記事一覧

あことドライブ ~初冬の積丹岬~

先週末は完全に寝て終わって、その後の祝日ということで、行って来ました積丹へ。あこと出掛けるのも久々。高速で小樽まで行って、そこから先は国道5号線と229号線で行きます。夏は結構混んでる道もさすがにこの時期は空いていてのんびりしつつも早めの到着。

ファイル 57-1.jpg

積丹岬を散策してみる。駐車場から歩行者トンネルを抜けると、眼下に冬の日本海が拡がる。遊歩道で海岸まで降りる予定が、崩落のため通行禁止に。写真を撮りつつも移動できる範囲が狭いので構図がまとまらない。というわけで場所を移動。まだ行ったことのない積丹出岬灯台まで行ってみます。

ファイル 57-2.jpg

灯台まではアスファルト道で片道600m。適度な登りで、たるんだ身体には良い運動。おそらくまだ現役の灯台は新日本海フェリーの小樽航路が健在だった頃に、ただの光点に過ぎないが船の上から見た記憶がある。ここに展望台があるが景色はパッとせず、展望台から先に続く自然散策道が山の稜線のようで、稜線好きとしては新緑の季節にでも歩いてみたくなった。

ファイル 57-3.jpg

その後は神恵内温泉998を目指して走る。途中で神威岬入口を通過するときに片側のゲートが空いているのを確認。そろそろ通行止めの季節なのに、誰か開けたのかなと思って通り過ぎる。ここから先は平成になってから開通した新しい道路で道幅も広くて走りやすい。神恵内温泉は強塩泉で、温泉成分表からざっくり計算しても1kgあたり40gの塩が溶けていて海よりもしょっぱいということがよくわかる(海は30gぐらい)。露天風呂の周囲も結晶化したツルツルの塩の層が元々あったコンクリートの上に形成されて美しい。

帰りは、温泉名称の由来の一つにもなった道道998古平-神恵内線を通って帰る。管理人が持っている昭和後期の地図には国道229号は分断されており、道道998号は全通しているが温泉はまだない。ここの当丸峠は交通量が少ないワインディングで、シェルター内の変則的なカーブ以外は素直なコーナーばかりで思いっきり攻められる。今年の6月にあこが来てすぐにここに走りに行き、走行性能の高さに恐れ入った場所でもある。当時は全然愛着なんて湧かなかった車なのに、たった半年でこうも変わるとは自分自身でも信じられない。何となく名前を付けてみたのが良かったのかもしれないなと思いつつ、スタッドレスタイヤで出来うる限りの速度で当丸峠を通過して帰路についた。

今回あこの燃費レポートはありません(ガソリン入れるのさぼった(^^;)。

藻岩山小林峠ルート ~登山靴のレビューなどを添えて~

昨日ボロボロになった登山靴を修理に出そうと秀岳荘に行ったら「何とかできないこともないけど、もうここまで使ったら十分でしょう」と言われ、セール中だったのもあって新調することに。以前の靴はキャラバンのGK-47でしたが、非常に気に入っていたので後継であるGK-69にしました。

で、本日、慣らしを兼ねて藻岩山へ。せっかくなので、夏道を歩いたことがない小林峠コースにします。以前はなかったトーガードがつま先とかかとに付いて岩場で早速の活躍。耐久性ありそう。内側は皮から布地になって安っぽさもあるが最初から履き心地が良い感じ。唯一気になったのは、頼りなかった靴紐がより貧弱になったこと。フックがボールベアリングになっているためか紐自体も少し滑りやすく、案の定、途中で何回か紐がゆるむ。これは結構危険かも。ベアリング機構が使えなくなってもいいから紐だけは昔のものに変えようと思った。

ファイル 55-1.jpg

冬に小林峠コースを歩いた時はピークを直登で繋いでいったのに対して夏道はトラバースやジグの連続。冬には標識の表示と歩いた距離感にかなりの差があった理由がよく分かった。今日は北の沢コースを経由して藻岩山と思っていたが、分岐の406mピークに着くと国土地理院の地図ではあるはずのルートが熊笹で埋まっている(↑)。しょうがないので、そのまま進み慣れた旭山コースと合流。特に新たな発見もなく山頂に。展望台が工事中で登山者休憩所やリフトなどもなくなっていた。

