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大雪山初夏の花 ~白雲岳避難小屋・板垣新道編~

2012年7月1日(日)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

白雲岳避難小屋では面白いぐらいに通年通して色んな花が見られます。それが、なんか不自然な感じが少しして、人の手が入っていそうな気が若干しますが...今回はミヤマキンバイ、キバナシオガマ、チシマキンレイカ、エゾオヤマノエンドウなどが咲いていました。

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キバナシオガマ:下から上にかけて緑の葉と黄色い花の比率が変わっていく姿が美しいです。


板垣新道ではエゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ジンヨウキスミレ、キバナシャクナゲ、チングルマ、エゾオヤマノエンドウ、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレ、イワウメ、ホソバウルップソウ、キバナシオガマ、エゾタカネツメクサが咲いていました。エゾノハクサンイチゲでも花を一つしかつけないイチリンハクサンイチゲも見られました。

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イチリンハクサンイチゲ:他のより小さくて一輪しか咲いてない姿が可愛いです。

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エゾノハクサンイチゲ:朝日に茎や葉の毛が輝いてものすごく美しかったので、思わず何枚も撮ってしまいました。

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エゾオヤマノエンドウ:今回の山行の目的の花。この辺りのはあまり群落を作らずに点々としています。

大雪山初夏の花 ~北海沢・北海岳・北海平編~

2012年6月30日(土)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

北海沢ら北海岳への登りではイワブクロ(ツボミ)、メアカンキンバイ、エゾノツガザクラ、キバナシオガマ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ、ミヤマキンバイ、チングルマが咲いていました。


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キバナシャクナゲ:キバナといいつつもほのかな黄色なんですよね。

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ミヤマキンバイ:開き方がメアカンよりも控えめです。こちらのほうが安心して見ていられます。


北海平ではエゾノツガザクラ、エゾノハクサンイチゲ、エゾオヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、スゲの仲間(名前不明・黒いの)が咲いていました。北海平は荒涼とした大平原という印象でしたが初夏のこの時期はこんなに花が咲くんだなと予想外の出来事にものすごく驚きでした。エゾオヤマノエンドウは今回の山行の目的でもあったので、写真も一杯撮ったんですが、群落がすごすぎて、うじゃーと構図も何もない絵になってしまったので割愛です。

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エゾノツガザクラ:可憐な花は大好きだけど、雑種が多くて分類が難しい。これはコエゾツガザクラですか?

大雪山初夏の花 ~黒岳編~

2012年6月30日(土)に撮った花の写真を厳選してお届けします。

8合目から9合目あたりで見られたのはミヤマキンポウゲ、エゾノハクサンイチゲ、ウコンウツギ、9合目から山頂にかけてはカラマツソウ、エゾタカネスミレ、チシマノキンバイソウ、トカチフウロ、エゾノツガザクラ、メアカンキンバイが咲いていました。この日は雪渓の影響で8合目より下は花は皆無だっただけに余計に嬉しい気持ちになりました。

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カラマツソウ:白くて細い花がきれいです。

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トカチフウロ:パラボラアンテナっぽいの形が好きです。


黒岳を越えて黒岳石室までには、イワヒゲ、イワウメ、コマクサ、メアカンキンバイ、チングルマ、ヒメイソツヅジ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラなどが咲いていました。風衝地らしい草花に加えて、岩場とかで風がない場所では低木が生えています。

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イワヒゲ:岩にビッシリついてますが以外と絵になるのです。

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メアカンキンバイ:もうこれ以上ないというぐらいに花開く姿に、花が取れちゃわないかいつも心配しています。

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ヒメイソツヅジ:ボンボリが愛らしい。

大雪山系山開き <2日目 白雲岳避難小屋~銀泉台>

朝5時30分起床...かなり眠いけどお腹すいたので起き出す。ヒサゴを目指す兵庫の二人パーティはもういない。4時ぐらいに出発すると言っていたのでさもありなん。飲み過ぎたみたいでボーっとしている、さぁ、今日はどうしようかと地図をみながら検討する。結局、体力的に辛そうな高根ヶ原はやめて、緑岳から小泉岳あたりを時間掛けて散策することにする。

少し早いけど出発するかと7時前に荷物をまとめて1Fに降りたのは良いが、管理人さんにお茶を御馳走になりしばし休息...いよいよ出発と外に出たらミヤマキンバイ、キバナシオガマ、チシマキンレイカ、エゾオヤマノエンドウなど小屋の周囲の花がきれいに咲いていたので写真などを...もうテン場は数張を残すのみ。かなり出遅れた。

