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懐かしのα707si再起動準備 ~Minolta AF zoom 24-50mm F4レビュー等~

以前、隊長さんへのコメントでも書きましたが、最近、XF1のフィルムシミュレーション機能の影響で、今、もう一度、フジのリバーサルで写真撮ってみたら、どんな画が出てくるんだろうと興味が出てきました。

フィルムはXF1のフィルムシミュレーションで最も気に入ったアスティアを使いたかったんですが、すでに製造中止になっていたのでベルビアを選択しました。ベルビアの色味は「イメージカラー」と呼ばれていて、記憶の中の色を再現した派手な色味が特徴で、私の好みではないのです。ただ同じベルビアでもベルビア100Fは富士フィルム唯一の「リアルカラー」ということで、アスティアと似た発色が期待できるかもとこれにしました。ただ、このフィルムも製造中止が決まっていて、とりあえず5本セットを買いましたが、これを使い切った頃に販売されているかどうか微妙な状態です。ともあれフィルムは決まりました。

ちなみにカメラは35mm一眼のα707siです。「カメラグランプリ'94」を始め数々の受賞歴のある名機ですが、今となってはハードオフのジャンク箱の中でも見掛けるような代物です。2008年に妹の結婚式で使って以来ですが完動状態です。放置していた影響で、グリップがベトついたり、ミラーにほこりがついたりということで、今週はメンテに時間を掛けていましたが、おかげでだいぶきれいになりました。何だか昨年に引続き秋になる度にミノルタの機材をいじくっている気がしますが...

問題はレンズです。αを使っていた頃は競馬写真ばかり撮っていたので、「SIGMA AF APO 400mm F5.6」一本でほぼ十分な感じで、常用レンズはお手軽ズームの「TAMRON AF28~200mm F3.8-5.6 Aspherical」しか持っていませんで、このレンズは以前にはNIKON1でもテストした通り色があまり美しくないので、この機会にミノルタの純正レンズを新調(?)することに...

レンズ選びは結構難航しました。そもそもミノルタのAFレンズで広角の類いは単焦点の20mm、24mm、ズームの17-35mm、20-35mm、24-50mm、24-85mmぐらいしかないのです。画角的には17-35か20-35が欲しかったのですが、現行のソニーαシステムでも問題なく使えるということで結構人気があるらしく中古価格がかなり高いのです。どれも20年以上前のレンズですし、ミノルタ自体が統合を繰り返してもう存在しない今、ポケットマネーで楽々買える金額を予想してたのですが...

結局、キタムラで偶然見つけた「AF zoom 24-50mm F4」にしました。解像感・発色ともに良いと評判のレンズで、全域で35cmまで寄れるというのが魅力です。価格も4桁とお手頃、状態もABと良好で、キタムラの店頭であまりの状態の良さに驚いたほとでです。中古の頭数が少ないレンズなので運良く出会えたことが幸運でした。Nikon1用に中望遠として使うのも良さそうです。

早速なのでレンズの性能がどの程度なのか、近所の高層マンションを被写体にNinok1で撮り比べてきました。ついでにXF1も一緒に撮ってきましたが、かなり頑張っていることがわかります。等倍での解像度比較では「12-24」が抜けて良い気がしますが、次いで「24-50」、「16-85」と現行DX-NIKKORレンズと比較しても全然遜色ないことがわかります。フルサイズ用レンズなのでNikon1では中央部の評価しかできず、実際に35mmフィルムで撮った時にどうなるかはわかりませんが、それでもかなりの好印象を持ちました。Nikon1でMinoltaのレンズを使うときはフルマニュアルなのですが、フォーカス合わせしていて∞位置にするだけでバッチリフォーカスが合い、オーバーインフがないってなんて素晴らしいことだと改めて思いました。あとはフィールドに持ち出してフィルムでトライですねぇ。どうなることやら...


