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新造船すずらんより

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規制ラッシュも終わってガラーンとした2F車両甲板。乗用車はあこの他2台だけ。出港は深夜1時ですが、0時15分に敦賀港に着いた段階で待ち時間なしで乗船できました。行きの2時間半の待ち時間とは雲泥の差です。

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「すずらん」のエントランスは塔のオブジェ。これもLEDで光るんですよ。ああ、あと小樽船籍のフェリーということもあってか、moriさんが記事にされていた「まゆ玉飾り」がありました。きっとこの記事を読んでいなかったら「何だろこれ??」で終わっていたと思います。

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10時27分。行きに乗船した「すいせん」とすれ違いました。洋上で船を撮るなんて機会は中々ないですから貴重な一枚になりそうです。まだ就航して半年足らずですが、こうやって見てみると所々に錆が出ていて新造船には見えませんね。「すいせん」も「すずらん」も過酷な環境の中で頑張ってると思います。

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この記事は「すずらん」のフォワードサロン、ラルクアンシェルで書いています。暖色系のカーペットの落ち着いた雰囲気の一室です。冬季航行のため、窓に鉄板が貼ってあり展望が全くないので誰も来ません。貸切状態です。ちなみに「すいせん」のフォワードサロンはベージュ調のボーダー柄で比較的シンプルです。

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16:11に竜飛岬沖を通過しました。天気が悪いので写真は今ひとつでしたが、雪の陸地が見えました。北海道側は松前町が見えていましたが、こちらは距離がある上に雲が低くてあまりはっきり絵にならなくて残念です。

現在時刻は17:00、津軽海峡の中にいます。日本海側を航行していたときは結構ゆれましたが、津軽海峡に入ってから殆どゆれなくなって快適になりました。もうあと3時間半ほどで苫小牧に到着です。

「すずらん」では窓際の寝台が取れたので、窓にGPSを置いて航路を記録してみました。陸地に近づくのは能登半島と津軽海峡だけですね。本当に最短経路で行くんですね。冬の日本海で、こんなに沖を航行していれば揺れるのも納得です。

黒滝山(広島県竹原市) ~瀬戸内海の展望台~

元々は竹原と尾道を観光するつもりだったのが、竹原で思いのほか時間を費やしてしまって尾道に行く時間がなくなってしまったので、尾道はやめて近場の黒滝山に登ることにした。あこと忠海駅前の登山口標識を頼りに進むと、歩行者通路に誘導されて少々まいったが、カーナビ地図でそれらしき場所に誘導してもらって何とか登山口に到着。登山口の駐車場は両側一車線で車4台でもういっぱいという感じ。

標高300m弱の山なので靴まで観光客スタイルで登りはじめる。山頂まで数十分ぐらいだと思っていたので、登山口標識の黒滝山1800mというのを見て少々驚いたが、登っている方に聞いたら15分で登れるというので安心する。実際に写真などを撮りつつゆっくり登っても20分ほどで山頂。

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標高の低い山だが、山頂は巨岩もあって眺望も良く、高山から眺めるかのような景色が拡がり非常に良い山だ。しばらく巨岩に腰掛けて傾いていく日を眺めながらボーっとする。山頂だけで神社が3つもある。そのひとつ出雲大社・大峯神社の祠から瀬戸内海を望む。

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岩峰の先にも何かあるみたいなので規制線を越えて行ってみる。こちらも祠がある石鎚神社のようだ。ここからは忠海の町並みと瀬戸内海が遮ることなく一望できる。写真は忠海港と海を挟んで向こう側に大久野島と大三島、丁度、これらを結んでいるフェリーが入港しようとしている。

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こちらの写真は阿波島方面の夕景。だいぶ日も傾いてきたのでぼちぼち下山する。帰りも色々と寄り道して帰る。お堂に鐘楼に鎖場等々とても面白い山だ。更に奥にある白滝山は結構距離があるようで、時間的に厳しいため断念。今度、機会があるならばそちらも登ってみたいと思った。