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緑岳に向けてようやく出発した後も、板垣新道に咲くエゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ジンヨウキスミレに立ち止まり、ようやく雪渓渡ったと思ったら、イチリンハクサンイチゲに、チングルマ、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレと花盛り。板垣分岐まで約1時間も掛かってしまった。板垣分岐に出ると急に風が強くなってきた。強い風にも負けずイワウメやエゾオヤマノエンドウ、チョウノスケソウなど低い草花が元気に咲いている。ホソバウルップソウもこの辺りのは背が低い。彩りの多い稜線を歩いて緑岳到着。緑岳の岩場を少し降りて高根ヶ原を見てみる。少し霞がかっているがきれいに見える。

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その後は小泉岳を目指してきた道を戻って行く。風衝地ということもあってイワブクロやコマクサなども目にする。途中、昨日、小屋で一緒に飲んだ男性と出会う。デジ一眼や三脚などかなり重装備...これから町内会があるので早めに高原温泉から下山すると言っていた。板垣分岐を過ぎるとチョウノスケソウが多く見られた。この花も今回の山行の目的だったりもする。これまでも見ているハズなのに、何故かこの花を写真だけが一枚も見当たらなかった。チングルマと微妙に似ているので素通りしてしまってたのかもしれない。

途中、緑岳と高根が原を見渡せる岩に腰を落ち着けて休んでいると、鳥の声が聞こえてきたのでシャッターを切った。後で確認したらギンザンマシコのオスのようだ。V1の110mm望遠端だと一杯一杯。フォーカスも甘いし、もう何枚か撮ろうかなと思っていたら、見慣れた3人パーティがやってきた。そちらに気を取られていたらギンザンマシコは何処へか...3人は、昨夜、管理人さんグループで一緒に飲んだヤジさん、ミナさん、ヨッシーさん。この場でようやく自己紹介してようやく顔と名前が一致した。ヤジさん、ミナさんは引き返して高原温泉、ヨッシーさんは銀泉台らしい。

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彼らと別れ花を堪能しながら歩いて行くと御一行様集団がやってきた。やっぱ山開きだろうなと思って先導のガイドさんに話を聞くと、やはり銀泉台から高原温泉へ向かう大雪山開きの縦走登山会だそうだ。銀泉台ルートも花が良かったそうで、コマクサ平のコマクサもすごく良かったらしい。そんなに良いなら銀泉台に降りようとこの時点で決定した。少し先を行くヨッシーさんに追い付けば車に乗せてもらえるかなと思ったけど、エゾタカネスミレやホソバウルップソウが綺麗で、写真を撮っている内に気が付けばものすごく距離が開いてしまっていた。うーむしまった...というわけでバス下山決定です。とはいうものの、ふと前方を見れば小泉岳の稜線がタカネスミレで黄色く染まっている。何てきれいなんだろう。天気も良くなってきたし、15時30分のバスまで山を堪能しようじゃないかと、気持ちが切り替わる。

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小泉岳から赤岳の稜線はエゾノツガザクラ、ミネズオウ、チングルマ、エゾタカネツメクサ、ミヤマキンバイ、チョウノスケソウ、ホソバウルップソウ、メアカンキンバイ、イワブクロなどなど種類が非常に多い。変わり種としては白っぽいメアカンキンバイ?なども咲いていた。赤岳では人が少ないなぁと思っていたら、みんな風を避けて岩陰なので食事をしている。私も彼らに倣って風のない岩陰で昼食にすることにした。

昼食後は銀泉台に向けてのんびり下山。このコースは通しでエゾコザクラが楽しめるので大好きだ。キバナシャクナゲも多くて雪渓の周りはたいてい黄色かピンクで彩られている。エゾイソツヅジやヒメイソツヅジも見られた。コマクサ平に入るとガイドさんが言っていた通りの活きのいいコマクサが数多く見られた。

コマクサ平を過ぎると雪渓が多くなってくる。第ニ花園と第一花園はまだ全面雪で埋まっている。写真はコマクサ平から第二花園に向かう途中の雪渓。こんな感じだと全然良いが、第一花園の雪渓ではちょっと足がすくんだ。軽度の高所恐怖症としては、遠くが切れ落ちているような雪渓は大の苦手だ。登りならともかく、位置エネルギーが高く摩擦係数も低いところを下るともあれば、多少二の足を踏んでしまうのは仕方がない。こんなところでと思う人はいるだろうが、実際問題、身体が勝手に恐がってるんだから当人にはどうしようもない。雪渓の先を見ないように足下だけ見てパパッとやり過ごす。