ファイル 55-3.jpg

昼食の後、下山すると下り坂で足が痛くなってくる。さすがにまだ靴が合ってないみたいだ。片道4.5kmと藻岩山で最長コースだけに慣らしには選択ミスだったかなと思いつつ下りきった。

あことお茶した後、じゃあ帰ろうとあこをバックさせるとガリガリと嫌な音が...駐車スペースに停めた時に気がつかない内に縁石に乗り上げていたらしい。降りてよく見たら前オーナーが着けた古傷が更に広がっていた。まぁ、同じ部分だし下側なので見た目には何の変化もないが、一応帰宅後に補修。罪ほろぼしに汚れていたアルミホイールも掃除してやる。おおぅ。アルミがピカピカになったので見た目的にはむしろ良くなったんじゃ(^^;。

ファイル 55-2.jpg

今回あこの燃費レポートはありません(移動距離が短か過ぎるし)。

あことドライブ ~秋の洞爺湖食材探し~

札幌も初雪が降り急速に寒くなって何だかあまり動く気がしない。本能的な冬眠モードに入りつつあるこの頃、朝10時過ぎまでダラダラしつつ、折角の晴天なのであことドライブに出かけた。壮瞥のリンゴがそろそろいい時期だし、平地の紅葉もきれいな頃合いではと思い洞爺湖に決定。

中山峠は雪が20cmは積もっただろうか。道路はさすがに積雪はないが周囲は冬景色。ピカピカだったあこは前の車が撒き上げるスプレーでドロドロに。北湯沢経由で13時前には壮瞥の吉川果樹園に到着。ここは管理人が札幌に来た頃に立ち寄ってから、壮瞥に来たときは必ず寄るようにしている。2年に1回ぐらいしか行かないのに、おばちゃんは薄ぼんやりと覚えていてくれているようだ。道路沿いのワゴンは冬支度で閉まっていたので直接お宅に伺う。管理人のお目当ては酸味が魅力のレッドゴールドだ。試食したが今年は味が薄い。おばちゃんに聞いても「今年はねぇ...」と曇りがちな返事が返ってくる。個体差もあるだろうととりあえず10個ばかりゲット。

ファイル 54-1.jpg

本命の洞爺湖に向かう。洞爺湖東岸の道道は時期がはまれば黄葉の通り抜けになるが、今年も微妙な感じ。滝之上キャンプ場に車を止めて散策する。完全に黄葉していないのに葉が枯れ落ちてしまって残念。で、財田の水辺の森の小径に場所を移動。ここも全体的に黄葉はイマイチ感だが日が傾いてきたので湖畔に映える。ここの遊歩道は全長1.8kmと約1時間の散策路だ。八幡神社前の駐車場にあこを停め歩き始める。景色を楽しみつつ落ちてきたどんぐりが敷き詰められたかのような道がナナカマドの実に変わる頃、ビニール袋に栗をいっぱいにした夫婦と出会う。これはこの先に栗があるに違いないということで、散策から栗拾いに目的が変わる。遊歩道の終わり近くで栗を発見するとひたすらに拾う。入れ物を持ってなかったのでカメラバッグで代用し、バッグいっぱいになるまで拾っていると40分ぐらいが過ぎていた。遅くなったが一応遊歩道の終点を踏んでから来た道を戻る。帰り道、夕焼けとウィンザーホテル洞爺のコントラストが奇麗だった。

ファイル 54-2.jpg

駐車場に戻るとあこに栗を見せてみる。ふ~んという無感動な感想が返ってきたような気がした。まぁ、そうだろうなと思いつつ、ここまで来たので色々寄り道しようとニセコビュープラザで、じゃがいもや長ねぎなどゲット。その後は5号線から銀山経由で赤井川温泉で汗を流した後、帰路についた。

今回のあこの燃費 11.4km/L (栗は栗ご御飯にしたが、帰宅してから延々の渋皮剥き(^^;。百均甘栗だと色合いは悪いがあんなに楽なのにと思いつつ2時間ぐらい掛けて剥ききった)

