記事一覧

あことサロマ湖周遊その1 ~芭露水芭蕉群生地&計呂地交通公園~

今日は大雪高原温泉から緑岳ルートで白雲岳まで登って見ようということで、例によって朝4時30分に札幌からスタートしたまでは良かったが、旭川紋別道の愛別インターを過ぎた辺りで登山靴を忘れたのに気が付き呆然とする。もう距離的に取りに戻るのも不可能なので今日は登山中止。そのまま紋別道を走って3月に行ったサロマ湖あたりを周遊してみようということで、そのまま上川層雲峡インターを通過して丸瀬布方面へ。8時には前回訪れた芭露水芭蕉群生地に着いていた。

ファイル 70-1.jpg

前回と同じく季節的にもう芭蕉様でもないだろうと思いつつ、何か他の花が咲いているかもと散策する。一番目立ったのがフランスギク。北海道では至る所に群生していて、ウチの近所のごみステーション脇にも咲いているが、白い花はやっぱり美しい。

ファイル 70-2.jpg

黄色い目立つのはクサノオウ。枝豆みたいな実がなっている。日本全国どこでも見られる花のようだが、気にして見たこともないので中々に面白い。

ファイル 70-3.jpg

驚いたのは芭蕉様の葉で、半端ない数が群生している。ここまで密集しているのを見たのは初めてかもしれない。

ファイル 70-4.jpg

あこも、昨日洗ってあげたばかりでピカピカの御機嫌モード。たまには記念撮影ということで。

ファイル 70-5.jpg

前回と同じルートで計呂地交通公園に行ってみる。もう宿泊営業はやっている時期だが、
管理人さんが常駐しているのは16時~19時までのようで、鉄道資料館が見たい方は電話下さいとの貼り紙がしてある。「もちろん見たいでしょう!」ということで管理人さんに電話して見る。後でよくよく考えて見たら日曜日の朝8時30分。普通なら非常に迷惑な話であるが、「10分ほどで行きます」と快く応じて下さった。中は非常に小規模ながらも、湧網線周辺の乗車券や乗車証明書が充実しており、運行表や時刻表などお約束アイテムの他、タブレット閉塞機が2台も保存されていた。 管理人さんは鉄道にはあまり詳しくないようだが、昔、列車が着いた時にこの音を良く聞いたとタブレット閉塞機の鐘を鳴らしていた。結局、管理人さんと話をしたり展示を見るのに夢中になっていて、写真を撮るのを忘れていた。

交通公園の散策路についても聞いてみるが、この時期はあまり花もパッとしないらしい。秋にはサンゴ草の群生も見られるが能取湖のほうが奇麗だということだ。じゃぁ、「サロマ湖対岸の原生花園のほうがいいですか?」と聞いてみたら、散策するならそっちのほうがいいということで、お礼を言って原生花園に。

あことドライブ ~北北海道一周ルート 2日目~

翌朝はほぼ日の出と共に出発。結構眠れましたけど、深夜に車中の気温が-7℃まで下がって寒くて目が覚めました。0℃ぐらいまで暖気してからまた寝ました。そんなわけで少しボーっとしてしています。朝日を横目に意味もなく南下します。通勤ラッシュの紋別を過ぎ、湧別町の芭露水芭蕉群生地を散策してみました。いや、もちろん水芭蕉なんて季節的にないんですけど、何となく朝の空気を吸いたかったので。で、発見しました。鉄道林標識です。標識には中湧別の文字がありますが、場所的には旧国鉄湧網線の芭露駅近くでしょうか(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/image/train/rosen_1976_r2_1.jpg)。路盤の上に木道を敷いて散策道にしたみたいです。100mぐらいの木道ですが木道の終点からもずーっと線路幅の空間が延びて行く光景は廃線跡ならではです。

ファイル 64-1.jpg

廃線つながりということで芭露の隣、計呂地駅跡にある計呂地交通公園にも行ってみました。ここは旧駅舎と鉄道記念碑と夏場は簡易宿泊施設にもなるSL機関車C58-139番に連結された客車スハ45-6とオハ62-91が保存されています。今現在はC58はシートで覆われた状態で寂しい廃線駅という光景ですが、夏場は駅舎内の鉄道資料室も見られるようなので、また夏にでも来てみたいと思います。

