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石狩はまなすの丘公園の花 ~MINOLTA AF50mm F1.7で撮影~

石狩はまなすの丘公園で咲いていた花(一部は実)の写真を厳選してお届けします。
(すべてNIKON1+MINOLTA AF50mm F1.7で撮影したものです)

石狩はまなすの丘公園では、結局、砂浜の海岸線沿いをグルっとmottiさんと同じコースを歩いてきました。途中の東屋にあった遊歩道案内図では砂浜の内側に周回ルートがあるハズでしたが、全然それらしいものはなくて、よくわからないまま砂浜を歩いたという感じでした。

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ハマナス: 大きなピンク色の花を付けます。初夏の花ですが、まだ咲いているのを見掛けました。実は甘くて美味しそう...いや実際、かなり美味しいです。1回食べたことあります。海岸線沿いで見られる株は比較的背の低いものが多いですが、札幌市内などで街路樹として見掛けるものは人間の背丈よりも高く大きくなっています。
 

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ハマエンドウ: 紫色の美しい花が咲いていました。木道の終点から更に進むと道路のすぐ近くに群落が確認できました。実はエンドウマメのようなのがなるそうです。食べられるらしいけどいっぱい食べると中毒症状を起こすらしい。うーん、食べたくない(^^;。
 

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ハマニガナ: 一目見てニガナの仲間だと思ったけど、砂の中から生えているのには驚きました。水分の少ないところに生えているだけあって、地下茎はとても長いらしい。砂浜沿いにポツポツと咲いていました。
 

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エゾカワラナデシコ: ナデシコってきれいですよね。なんというかフワフワ感が好き。野草で咲いているのって初めて見たかもです。次は山でタカネナデシコを見てみたいです。公園内でも浜でもなくて、ビジターセンター近くの道路沿いに多く見られました。

懐かしのミノルタAマウントレンズをNIKON1でフィールドテスト

NIKON1用のKIWIFOTOS製ミノルタAマウントアダプターを付けてフィールドテストに出掛けた。場所はmottiさんが先日訪れたという石狩はまなすの丘公園。まぁ、そんなわけで早速散策路に入って色々と使ってみるが、まぁ、望遠レンズ2本は非常にデカいし、重いし、画質悪いしで予想通り話にならなかった。反面、MINOLTA AF50mm F1.7は画質も良く、花を撮るのにすごく便利。

とは言え、まぁ、AFは動かないし、絞り調整は目盛なしのダイヤル操作だし、当然絞り情報がカメラ側に送られないため、カメラの露出計も使えず、自分の感覚だけが頼り。露出オーバーになったりアンダーになっりと苦労しましたが、慣れてくると結構いい写真が撮れるようになってきました。

まぁせっかくのフィールドテストなので、石狩灯台とビジターセンターを離れたところから撮影してみました。

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SIGMA AF APO 400mm F5.6: α707siで撮っていた頃はもっと綺麗な絵が撮れた気がしたが、レンズ内部が汚れているせいか、今一つな画質に...これを持ち歩く気はしないよなぁ。
焦点距離400mm、絞り開放(F5.6)、1/640秒、ISO-100
 


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TAMRON AF28~200mm F3.8-5.6 Aspherical: 保存状態は良好だったが、まぁある意味期待通りの出来栄え。色が美しくない。所詮、お手軽ズームレンズだし(^^;。これも持ち歩く気はしないよなぁ。50mmはピンボケになっちゃいましたけど。
焦点距離200mm、絞り開放(F5.6)、1/60秒、ISO-100
焦点距離100mm、絞り開放(F値不明)、1/200秒、ISO-100
焦点距離50mm、絞り開放(F値不明)、1/640秒、ISO-100
 


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MINOLTA AF50mm F1.7: これは画質も本当に綺麗だし、サイズも1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6を少し幅広にしたぐらいでコンパクトで扱いやすい。NIKON1に付けると焦点距離は135mm相当で45cmまで寄れる。NIKON1純正レンズで花を撮るのに丁度良いレンズがないので、サブでこのレンズを持って行ってもいいかなと思う。
焦点距離50mm、F値不明(中間点)、1/160秒、ISO-100
 


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1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6: NIKON1純正のコンパクト望遠レンズ。35mm判換算で81-297mmで、画質も良く、小さいけれどとても優秀なレンズです。ただ1mまでしか寄れないので花を撮るのには不便なのです。
焦点距離110mm、F8、1/320秒、ISO-100
焦点距離50mm、F8、1/320秒、ISO-100
 


