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DUNLOP「LE MANS 4」を使ってみて

以前の記事で、ロードノイズが酷いと書いたあこの新しい靴「LE MANS 4」ですが、今回、札幌から望岳台までの区間で、高速道路、一般道、ワインディングロードなど多様な道路を走行してみてイメージが結構変りました。

<高速道路>では、うるさくて耐えられないかもと心配していたロードノイズですが、ロードノイズ自体はしっかりとあるものの、オーディオも従来の音量で普通に聞けるし、新川-三笠IC間の実走行では殆ど気になりませんでした。静粛性が売りなタイヤなだけに期待感も大かったのが、前回、うるさく思えた原因かもしれません。スピードを出してもフワフワした挙動を示すこともなく、常にステアリングに適度な重さがあって操作しやすかったです。あと、道路のつぎ目などのショックもかなり軽減されていて、とても良いタイヤだと感じました。

<ワインディングロード>では、登り坂やコーナーでのアクセルレスポンスが非常に良く、低アクセル開度でもちゃんと加速するなど、エンジントルクが上がったかのような錯覚を受けました。反面、ブレーキレスポンスは大きく低下してエンジンブレーキだけでは速度が中々落ちず、慣れるまでは足ブレーキを多用するなどの状態が続きましたが、慣れてしまえばブレーキポイントを早めにして、従来と同様にエンジンブレーキで速度制御ができるようになりました。

<一般道>では、走行性能的に特筆すべき点はありませんが、やや下り勾配の平坦な道路では一度加速してしまえば、あとはノンアクセルで進めてしまうので、エンジンの燃料カット機能が有効に使え、燃費に寄与するのではと思います。

ファイル 228-1.gif

燃費性能の比較ですが上図のようになっています。このプロットは札幌-上富良野間往復(十勝岳連峰登山で往復)の際の各タイヤ毎の燃費をプロットしたものです。風や路面状況などで、どのタイヤも稀に、14km/Lに到達することがあり、データが1点しかない中ではハッキリしたことは言えませんが、今回は、今年の積雪で荒れた凹凸道路の上、渋滞や、岡山千本桜をアイドリング放置でゆっくり見てまわったりと、条件的には悪い環境において、ブルーアースの平均燃費を大きく上まわった点では期待が持てそうで、今後も引続きモニターしていきたいと思います。

写真は望岳台駐車場で雲の間から見えた青空の前で...

コメント一覧

隊長 URL 2013年05月22日(水)22時24分 編集・削除

スズさん、こんばんは。

ル・マンのタイヤレポ、面白いです。
私のサマータイヤも今シーズンでいいところまで摩耗しそうなので、来シーズンは新しいタイヤに交換する必要がありそう。
そんなタイミングでこのタイヤレポは、見ていて実に楽しいです。

そっか。エコタイヤは転がり抵抗が少ないので、慣性で走行する距離は伸びるのですね。
その代わり、ブレーキの利きが悪くなる訳ですか。
『...実に面白い』(ドラマのガリレオ風に(笑))。

ステアリングフィールもしっかり有りますか。
良く聞く話では、BSのエコピアは、突っ張った感じのステアリングフィールになるとか。
この辺りは、タイヤメーカーや銘柄の違いが出てくるところでしょうが、車重とかキャンバー、キャスターの違いとかで印象は色々と違ってくると思われ...
一概に、どのクルマにはどのタイヤが良いかは分かりませんねー。

うーん...『まるで分からない!』(これまたガリレオ風に(笑))
(^o^)

yah URL 2013年05月23日(木)11時20分 編集・削除

この燃費記録は自宅-望岳台往復を満タン方で計算したものですか?
クルマの大きさを考えると14は好燃費ですね。

ザックリ言ってほぼ同じような経路を走った結果と考えると、ルマンはブルーアースに比べると燃費はよさそうですね。
XI3は1回のみの記録なので何とも言えませんが、燃費いいですね。

僕は今まで所謂エコタイヤというものを履いた経験がありません。
どちらかというとハイグリップなスポーツタイヤばかりでした。
でも特に攻めた走りをするわけでもなし、ただの見栄の部分が大きかった。
今度リプレイスするときはエコタイヤにしてみて、どれくらい燃費が違うものか比べてみようかな?

それとひとつ聞きたかったんですけど、十勝岳は軽アイゼンだけで登れましたか?

スズ(管理人) 2013年05月23日(木)12時37分 編集・削除

隊長さん、こんにちは。

ルマン4の記事、楽しんでもらえたようで、
ちまちまとデータ整理などをした甲斐がありました。

エコタイヤも初めてというわけではなくて、
横浜タイヤのブルーアースを履いていましたが、
その時よりも全然転がり方が違います。
慣性でどんどん進んでいくので慣れないうちは怖いぐらいでした。
ブレーキの利きは街乗りの時点で薄々違いを感じていましたが、
ワインディングロードを走ってみて違いがはっきりしました。
ただ、その分、アクセルレスポンスが上がっているので、
良い印象のほうが大きかったです。

ただ、タイヤのレビューなんて車種やホイールサイズが異なれば、
全く意味がなくなるので、タイヤ選びはほとんに難しいですね。
隊長さんも来年に向けて頑張って悩んでください(^^;。

スズ(管理人) 2013年05月23日(木)12時37分 編集・削除

yahさん、こんにちは。
燃費記録は自宅と十勝岳連峰の各登山口(望岳台、凌雲閣、涸沢林道)
の何れかの往復を満タン法で計測したものです。

ルマンもXI3も1回しか計測してないので何ともいえませんが、
ブルーアースだと大体12後半ぐらいのことが多いので、
いきなりの記録に驚いています。

レビューに書き忘れましたが、
コーナリング中はトレッドパターンが独特なので、
シャーっというロードノイズがします。
オーディオを付けていると気付かないぐらいの音ですが...

エコタイヤといいつつも走りは安定しているので、
一回使って見るのもいいかもですよ。
ルマンは転がり抵抗係数A、ウェットグリップ性能bと、
比較的走行性能重視のタイヤで、且つ、高静粛性を謳っていて
あこに丁度良いタイヤじゃないかと思って選択しました。

スズ(管理人) 2013年05月23日(木)12時48分 編集・削除

十勝岳の件、書くの忘れてました。
軽アイゼンで十分でした。
沈む雪なのでアイゼン自体いらなかったかもという気がします。

アイゼンあったほうが足元が安定して歩きやすいので、
本来必要ない場面でも私は好んで着けています。

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