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第一花園の雪渓を過ぎたあたりの林の中でゴゼンタチバナを見つけた。林の中も夏だなぁと思って写真を一枚。ここまでくれば銀泉台はすぐなわけで、のんびり歩いて下山する。しかし問題が、こんなにゆっくり来たのにまだバスまで1時間半ぐらいの時間がある。バスを待っている人なんて誰もいない。そもそもバス運行が今日からなのだから、みんな存在自体を知らないのでは...退屈なのでコーヒー沸かして飲んだり、開けた場所まで行って東大雪の山々を見てみたりしてバス亭に戻ると、バス待ちをしていた黒岳から日帰り縦走してきた東神楽の男性と出会った。バスの出発までまだ30分近くあるが、話相手が出来て時間の進むのが早くなった。この男性も赤岳登山バスのファンで良く利用していると言っていた。銀泉台-層雲峡温泉が800円だから安いし、何より車を回してもらわなくても縦走出来るのがありがたい。詳しくは道北バスホームページ(http://www.dohokubus.com/12s-kamikawa.PDF)を見てもらいたい。宣伝しているのかって? ええ、そうです。だってこのバスがなくなったらお気軽に縦走なんてできなくなっちゃうし。

バスが出発すれば、あこの待つ層雲峡温泉まで50分ほど、早い早い...林道をものすごいスピードで駆け抜けていくバス。自分の車だと飛び石を気にしてこんなにスピード出せないので、実質、車よりも早いってのも重要なポイントです。そんなわけで層雲峡温泉に無事に帰ってきて、黒岳の湯で1日ぶりの風呂に入ってサッパリとしてから札幌に向けて帰路つきました。



白雲岳避難小屋(7:05)→板垣分岐(8:00)→緑岳(8:15←散策→8:30)→板垣分岐(8:45)→小泉岳(9:55)→赤岳(10:35←昼食→11:20)→コマクサ平(12:45)→銀泉台(13:50←バス待ち→15:30)→層雲峡温泉(16:20)


ちなみに今回も四色ピークを制覇ということで(^^)。やはり前回日帰りでやったときよりも、一泊だと余裕があっていいですね。

http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/4.html

大雪山系山開き <1日目 黒岳~白雲岳避難小屋~>

一泊で初夏の大雪に出掛けました。1日目の目的地は白雲岳避難小屋なので、少しゆっくりして朝6時に札幌を出発です。層雲峡ロープウェーのりばでは、明日の大雪山山開きに合わせて、黒岳九合目のまねき岩の紅葉をモチーフにした記念ピンバッヂ(http://www.rinyu.co.jp/uploads/fckeditor/uid000006_201206131830464a38d87d.jpg)を買いました。早速帽子につけてロープウェーに乗り込みます。天候はまずまず。リフトから頂上を眺めると残雪はほぼゼロ、周囲はチングルマが終わりかけ、早くもエゾウサギギクが咲いていたりと、数週間登ってないだけで加速度的に夏に近づいた感があります。とはいえ、山開きは明日ということもあって混雑するようなこともなく、チラホラといる黒岳を目指す一般の方々と一緒になって登っていきます。しかしながら荷物が重くてペースが上がらない。なぜかというとビールに焼酎、おつまみ用の缶詰めなど嗜好品類が大量に...自業自得です(^^;。

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途中からは黒岳石室でテン泊して足慣らしがてらに北鎮岳・比布岳まで行くと言っていた男性と一緒に登っていきます。8合目までは雪が溶けて日が浅いらしく花はまだ咲いていませんでしたが、それ以降はチシマノキンバイソウを皮切りにエゾノハクサンイチゲ、ウコンウツギ、ミヤマキンポウゲ、カラマツソウ、トカチフウロなどが咲いており、写真を撮ったりしてまたペースが落ちていきます。そんなわけで見慣れた黒岳山頂は早々に切り上げ、黒岳石室に向かいました。途中はコマクサが数株とイワヒゲやイワウメの群落が見られました。

本日の石室当番は後藤さんのはずだったのに姿が見えず、お決まりの「泊ってくかい?」っていう懐っこいセリフが聞けずに少々残念でしたが、赤石川の情報収集をしつつ昼食を取り、早々に出発です。結局徒渉も何もなくて雪の上を歩いただけでしたが、かなり嫌な感じにクラックが走っていて、来週辺りはいよいよ当りクジを引く人がいそうな印象でした。

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北海沢の徒渉も雪の上、ここから北海岳に向けて徐々に標高をあげていきます。と、文章で書いていると無機的な感じがしますが、実際は嗜好品満載のザックを背負ってヒイコラと上がっているのです。北海沢からの登りにはメアカンキンバイ、エゾノツガザクラ、キバナシオガマなどが咲いています。イワブクロはまだまだですが、特徴的な毛が最も映えるつぼみの時期が一番好きだったりします。毛のせいで花だけ微妙にピンボケな印象を受けるぐらいの頃合いが最高です。

