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表大雪周遊、紅葉と初冠雪と強風と ~当麻岳のピークまで~

朝、5時15分起床...まだ眠い。周囲はガスの中...一応、昨夜、月が何回か見えていたので、晴れることを信じて食事と準備を済ませる。3連休期間中はロープウェーは朝7時始発ということだが、6時30分から乗り場には列ができていた。6時45分の駅開館時にはかなりの列になっていた。7時の始発ロープウェーに乗って姿見駅に記帳をすませてスタート。周囲は濃いガスに包まれて沼もよく見えない。状況は悪いが時折明るくなるので晴れることを信じるしかない。裾合平のコースを歩くのは2年ぶりぐらい、出発時の気温が6℃ぐらいの中、途中のハイマツ等で濡れないか心配だったが、狩りはらわれていてものすごく状態が良い。

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裾合平にだいぶ近づいた頃、ピウケナイ第三沢川につながると思われる雪渓跡と思しき西側斜面が突然晴れた。裾合平方面もきれいに見える。でも残念なことに当麻岳の稜線上は分厚い雲かかかっていた。今日は裾合平を起点に当麻乗越、当麻岳、安足間岳、比布岳、北鎮岳、中岳とピークを5つないで一周の予定。裾合平で少し小休止して先を急ぐ。

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当麻乗越まではピウケナイ沢の渡渉があるので、昨日の雨のため、唯一の心配だっだが杞憂に終わり、緩い流れを岩伝いに楽々と調子にのって渡ったら滑ってハマった(^^;。この沢は紅葉と苔とハイマツの緑が何ともきれい。ピウケナイ沢を超えると当麻岳をトラバースして当麻乗越まで道が続く。ピウケナイ沢が作り出す断崖の上に小さな沼々が点在して美しい区間。ほどなく当麻乗越に着くと、今年登山を始めたという苫小牧の青年と出会った。彼の目的地は当麻乗越だったらしいが、まだ9:30と時間も早いので、私が当麻岳に行くことを伝えると、そこまで行ってみようかなということになった。

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しかしながら、途中、沼ノ平がきれいに見えたので写真を撮ったりしているうちに完全に置いて行かれた。稜線に出た段階で、山頂がよくわからなかったという彼が戻ってきたので、再び合流。

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しかし当麻岳の山頂はわかりにくい。途中、岩峰を右側にトラバースするが岩峰につながる踏跡らしきものはない。歩いている内に、ふと、前回登った(スルーした)時にUターンするように岩峰に続く踏跡があったのを思い出し、きっとあれに違いないということで、希望を持って、一旦、岩峰を通り過ぎ、岩峰に取り付いた。

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当麻岳の山頂、行けるところまでは行ってみたが、2012年の先人のブログではあるらしい山頂標識がない。実際もっと先に進んだ跡もあるので、もう少し奥に置いてあるかもと思ったが、断崖で且つ濡れた岩場で足場も殆どなく、そんな状況で高所恐怖症の私が進めるわけもなく、今回はここを山頂ということにしといてやろうと。少し遅れて苫小牧の彼も登ってきた。話を聞いたら大雪山系に登るのは初めてということらしく、ということは、初めて踏んだピークが当麻岳という何ともマニアックな展開になってしまったようだ。最も、管理人が大雪で初めて踏んだピークは化雲岳なので人のことは言えないが...そんなわけで、しばらく話をしながら、当麻岳の山頂で晴れを待ったみたが、予兆もないので、愛山渓に下山する彼と別れて次なるピークを目指して出発した。

ロープウェー姿見駅(7:15)→裾合平(8:40)→当麻乗越(9:30)→当麻岳(10:30)→安足間岳(11:20)→愛別岳分岐(11:25)→比布岳(11:30)→北鎮岳(12:30←昼食→13:00)→北鎮分岐(13:10)→中岳(13:15)→中岳分岐(13:25)→裾合平(14:35←ティータイム→15:00)→ロープウェー姿見駅(16:05)

旭岳温泉前夜泊

大分寒くなって来て、朝3時起きとかがキツくなってきました。今夜は当麻岳に行くため、旭岳温泉始発のロープウェーに乗るべく、旭岳温泉駐車場で久しぶりの車中泊です。天気は悪いです。時折雨が降ってますが、東川のコンビニで買い込んだ食料と酒ですっかりいい感じです。

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深夜に起きた時に雨が止んでいたので外の様子を撮ってきましたけど、深夜1時にして駐車場がこんなに埋まってます。みんな同じことを考えているようですね。時折月が顔を出しているので明日は晴れるでしょう。

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レンズ解体ショー ~SIGMA AF APO 400mm F5.6~

「懐かしのミノルタAマウントレンズをNIKON1に付けてみる」「懐かしのミノルタAマウントレンズをNIKON1でフィールドテスト」でNIKON V1につけると1080mm相当になるSIGMA AF APO 400mm F5.6を紹介したが、実際に三峰山でナキウサギを撮ってみると、レンズ汚れによるコントラスト不足が何とも深刻で、ネットを調べたら何とバラし方を掲載したブログを発見。これはやって見ようと早速トライです。

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バラしに必要な工具は色んなもので代用。吸盤オープナーなんて洒落たものはないので、100均で買ってきた吸盤付フックで代用、カニ目回しの代わりに家に転がってたアルミ板をカットして簡易カニ目回しを作って代用と...いうことでバラして行くんだけど、まぁ、出てくる出てくる。一体、何枚入ってるんだろうっていうぐらいレンズがゴロゴロ。途中文字通りにゴロっとレンズが出てきて向きがわかんなくなったり、大変だったけど、無事に解体完了。本当はまだ奥にレンズがあるんだけど、汚れの取りたかったレンズに到達したのでここで終わりです。とにかくしつこい汚れで、カビたのか洗剤では汚れが落ちなくて、ピカールやっちゃいました。まぁ、そんなわけでピカピカになりました。慎重に組み立てて動作チェック。一応、大丈夫っぽい。よし、これでまたナツキさんをコントラストのある絵で激写しに行こう(^^)。