「Minolta AF zoom 24-50mm F4」、24mm(換算65mm)、f5.6、ss1/400


「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」、24mm(換算65mm)、f5.6、ss1/800


「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」、24mm(換算65mm)、f5.6、ss1/500


「Fujifilm XF1」、15mm(換算60mm)、f5.6、ss1/1000

ちなみに部屋を整理していたら、10年前以上前に撮ったと思しき未現像のリバーサルフィルムが一杯出てきたのですが、これって現像してちゃんと画がでてくると思います?「Konika SINBI」や「Kodak E100」など懐かしいフィルムがごろごろです。他にも未使用のネガフィルム「Konica Centuria400」が3本出てきました。消費期限は大幅に過ぎていますが、これって使えるんだろうか?

コメント一覧

隊長 URL 2013年10月12日(土)19時34分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

おっ。第四世代αの出動間近ですね。
α-707siは、私がカメラを販売していた頃には無かった機種だなぁー。
フォルムがカッコイイ。
フィルムですがベルビアはデジタル・エミュレーションよりもナチュラルだといいですねー。
こうなってくると、フィルムスキャナも欲しくなっちゃいませんか?(笑)
いまいくらくらいするのだろう。えっ?
いま価格.comで調べたら、ケンコー KFS-1400で8680円ですって!
3000dpiでスキャンできるようです。うっ...
これなら私の銀塩カメラも...復活させてみたくなります。

レンズですが、ミノルタ24-50mmも抜けが良いですね。
こんなに写るのですね!驚きです。
そして、スズさんが書かれているとおり、XF1って比較をすると随分と画がいいですね。
XF1、どうなってんの?素性がかなり良いのでしょうか。

10年以上前のリバーサルフィルムですか!
多分、色合いはズレているでしょうが、画は出てくると思います。
あと、私が昔やっていたのですが、消費期限を大幅に過ぎたフィルムや保存状態の悪いフィルムで意図的に撮影をすると、とんでもなく面白い写真が撮れることがあるのです。
今で言うところのシーンモードを使ったような...
意図しないコントラストが醸し出されたり、色が偏ったり(笑)。
ただし、十年とか寝かしたフィルムは経験が無いので未知数ですのであしからず。
(^o^)

スズ(管理人) 2013年10月12日(土)21時19分 編集・削除

隊長さん、こんばんは。
フィルムスキャナですか? 持ってますよ(^^;。
でもホコリのケアとかが面倒なので全然使ってません。
自動除去機能とか付いてればいいんですけどね。
あとやはり一枚一枚スキャンするのは苦行に等しいです。
今はフィルム一本分を500円程度でスキャンしてくれる業者があるので、
今回はそこにお願いしようと思っています。

ミノルタの24-50mmF4も満足のいく出来栄えで一先ずは良かったです。
XF1もすごいですよね。Nikon1が相手なら大差なく見えます。
コンデジのレベルではないです。
まぁセンサーサイズも1インチvs2/3インチですから、
順光だとこういう比較になっても不思議はないかと思いますが。

10年以上前の撮影済リバーサルはどこか安い業者を探して、
まとめて現像に出してみようと思っていますが、
何が写っているのかサッパリわからんのです。
現像に出そうと思って小物入れにしまって忘れていたものなので、
保存条件はそれほど悪くないのですが、さて何が出てくるか?
タイムカプセルみたいなもんですね(^^;。

10年寝かしたCenturiaは日常のスナップなどを撮ってみましょうか?
面白い写真になれば良いですが...
でもなぁ、ISO400の高感度フィルムで10年ってどうだろ?
全部ピンクっぽくなったりしたりして

yah URL 2013年10月13日(日)05時59分 編集・削除

おぉ、これはまた思ってもいなかったことを!
フィルムカメラですかー!
しかもレンズを新調してまで!
それにしてもオールドレンズ?の状態のいいものが、よくありましたねぇ!
これは運がいい!
24-50mmなんて、最近のレンズしか知らない僕に取っては「変わった焦点距離だなぁ」って感じます。