十勝岳 ~Last two thousand in this year~

今年、最後の2000m登山ということで十勝岳に行きました。朝6時に前日の酒が残った気持ち悪い目ざめと共に準備をして出発。江別あたりでスパッツと手袋を忘れたのに気付き取りに戻り、結局10時前に望岳台到着。

山頂は雪も少なく例年よりもぬるいラストになりそうだと出発したが、前半のハイキングコースから脚が鉛のように重く胸がムカムカと気持ち悪い。日本酒がいけなかったかと後悔しつつも、気力で少しずつ標高を上げていく。十勝岳避難小屋を過ぎると気持ち悪さがピークに達して何回か広大な大地にリバースしてしまうが、おかげて胸のほうは幾分すっきりしてきたので少なくとも1720m標識までは行こうと気持ちをきり変えて進む。1720m手前のジグでスノーシューを担いだ若い男性と出会う。山頂は晴れて風も穏やかですごく気持ちよかったと言っていたが、こちらは気持ち悪くてどうにかなりそうだ。体のいい挨拶をかわして1720mの高台に登る。

ファイル 44-1.jpg

うっすらと雪化粧をした溶岩ドーム、所々岩肌が見えて白黒のコントラストにモクモクと噴煙が立ち上る62-2火口、スリバチ火口の向こうに白くなった美瑛岳、ああ冬が来たなぁと思って景色に見入って腰を降ろしたら動けなくなった。どうやら体調的に今日はここが限界らしい。以前に修復した標識のケルンにお店を広げ昼食。気温は7℃。時折吹く冷たい風のせいか寒くなってきたので、山フラー含め持ってきたもの全部着込み暖かいスープをすする。

ファイル 44-2.jpg

その後、帰り支度をしていると気持ち悪いのがおさまっているのに気付く。雪の少ない山頂のコンディションからすると、もしかして山頂アタックできるかもと思い、溶岩ドームの手前まで行ってみることにする。しかし脚はまだ鉛のようで息も荒い。手前から見上げると岩肌がポツポツと見えていて例年よりも楽勝ムードが漂っている。時間は13時前と少し遅く、管理人が本日のラストアタッカーらしいが、この機を逃す手はないとアイゼンを付ける。雪は所々固いが先人達が道をつけてくれているので楽に登っていく。例年、積雪期は十勝岳の肩の手前の急斜面で恐怖を感じるが、道を辿っていくうちに知らない間に通過していた。

ファイル 44-3.jpg

肩まで来ればあとは比較的楽な登りだ。息は上がるが順調に高度は上がっていく。標識に残されたロープには、氷が張りついて芸術作品のようになっている。俗に言う樹氷、海老のしっぽだ。空気中の水蒸気が吹きつけられ凍結してできた氷で、通常は風上に向かって成長していく。ふと山頂を見上げると人影が見える。てっきり最後だと思っていたが山頂に到達すると3人パーティが、話を聞くと富良野岳から縦走してきたらしい。しばらく話した後、下りると言うので、てっきり望岳台に下りるのかと思っていたら上ホロ方面に向かって行った。この積雪期に縦走するだけでも大変なのに凌雲閣まで戻るんかとあきれて見送る。写真は彼らが戻っていった稜線だ。

ファイル 44-4.jpg

この時期は空気が澄んで遠くまでハッキリと見わたせる。望岳台方面からは一人が登って来ている。管理人がラストではなかったようだ。山頂の巨岩の影はほぼ無風で暖かく、お茶でも沸かして彼の到着をのんびり待つ。トムラウシ山を眺めつつ思えば今年は登らなかったなとか、ニペソツ山来年行くぞなどと、思いをめぐらせている内に時間が過ぎていく。時計を見たら14時を回っている。もうそろそろ下りないと思って荷物をまとめて下山すると、山頂手前の吹きさらしの雪の上で休憩している彼を発見。なんでこんな寒いところで休憩してるんだろうと思って声をかけたら、この時期に来るのは初めてで山頂のほうが風が強くて寒いと思ったらしい。ここより全然暖かいからと言うとじゃあ上でゆっくりして来ますと登って行った。