北海岳では2人パーティが写真撮ってくれるというので撮ってもらいました。記念撮影っぽくなく管理人が歩いているのは、カメラが連写モードになってて10枚ぐらい連続シャッターが切れてしまったので、苦笑しつつ「もう十分ですよ」と歩みよっているシーンです。コンデジに慣れた人だと、さぞ驚いたでしょうけどおかげさまでいい絵に仕上がりました(^^;。

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北海岳を出発してすぐに広がる北海平では今回の山行の目的だったエゾオヤマノエンドウの群落が見れました。毎年季節を外して見れなかったので、これで思い残すことはないのです。

満足して白雲岳に向けて歩いていると格好いいサングラスした何やら見覚えのあるシルエットの人が歩いてきます。もしかしてと思って「後藤さんですか?」と声を掛けると「はい、後藤です!」との返事が...まぎれもまく石室の管理人さんです。こんなところで会えるとは...赤岳に知り合いを送って行った帰りらしいです。「今年も宜しくお願いします」と挨拶をして、「また石室にも顔出してくださいね」と...何回か話をしたことはあるものの、後藤さんが私のこと覚えている可能性はかなり低いと思いますが、こういうやりとりは嬉しいですよね(^^)。

後藤さんと別れてすぐに、旭岳から白雲小屋でテン泊ピストン予定の男性と出会って一緒に白雲岳に登りました。幻の池こそ見れませんでしたが、山頂からのゼブラの絶景を堪能できました。こんなに綺麗な白雲からの景色は初めてかもです。互いに風景を満喫しているって感じで、一言交わしては景色を眺めて...とってもいい時間を過ごせました。

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気が付くと15時近くになったので、「ボチボチいきますか」と白雲岳を後に白雲小屋を目指します。小屋の入口近くのテーブルにはちょうど管理人の有馬さんがいて「こんにちは、お久しぶりです」と声を掛けてくれました。「小屋泊りですか? 中にもう一人管理人がいますから」と言われて入ってみたら、てっきりコンちゃんと呼ばれていた小さいほうの彼と会えるのかと思っていたら見掛けない人が...あれっ、もう一人増員したのかと思っていたら、色んな人の話を聞いた限りだと彼は引退したらしい。でも写真を撮って回っているとの噂もあったので、また、どこかで会えることを期待です。

記帳を済ませると2Fへ...シーズン始めだというのに結構こんでる。いつもの場所あたりに空きスペースを見つけて移動。そこは兵庫県からの2人パーティの隣、去年の秋とは真逆で私が水をもらったお返しに、水場で冷やしておいたビールをあげたらものすごく喜んでくれた。たまたま好きな銘柄だったらしい。彼らはヒサゴ沼に一泊して天人峡ルートを降りたいとのことで、幸か不幸か私は天人峡ルートはおそらく誰より詳しいので(好んで行く人のないルートですし(^^;)、周囲にいた男性二人を交えて情報交換しつつ5人で楽しく飲んだ。

体力を使い果たしてヘロヘロになっていたハズなのに酒が入ると復活したようで、時間も17時を過ぎてくると、ほちぼち夕景を見ながらゆっくり飲みたいと思い外に出たタイミングでちょうど小屋の外で盛り上がっていた管理人さんグループに誘ってもらい、結局、消灯時間を過ぎて21時過ぎまで飲んでいた。空は晴天なれど満天の星空は望むべくもなく、かと言って悲観することもなく明るい月明かりに包まれてライトなしで快適に歩けるぐらい。こういう夜も悪くない。

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その場は一旦お開きとなり床についたが暑くて寝苦しく、深夜に用足しついでに起き出して外に...管理人の肉眼(矯正なし両眼0.1)でもわかるぐらいに満天の星空。月はどこかにいってしまったか雲の中らしい。何で眼鏡とカメラを持ってこなかったのかと悔やまれるが仕方がない。暗闇と静寂の中、涼しい夜風に酒で火照った身体を冷やしつつ、一日目の夜が更けていった。

層雲峡温泉(9:00)→黒岳5合目(9:10)→黒岳7合目(9:35)→黒岳山頂(11:00)→黒岳石室(11:25←昼食→11:45)→北海岳(13:00)→白雲岳分岐(14:15)→白雲岳(14:45←休憩→15:00)→白雲岳分岐(15:15)→白雲岳避難小屋(15:35)