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帰りは途中で知り合った地元男性と話をしながら下山して、さくら堂でも30分ほど談笑。ここはたまゆらの舞台でもあるのでアニメの話や歴史の話などで盛り上がった。地名なども結構源平由来の名前がついているらしく、散策すればするほど面白い発見がありそうな街という印象を受けた。

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下山後は日も暮れたので、また竹原市街に戻ってお好み焼きを食べてから帰宅したが、町並み保存地区から見た星空が最高にきれいで一番印象に残った風景となった。都会だと空が明るくて町で星なんて殆ど見えないから、この光景はとても貴重。町並みだけでなくて、こういう環境も保存していってもらえれば嬉しいと感じつつ帰路についた。


登山口駐車場(15:20)→山頂広場(15:40)→黒滝山(15:45←休憩・散策→16:30)→円通堂(16:40)→さくら堂(16:55←雑談→17:25)→登山口駐車場(17:30)

今回のあこの燃費:12.3km/L

樹氷の聖地三峰山

大地の記憶・内地遠征版。本州で本格的に山に登るのは初めてなので、どこに行こうか迷っだが、ヤマレコの記録を見たりして樹氷がきれいで名前が私の大好きな三峰山(みうね山ですが)ということもありここに決めた。

実家からのアクセスが良い奈良側からということで、みつえ青少年旅行村からのルートから出発。ここも3本ルートがあるが、見所も多くて山頂までの距離が短いということで、不動滝ルートにする。林道をしばらく歩いて、登山道に入るとすぐに鳥居。山道に鳥居ってのが内地の山っぽい。それをすぎると10分ほどで不動滝。滝の上には鳥居の主であるお社が鎮座されている。

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不動滝からは傾斜が増すが、整備された階段道でジグも切ってあって歩きやすい。周囲は昔よく見た杉林の光景で、今でもちゃんと間伐されて木が生き生きしている。一ヶ月ぶりの登山ということもあって足取りは重いが、登るにつれて杉林が明るくなってくる。標高が高くなっているのを実感すると足取りも幾分か軽くなったような気がする。ひとまず階段道を登りきると避難小屋が見えてきた。

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屋根から煙が上がっていたので、これは蒔ストーブでもあるのかと思って覗いたら、なんと囲炉裏。国定公園内の山小屋で直火って北海道の山だと考えられない。燃料はどこから持って来たのか不明だけど、森林間伐の残骸が辺にいっぱい転がってるので、それらを使っているらしい。ともあれ先人が起こした火で暖を取る。外は-3℃だが中は快適。小屋を後にする前に、私も後から来る人達のために、燃料を調達し、くべてから小屋を後にする。

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小屋からはほどなくすると尾根。地図で見るよりも近く感じるが、国土地理院の地図から削除されたルートが多くて、今ひとつ自分の位置が掴めない。尾根から山頂に向かうにつれて樹氷がどんどんと綺麗になっていく。まるで一足早く桜の通り抜けを歩いているようだ。

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途中、木曽御嶽山ビューポイントというのがあったので樹氷と一緒に写真に撮ってみた。御嶽山までは見えないけど、正面には倶留尊山が見えていい感じだ。

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山頂着は10時40分。昼食には少し早いので八丁平に向かう。ここはその名のとおり、木々が少なく開けた稜線。途中で出会った男性は八丁平の樹氷は今ひとつだったと言っていたが何の、メッチャきれいじゃないか。

八丁平で樹氷を堪能した後は、また山頂に戻って昼食。下山時は動画を撮りつつ歩いて見る。少しでも雰囲気が伝わるだろうか? その後は下山は時間があったのと尾根歩きに興味があったので、新道ルートを歩いてみたが、尾根上でも殆ど視界も開けず、ただ長いだけのルートにやや後悔。ようやく下山したっと思ったら2km以上の林道歩きが待っていた。ここで完全後悔(^^;。今度来るときがあれば不動滝と登尾ルートで行こうと心に誓った。

例によってヤマレコに写真いっぱいアップしましたので、そちらもご覧ください。

青少年旅行村第四駐車場(8:45)→登尾ルート入口(8:55)→不動滝ルート入口(9:10)→不動滝(9:20)→避難小屋・登尾ルート合流(10:05)→三畝峠(10:25)→三峰山(10:40)→八丁平(10:50)→三峰山(10:55←昼食→11:20)→三畝峠(11:30)→新道峠(11:55)→新道ルート入口(12:30)→青少年旅行村第四駐車場(13:10)