ファイル 44-5.jpg

帰り道は身体を気づかいながらゆっくりと下りていく。望岳台に近づくに連れ日が傾いていく。何とか一日無事に終わって良かったと夕日を写真におさめつつ、薄暗い中、あこの元に帰り着いた。


望岳台(10:00)→美瑛岳分岐(10:40)→1720m標識(11:50←昼食→12:35)→十勝岳山頂(13:35←休憩→14:15)→1720m標識(14:50)→美瑛岳分岐(15:55)→望岳台(16:40)

今回のあこの燃費:12.1km/L (冬タイヤドライ路面での初計測です。夏タイヤと変わらない。んっ? 夏タイヤはY浜のエコタイヤなんだけど変わらないっておかしくないか? Y浜は夏タイヤもXXということなのか。 ※XX内は御想像におまかせします。ええ、もちろんそういう意味です。)

あことドライブ ~定山渓ダム下流園地~

今週末はあまり天気が良くないので休息モード。こういう機会にあこのタイヤを変えてもらおうと、のんびり食事をした後にディーラーに。タイヤ交換後は足慣らしに定山渓に出発。別の車になったみたいでスタッドレスのフワフワ感が気持ち悪い。スタッドレスの感覚を思い出しながら、石山通りに入ると渋滞。まぁ、いつものことだが今日は一段とひどいみたいだ。周囲の紅葉がいい色づきになって来つつあるので、豊平峡にでも行こうかと思ったが、あまりの車の多さにあきらめ、穴場スポット的な定山渓ダム下流園地に向かう。いつもは閑散としてるのにここも車が多い。天気は悪いが色づき始めた紅葉はきれい。

ファイル 24-1.jpg

ふとダムのほうを見ると、ダム内見学通廊なる看板があり下側に四角い入口がポッカリと空いている。これは入れるのかなと思ったら入れた...んだが、すぐに行き止まり。ゲームに出てきそうな雰囲気のある階段を写真におさめる。ちなみにこのダムに外階段はない。

ファイル 24-2.jpg

通廊内の展示を横目で眺めつつ外へ。以前からこのダムの上を通っている道道小樽定山渓線の風景を撮りたいと思っていたので、上に通じる道がないかと小天狗岳登山口に行ってみる。中々整備された良さそうな登山道だが今日は登らない。

ファイル 24-3.jpg

だが登山口の右側に登ってくださいと言わんばかりの階段道を発見。降りて来た人に聞いたら上まで行けるらしい。じゃ、行こうと登り始める。山にいかなくても毎週何かしら登ってるなと思いつつ延々続く階段道を行く。景色も非常に良い。ダム上の小樽定山渓線と同じ高さまで来たが階段はまだ登っている。どこまで行くのかと思ったら神威トンネルの上を通って反対側の歩道に出るようだ。車でここまで来たら10分はかかるのに5分も経っていない。ということで、念願の風景をゲット。

ファイル 24-4.jpg

ダム上の景色は奇麗だが駐停車禁止なので車が止められない。歩道が続いていたとは思わなかったのでラッキーだった。せっかく来れたのでダムの上を散策。歩道はさっぽろ湖側についているが、今日は雲天でどす黒い景色。中央部分に下流を眺められる展望台があったので行ってみる。道路を横断しなければいけないので要注意で渡る。おおぅ、中々の眺め。あこもミニカーになって見える。

ファイル 24-5.jpg

その後、時雨トンネルまで行ってからUターン。帰り道で雨が降り始める。どうせこの後に温泉に入るんだし、ちょっとぐらい濡れいもいいやと、のんびり行く。帰り道に資料館があったので寄ってみる。入場無料でダム建設の歴史やダムの役割、水力発電の説明なんかが展示されている。奥の体感コーナーでは手巻きの発電機で電気を作る体験コーナーがあって、子供達が必死にグルグル回していた。資料館で傘を借りて駐車場に戻る。途中でザーザー振りになる。傘を借りて良かった。駐車場に着くと、あこに積んであった傘を取り出し、借りたほうの傘はトイレに返却。時間を見たら1時間半ぐらい経っていた。中々遊べるじゃん定山渓ダムと思いつつ、あこを温泉に走らせた。


今回のあこの燃費:10.7km/L (遠乗りでは、今までで一番悪いかも)