岩山のシンボル、レピータアンテナを月と一緒に。きれいな空でとてもよかったです。

下山時に馬の背近くから。隙間から見える月の絶景です。思わず足を止めて見入ってしまいました。馬の背から先、急速に湿気り初めてせいか、XF1がレンズエラーで動かなくなってしまいました。今、デシケータで乾燥中。多分、治ると思うけれど、ダメなら一年保証で修理だそうっと。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/Sf1VNKP)で山行写真全てが御覧になれます。

慈啓会病院登山口(18:20)→馬の背(18:50)→藻岩山(19:10←休憩→19:25)→馬の背(19:45)→慈啓会病院登山口(20:10)

今回のカメラ:「Fujifilm XF1」