白雲岳のナキウサギしゃん写真館

遅くなりましたが9/23(日)に白雲岳で観察できたナキウサギしゃんの写真を厳選且つトリミングしてお送りします。今回出てきてくれたのは白雲岳在住のナツキさん(適当且つ勝手に名付けた)で、表情がとても豊かで、モデルセンス抜群なのです。何か、最近、仕事がメチャクチャ忙しくてゲンナリしているけど、こういう姿みると癒されるなぁ(^^)。

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岩場からひょっこり顔を出したナツキさん。なんだかモコモコしてて可愛いのです。

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満面の笑みで岩場に立つナツキさん。手のあたりが振袖っぽくて可愛いのです。

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一変して渋い表情になる夏生さん(ありゃ勝手に漢字変換されてしまった。まぁいいや)。凛々しいです。こういう表情ってあまり見せてくれないですよね。

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でも顔を上げるとやっぱりニッコリのナツキさん。口元がプックリして可愛いです。

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ニッコリ&ノビノビのナツキさん。どの笑顔も素敵です。

食事中のナツキさん動画です。画質を1080Pに変更するとハイビジョンでお楽しみ頂けます。この後、ナツキショーは閉幕となりました。残念。
でも堪能させてくれたぁ(^^)。

イワオヌプリ ~ほんの少し色付いたニセコの秋~

今日はボチボチな天気ではあったけど、冬眠モードで引きこもるにはまだ季節が早いのでニセコに行ってみた。スーパーGTをダラダラと見てから11時30分頃に出発。時間が押しているので高速を使う。

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五色温泉への登りでキタキツネがお出迎え。餌が豊富なのか立派な体格に毛並み。大雪のキタキツネはこの時期でも痩せてる印象なのにキツネさんも御土地柄ですね。五色温泉駐車場にあこを停め、ザックだけ背負って出発する。今日はトレッキングシューズ1本...登山靴と違って軟らかくて軽いので運転もしやすいし、山道も結構歩ける。

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ニセコアンベツ川の橋を渡って本日のゆるゆる登山スタート。早速目に入ってくるニセコの紅葉も微妙なようです。アザミの他にも白い花(低山の花はよくわからない)などまだまだ花も咲いている。ここから石段を登ると登山口。爺様が先行記帳中。

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前に隊長さんのブログで見たけれど、ここの階段は本当に立派になった。きれいな上に歩きやすい。記帳をすませると後ろが急に賑やかに...高校生らしきジャージの集団が登ってくる。山頂で聞いたところによると、北海学園の剣道部の合宿で来ているらしい。午前中に練習をやって、午後は登山...若者達は元気ですな。途中にマイヅルソウの赤い実などを見ながら、低木帯を進んで行く。イワオヌプリの手前までは良かったが砂礫地に入るとルートが、訳のわからないことになっていた。北ルートはかつてトラバースだったと思ったが、現在はピークを貫いて通っているらしく、以前の記憶を便りになんの疑問もなく巻き道に入った私は途中からルートが不鮮明になり、道なき道を進むはめに...「こんなにわかりにくくなかったけどなぁ」と思いつつ結果オーライで山頂の尾根に立つ。

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大沼方面を見てみると無名峰の二本ピークの向こうに日本海が見える。ここのところ内陸の山ばっかり行っているから山から海が見えるっていうのは何か新鮮だ。イワオヌプリ山頂を踏んだ後、ついでなので1116m点も踏んでおこうと行ってみる。山頂碑のある点は高度的にはまぎれもない頂点だけど、山頂から眺めると向こう側のほうが高く見えるのは何故だろう。ここも以前、来た気がするが記憶が定かでない。踏跡は微妙ながら繋がっている。

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1116m点までは途中ピークを一つ経由する。写真はこのピークからのイワオヌプリ山頂。学生さん達で賑わっている。ここからは踏み跡不明瞭。1116m点まで行ってみたものの、景色も微妙で、正直ここまで来る必要もなかったかと引き返す。が、帰り道がよくわからなくなってしまった。ハイマツが邪魔して歩けるルートは限られている。何とか踏跡に戻ったが、帰りのほうがルートロストしやすいので要注意。

帰りは南ルートから下りるがここもなんだかルートが交錯してよくわからなくなっている。100mほど進むとペンキが出てきてわかりやすくなってきたが、北ルートとの分岐手前でペンキがなくなって訳がわからなくなる。砂礫の台地の真ん中にはもはや登山者を困惑させるしか能のない大きなケルンが立っている。以前登ったときはルート選びに苦労した記憶はなく、先行していた爺様の記憶とも随分と違うそうで、ここも大雨などでルートがグチャグチャになっているようだ。まぁ、そんなわけで以外と難易度が上がったイワオヌプリだったが、それなりに楽しんで下山した。

五色温泉駐車場(13:15)→イワオヌプリ登山口(13:25)→イワオヌプリ分岐(13:45)→イワオヌプリ(14:05←散策→14:30)→イワオヌプリ分岐(14:45)→イワオヌプリ登山口(15:00)→五色温泉駐車場(15:10)


P.S. 今回財布を忘れたのでニセコビュープラザも温泉も入れず、お腹が空いても非常食を食べるだけという...何をしにいったのかという感じ(^^;。