12-24は確かに解像度高いですね。
16-85より古いレンズなのに写りがいいのは、やはりチョット高級なレンズだからでしょうか。
前にも言いましたけど、いつか10-24と撮り比べてみたいですね。

10年以上前のフィルム、カブってる可能性があるかもしれません。
現像してみるなら1本だけ最初に試した方が無難じゃないでしょうか。

賞味期限の大幅に過ぎたフィルムも使わない方が無難かと。。。(;^_^A

yah URL 2013年10月13日(日)06時02分 編集・削除

続きです。
フィルムカメラと言えば、僕も一昨年ヤフオクでニコンのF100っていうのを買いました。
何度か使ったものの、やはり現像に出すのが面倒なので、その後全く使ってませんが、、、

それと大昔に使っていたキャノンのEOS5もまだ家にあります。

スズ(管理人) 2013年10月13日(日)13時34分 編集・削除

yahさん。こんにちは。
フィルムで風景写真を真剣に撮ったことがないので、
どんな感じに写るんだろうと思って興味が出てきて準備しちゃいました。
24-85mmってのは今でもありますが、24-50mmっていうのは変わってますよね。
レンズ探しをしていた時に知りましたが、昔のNikkorレンズでも
同じ焦点距離のがあったみたいですね。当時の定番だったんでしょうか?

ミノルタの高級レンズは型番にGがついていて通称Gレンズと呼ばれていますが、
このレンズは定価51,000円と安価で標準広角ズームの位置付けなのでしょう。
高いレンズではないですが、写りは結構良いみたいで、
現行のソニーαシステムで使う人も少なくないみたいです。
ミノルタのレンズは価格の割にはよく写るというのが私の印象ですが、
広角のF4通しでこの定価というのも今では信じられないですね(^^;。

このカメラはハニカム14点測光が売りなんですが、
順光でも被写体によっては中々適正露出になってくれなくて困っていました。
そこで今回は露出制御が優秀なNikon1を一緒に持っていって、
補佐してもらおうと思っています。
デジタルとアナログの比較も出来て面白そうですしね。

EOS5ってα707siの前年にカメラグランプリを受賞してますよね。
アイセンサーでフォーカスポイントが移動できたり、当時の最先端を行ってました。
確か友人が先にEOS5を買ってしまったので、私は別機種のαにしたのです。
何故か当時は人と同じ物を持つのがあまり好きではなかったですねぇ。
F100も良さそうなカメラですね。ファインダー視野率が100%でないのが残念ですが、
yahさんはFXレンズをいっぱい持っているので楽しめるんじゃないですか?

10年前のフィルムはそんなに綺麗な画を期待しているわけではなくて、
それに多分、撮った本人が忘れているほどですから、大した写真ではないはずで
タイムカプセル的な感じで10年前の私のアホ写真を見てみたいというか...
だから劣化してようが失敗してようが全然OKなんですよ。
そして10年後の私も10年前のフイルムを使ってアホやってみようかと(^^;。

スズ(管理人) 2013年10月14日(月)21時58分 編集・削除

yahさんが言ってた古くてチョット高級なレンズってのは12-24のことだったのか!?
文脈を見て、今、気がつきました。すみません。
えーと、多分そうです。
先日知ったんですが、NIKON初のDXレンズらしいですもんね。
気合いの入り方が相当違ったんじゃないでしょうか?

あと光学機器は設計する側も職人芸的な要素が大きいと思うので、
経験を積んだ偉大な先人達が大量退職した後に設計された最近のレンズが、
ナノクリ等の小手先技術抜きで、どれだけ太刀打ちできるものなのか、
興味深いところです。
もしかしたら古い物のほうが良いことだって...あるかもですよ(^^;。
ちなみに12-24の開発インタービューに答えていたのは
それなりに若そうな印象を受ける人でしたけど(^^;。

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