以前にtarumae-yamaさんとH原さんに教えて頂いた情報を元に、先日の百松沢山で壊れた輪カンの修理をしました。
まずは修理前の状況ですが、こんな感じでリベットがピュッと飛び出していて、歩く度に引っ掛ってとてもいやな感じなのです。
リベットの裏側はこんな感じで所々外れています。どのリベットも耐久的に持ちそうもないので、まずは全部のリベットを外します。
リベットを全部外すとセンターのクランポンを中心に前後に別れました。クランポンはステンレスですが、それ以外はすべてアルミです。おおぅ、こんなになっていたのかと改めて感心します。
外したリベットは全部アルミ製で、みんな中央部が曲がった状態になっています。アルミリベットでは耐久的にクランポンに掛かる力に対して強度不足なんだと実感しました。
そこでアルミリベット代わりにステンレスボルトを入れることにしました。リベット穴に入る丁度良いネジということでM4×30に、緩み止めにスプリングワッシャーを噛ませます。外側にネジの先端が飛び出ていると歩きにくいのでトラスネジを使います。
外側の仕上がりはこんな感じ。トラスネジのおかげで出っ張りもなく歩きやすそうです。
トラスネジの反対側は緩み止めにスプリングワッシャーにナット1本にしました。更なる緩み止めのためナット2本にしようかと思いましたが、経験的に2本まとめて外れてしまうことが多いので、スプリングワッシャーを信用することにしました。見た目も結構美しいです。
そんな訳で修理完了。少し紐が痛んで来てますが、まだまだ大丈夫でしょう。これで、実際に歩いてみてネジの緩みなどがないか確認してみたいと思います。