新造船すいせんから

本日は船上からお届けします。と、いってもネットワークに繋がらないので、アップできるのは後日になりそうですが、ただいまの日時は12/29 16:41です。今、ナビ子が衛星を探し中です、あっ、見つかったらしいです。現在位置は石川県の輪島沖約20km。ずいぶんと遠くまできました。


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管理人は苫小牧-敦賀航路の新造船すいせんに乗っています。外観は旧すいせんと殆ど変わりませんが、中身はずいぶんと変わりました。

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車両甲板もピカピカです。これならあこも快適な船旅が楽しめそうです。ただ2時間30分遅れで出航したので、かなり待たされて疲労しましたが。客室はニ等設備がなくなり二等寝台になったので、二等運賃で寝台になるのはお得感があります。特筆すべきは露天風呂があることです。冬の日本海上で28ノット(時速50km/hちょっと)で航行している船の上で露天風呂に入れるとは思いませんでした。

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すいせんのエントランスは思い切った吹き抜け構造でキュービックのモニュメントがデーンとそそり立っています。これ色が変わるんですよ。なかなか洒落ているし、乗船している子供たちにも好評のようです。旧すいせんは中央部が高級感ある螺旋階段で、これもなかなか好きだったんですけど。同時就航した姉妹船のすずらんのエントランスはまた変わった感じらしいので帰りにレポートします。

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で、こんなところを通ってきました。11:46分で山形沖100kmぐらいのところでょうか、こんなに沖を航行してるんですね。佐渡島のさきっぽが見えています。試しにナビ子に実家までのルート案内をさせてみたら、「道路がありません」と文句を言われましたが、強引に佐渡島からフェリー経由で案内を始めました。なかなか頑張ってます。

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昼間に外に出てみました。山形沖100kmの海上です。いい感じに凪いだ海です。とても気持ちよく船旅ができています。小樽の水天宮様のお参り効果抜群です。これから約6時間、能登半島をぐるっと回って無事に敦賀港にに着くことでしょう。それでは、また(^^)。

小樽ウォーク 稲穂~堺町交差点

久々の小樽です。目的地はオルゴール堂でしたが、堺町周辺は混んでいて、中々あこを置ける場所がないので、稲穂まで行って駐車場にあこを停めて散歩することにしました。歩き始めると、いきなり雪がドカっと降りはじめたので、すぐさま都通り商店街に避難です。

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アーケードっていいですよね。全然濡れずに快適です。そんなわけで、都通り商店街から、続けてサンモール商店街とアーケードを抜け、さて、もうここからはアーケードがないのでどうしようかと思い、久々なので水天宮を抜けて行ってみようと、そのまま花園銀座商店街に入って進みます。途中を左に折れると水天宮の鳥居が見えてきます。

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水天宮前の石灯籠。なんじゃ、こりゃです。建物が灯籠を避けるように建ってます。もう何回も来ているのに初めて気付きました。しかし雪が多い。

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クリスマスリースで飾られた小樽聖公堂。水天宮の鳥居の内側にあるので、何だか不思議な印象をいつも持ちます。ここまでは除雪された道ですが、水天宮への階段は誰も御参りしてないみたいで、雪に埋まって大変です。かといってここから水天宮を避けて堺町に抜けるとなるとかなり大回りになるので突破します。

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さすが水の神様ということで、港が見下ろせる高台にあります。今年の正月にあこと内地に渡るので、航海の無事を祈って来ました。でも何か人感センサーらしきものが仕掛けられているらしく、私が動くと変な音がしていました。最近は神様もセキュリティーシステムに守られているようです。

ここから堺町に向けて階段を下るのですがこれが難儀。積雪40cmで踏み跡もボチボチですから、何度も転びそうになりつつ、ようやく階段を降りきるともう靴の中まで雪まみれでした。階段からは土地勘がないと迷うかもですけど5分ほどで堺町交差点です。

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というわけで到着~。お疲れ様でした。