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1 NIKKOR 10mm f/2.8: NIKON1で多分最も優秀な単焦点のパンケーキレンズ。35mm判換算で27mm相当の明るいレンズで風景を撮るにはうってつけ。20cmまで寄れるが、焦点距離が短すぎてボケてくれないので花を撮るには今ひとつなのです。
焦点距離10mm、F8、1/500秒、ISO-100
 


あと以前、1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6にRAYNOXの1.8xテレコンバージョンレンズを付けたこともあるんですけど、フォーカスが微妙にあわないというか妙にソフトな感じに仕上がり、色合も薄くなってかなり今一つでした。

レンズって本当に難しいですねぇ。NIKONが早く使い勝手の良いレンズを出してくれれいいんだけど、カメラ本体の発表からボチボチ1年が経とういうのにまともなレンズが出てこない。作る気がないならマウントの仕様を公表してサードパーティが作ってくれるようにして欲しいもんだけど...。

懐かしのミノルタAマウントレンズをNIKON1に付けてみる

昔、使ってたミノルタのAマウントレンズ、もしかしてNIKON1用のマウントアダプターとかあるかもと思って、ネット検索をしたら「高精度 KIWIFOTOS製 ミノルタ Minolta AFレンズ ソニー SONY αレンズ→ ニコン1 Nikon J1 V1 カメラボディ マウントアダプター 絞り操作可能」というのが見事にヒットした。結構高かったけど思わず衝動買い。で付けてみた。

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今回付けて見たのはこれらのレンズ、左から
A-Mount SIGMA AF APO 400mm F5.6
A-Mount TAMRON AF28~200mm F3.8-5.6 Aspherical
A-Mount MINOLTA AF50mm F1.7
参考にNIKON1純正レンズも並べてみます。
1-Mount 1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
1-Mount 1 NIKKOR 10mm f/2.8

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マウントアダプターはこんな感じ...中国製ということでどんな感じかと思いましたが、ただのリングではなくて絞り調整用のダイヤルもついています。仕上がりも良くて良い感じです。最近の中国の加工技術は以前とは比べ物にならないぐらい良くなっているなぁと実感します。

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MINOLTA AF50mm F1.7を付けてみた。このレンズはミノルタの純正レンズで、αで使っていた時代もお気に入りのレンズで、F値1.7と超明るいし、45cmまで寄れるし、焦点距離もNIKON1に付けると135mmと花を撮るのにものすごく具合が良さそう。

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TAMRON AF28~200mm F3.8-5.6 Asphericalを付けてみた。これ1本で広角から望遠まで対応したのでα時代は重宝したが画質は今ひとつ。正直このレンズにはあまり期待していない。NIKON1に付けると75.6~540mm相当となるけど重いので持ち歩く気がしない。

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SIGMA AF APO 400mm F5.6を付けてみた。もうコイツはボディの塗装が加水分解でドロドロになり、有機溶媒で拭いて何とか触れるようになったけど、レンズの中も随分と汚れていて正直どうなんだろうという感じ。NIKON1では単焦点の1080mm相当になるけど、こんな超望遠、三脚が有っても扱えないよ。大体何撮るんだって感じ(^^:。

ナキウサギ写真館 ~トムラウシ山登山道より~

8月15日(水)に撮影したナキウサギの写真を厳選かつトリミングしてお送りします。

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なんかモコモコしている。
撮影場所:トムラウシ公園-前トム平間の巨岩帯


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コヒオドシと共に...凛々しい表情
撮影場所:トムラウシ公園-前トム平間の巨岩帯


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ローアングルから...何でどの個体も上向いてるんだろう?
撮影場所:コマドリ沢近くの巨岩帯


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岩伝いに近くまで寄ったので警戒中。そして逃げた(^^;。
撮影場所:コマドリ沢近くの巨岩帯


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葉を食べた後、近く岩場に登り一息ついているのか?
撮影場所:コマドリ沢近くの巨岩帯

