今年もやって来ました広島に。瀬戸内沿岸っていいですよね。去年は大和ミュージアムとてつのくじら館を見てたら、あっという間に時間がすぎて、それ以外のところは殆ど観光できなかったので、今年は、呉の対岸、江田島にある古鷹山を登ってから、呉まで島伝いにドライブを楽しもうという算段です。
かって知ったる呉の道、今年は4時前に奈良を出て、朝8時35分発の小用港(江田島)行きフェリーに楽々間に合いました。大和ミュージアムの真裏が小用行きフェリー乗り場になっています。乗船券は船内販売なのでフェリーが到着するまで船着場でのんびり待つだけです。写真は、出航してしばらくした頃、自衛隊の港湾施設と小用8:33発の呉行き高速船が写っています。
小麗女島。ローソクのような灯台があるだけの小さな島です。船はすぐ近くを通ります。船でしかいけない、こんな小さな島にも何らかの施設があるのが、海軍の港、呉らしいなぁと思います。
そんなわけで「札幌」ナンバーのあこが古鷹山の奥小路登山口に立ちました。何か感慨深いです。ちなみにお隣さんは群馬、その向こうは長岡ナンバーです。皆さん遠くから…帰省でしょうか。
登山口から10分ほど歩いたあたり、山中右手に黒い穴がポッカリと開いています。明らかに人の手で掘ったことが伺えますがこれは一体何でしょう。昔の防空壕の名残でしょうか。昔、横須賀の町を歩いている時に、至る所に防空壕があって驚いたことを思い出しました。
分岐(CP2)を過ぎると木々のトンネルが続きます。葉も青々として夏山のようです。やはり一面真っ白な山よりも、こういう景色のほうがいいですね。
竹林もありました。昔は毎日のように見ていたのに、北海道に移った今では、一年に一回目にするかどうか…こういうの内地の山っぽくてとても好きです。
博打岩。14世紀の海賊がこの付近を拠点として船を襲撃する際の見張り場として岩の下の洞窟に住み着いて博打などをしていたとの言い伝えがあるそうです。こういう岩にも言い伝えとかがあるのが北海道とは違うなっていつも思います。ちなみに岩の下に洞窟らしきものはありませんでしたけどね。埋められたのかな。
古鷹山の376mピークです。木々に囲まれた静かで狭い空間です。二等三角点「江田島」があります。山頂にあるのに点名が古鷹山じゃないなんて、少し不思議な感じがします。
一旦、コルに下りて山頂標識のある古鷹山のもう一つのピークに向かいます。ここから見る古鷹山はとてもきれいでした(^^)。
途中、ロープ、鎖、はしごとバリエーション豊かなコースです。使わなくても登れますが、ここは気分の問題で時折利用させてもらうとしましょう(^^)。
暖かかったせいか海上が薄靄状態で遠望はあまり今ひとつでしたが、誰もいない静かな空間で瀬戸内の島々を見ながらのんびりするって何かとても贅沢でした。写真は津久茂港の方向に撮っています。残念ながら古鷹山からは呉の港湾は見えませんでした。
山頂で食べようと朝に呉のメロンパン本店で買ってきた名物のメロンパンです。何かこのアングルだとウリ坊っぽいですね。モチモチ触感のカスタードがたっぷり入っています。これ一個で結構お腹がいっぱいになります。
ご飯を食べながらのんびりしていると、 DD-105「いなづま」が入港してきました。こんな偶然ってあるもんですね。一旦食事を中断して、サンヨンをつけて三脚を引っ張り出してしばらく撮影してました。薄靄でコントラストがないため、オートフォーカスが微妙になって難しかったです。
切串港方面です。フェリーで切串港にわたり、ここを起点にクマン岳、古鷹山、376mピークを通りぐるっと一周するのがこの山域の定番のようです。時間があればそういうプランもありますが、直線距離で1240kmを経て遥々来たのに山だけで終わってしまうのも勿体無いので…そんなわけで、この後、江田島から呉までを島伝いにドライブするのであります(^^)。
ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/09chu5z)で高解像度山行写真が御覧になれます。当日のツイッターでスマホで撮影した写真もご覧になれます(http://twisave.com/suzunanami/2014/12/30?sort=asc)。
奥小路登山口(9:15)→古鷹山376mピーク(10:20←散策→10:30)→古鷹山(10:35←昼食等→11:45)→奥小路登山口(12:15)
今回のカメラ:
「Nikon D7000」+
「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」
「SONY Xperia Z1 f SO-02F」