武華山・武利岳 ~前ムカから吊り尾根経由~

大雪の縦走から帰ってきてから、tarumae-yamaさんとの話題にのぼった「吊り尾根の縦走路を使って前ムカから武利岳」に行く計画...夏休み最終日で天気も良さそうだということで、前日に「明日とかどうですか?」と急な提案をして見たところOKがでた。江別東インター近くの公園で朝4時に待ち合わせて武華山登山口へ出発。早朝出発で道路が空いていたのもあり6時30分ぐらいに登山口着。準備をしてすぐに出発する。

tarumae-yamaさんは相変わらずスタートからペースが速い。こちらの身体が暖まらないうちからドンドンと進んでいく。このペースに惑わされてはいけない(^^;。ライオン岩コースと東尾根コースの分岐から少し進んだあたりでようやく身体が動くようになってきて、ペースが安定したが、とにかく今日は暑い。なんだか消耗しそうな予感がありありだ。登山口あたりは白樺林だったのが、標高1570m地点からはアカエゾマツの林に変わる。そして標高1660mではハイマツに、短い距離なのに変化に富んでいて中々楽しい。途中であった御夫婦と4人で前ムカまで行き、一緒に武利岳の眺望を楽しんだ。

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前ムカから先は地図には記されていないルート。御夫婦と別れて標高1480mの最低コルまで下って行く。シャクナゲなどの低木のブッシュが続くが踏跡は明瞭。ただ、踏跡の片側が崖になっていたりするので足を滑らさないよう注意して進む。標高1500mぐらいに差しかかったときに問題の笹薮が見えた。最初は大したことないかなと思ったが、通る人が少ないためか踏跡の判別が難しく、ピンクテープを頼りに踏跡を進むも、たまに見失ってどこを歩いているのやら。最低コルから少し登ったあたりまで笹薮は続いていて、ここで踏跡を見失ったのが辛かった。登ろうにも押し戻されて登れない。濃い笹薮を抜けた辺りでフラフラになってしまったのでtarume-yamaさんに先頭を変わってもらう。まだ朝露で濡れた笹薮を強引に突破したのでパンツもビッチョリで気持ち悪い。

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その後も低木のブッシュが続き、息も切れ切れに尾根に上がる。気持ちいい風が吹き抜ける。「稜線っていいなぁ」と心底思う。そしてここからは大好きな稜線歩きが始まる。地図上にルートのない稜線だからどれだけ険しいのかと思っていたが、ここから武利岳までは登山道と行っても過言ではないような良い状態だ。楽しみながら歩いて最後の武利岳への標高差170mほどの急坂を登ると山頂標識が見えた。

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武利岳山頂からは北見富士も近くに見える。15日にトムラウシ山から見た存在感のあるピークはやはりこれではないかと思う。昼食を取りながら山座同定を試みるが、私は北大雪は殆ど登ってないので何が何やら、tarumae-yamaさんは意外なことに山座同定自体が苦手だと話していた。帰ってから調べたら北見富士に向こう側に雄阿寒岳、雌阿寒岳、阿寒富士が見えているようだ。他にも平山、ニセイカウシュッペ、愛別岳、トムラウシ山、石狩連峰にニペソツ山...と一望できる。

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昼食後はまた気持ちのいい稜線を戻っていく。で、覚悟を決めて最低コルの薮に...行きは朝露に濡れて写真撮るどころでなかったので帰りに写真を撮っておく。帰りはtarumae-yamaさんが先頭に行ってくれたので随分と楽だし、後ろにいると随分と冷静にルートがわかるもんだと感じた。ここからの登り返しがかなり大変。標高差的に行きよりも帰りのほうが辛いし、低木が足にまとわりついて鬱陶しい。お互いに息絶え絶えに前ムカまで帰ってきた。前ムカからはtarumae-yamaさんの提案でライオン岩コースで下山する。途中、エゾウサギギク、ミヤマアキノキリンソウ、エゾウチバチソなどまだ花が残っているがリンドウ種は見られない。武華山までの稜線も溶岩で出来た痩せ尾根があったりと結構面白い。

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武華山を越えて、途中、ライオン岩の上で休憩しようということになり踏み跡を辿ってみるが、ハイマツがビッシリで岩の上に上がれない。別ルートを探して見たものの、垂直に切立った岩があるばかり。しばらくルートを探したが、それらしき物も見つからず断念することに...tarumae-yamaさんは残念そうだったが、高所恐怖症気味の私としては少しほっとする(^^;。下山途中に見えたライオン岩が本当にライオンの形に見えたのが驚きであった。



武華山登山口(6:40)→コース分岐(6:55)→前ムカ(8:10)→最低コル(8:45)→尾根取り付き(9:25)→武利岳(10:20←昼食→10:50)→尾根取り付き(11:50)→最低コル(12:05)→前ムカ(13:00)→武華山(13:30)→ライオン岩(13:55)→コース分岐(15:00)→武華山登山口(15:10)

今回のあこの燃費:14.5km/L