ファイル 64-2.jpg

計呂地駅のすぐ傍はもうサロマ湖ということで、少し南下して展望の良さそうなところで写真をと思ったら、完全なる青と白のコントラストで分離された光景しかありませんでした。まぁ、こういうのも珍しいかと思いつつ写真を撮ってみましたが、やっぱり白と青の世界。うーん、何撮ってんだろうなぁ。真夏は水蒸気で遠景がモヤっぽくなることが多いので、その意味では写真自体はかなり奇麗に撮れてますが...やっぱサロマ湖撮るなら新緑の季節ぐらいが一番いいのかも。

ファイル 64-3.jpg

サロマ湖の後は内陸に入って温泉に向かいます。瀬戸瀬温泉か丸瀬布温泉か悩みましたが、丸瀬布は多分夏の登山帰りに行くような気がしたので瀬戸瀬温泉にしました。除雪された山道をひたすら走っていると「あれっ、ここ何か来たことがあるような..」とデジャブを感じつつ瀬戸瀬温泉到着。湯船を見た時に10年前に来たのを思い出しました。当時は全然気付きませんでしたけど、あらためて見るとこの温泉、とても贅沢な作りをしていることに気が付きました。ガラス面以外は窓枠も天井も全面タイル細工がされているんです(普通天井はコンクリート剥き出しだったりするのに)。今でこそいくつかタイルが剥がれてみすぼらしい感じがしますけど、開業当時はさぞハイカラな湯船だったんだろうと思いを馳せて楽しみました。あと、ここ温泉のお湯が汲めるみたいです。汲んでる人が何人かいました。

ファイル 64-4.jpg

ここから生田原までつながっている道道も通行禁止ということで、本当に山奥の一軒宿で静かです。1956年開業ということなので、この建物も開業当時から建っているんじゃないかと思います。正面のセトセ温泉ホテルっいう銘板も時代を感じさせますしね。こういう雰囲気が好きな人には最高のロケーションかもしれません。

ファイル 64-5.jpg

温泉につかったら眠くなってきたので、もう帰るかと丸瀬布から高速に...途中白滝から雪が降って来て、まだまだ春は遠いなぁと思いつつ帰路についた。


今回のあこの燃費:13.9km/Lだったかと(14にギリギリ届かなかったので、こんなもんだったような)

あことドライブ ~北北海道一周ルート 1日目~

2週間ほど暇ができたので、北海道をぐるっと回ってみました。札幌からはオロロンラインをひたすら北上します。特に目的地も決めてなくて、あことのんびり行けるところまで行こうというだけです。

途中、天塩川からオトンルイ風力発電所を眺めたり、上サロベツ原野を訪れてみたりほんと気の向くままです。一面雪景色です。気がついたのはサロベツ原生花園のビジターセンターがなくなっていて、豊富市街側に1kmほどのところに移転していたことです。春にはオープンするようです。

ファイル 63-1.jpg

その後、稚内温泉童夢でゆっくりした後は、稚内港北防波堤ドームを見に行きました。実はホームページで公開しているドームの写真をハードディスクトラブルでなくしてしまったので、再び撮っておこうということです。ドーム前の交差点に以前は無かった信号機ができていて、ドーム全体をうまく捉えることが難しくなってました。海は遠くまで完全なる凪で、二週間前に東北や北海道太平洋岸を襲った津波が信じられないような感じがしました。

ファイル 63-2.jpg

日が落ちてきて夕焼けが奇麗に撮れそうなので、防波堤ドームを離れて宗谷岬に移動しました。道々に見える海はほんとに信じられないぐらい波ひとつなく、本当に穏やかです。宗谷岬からはサハリンの山々が見えます。夏場ではこんなにきれいには見えないだろうなぁと思いつつ、写真を撮ります。

ファイル 63-3.jpg

宗谷岬では夕方というのもあり数人しかいません。その人も一人、また一人といなくなり、夏場はあれほど人で混雑する日本最北端の地碑もこのありさまです。あとは道の駅「マリーンアイランド岡島」まで走って食事と寝る準備です。予想通りあこは大きくて、脚を延ばして眠れそうです。

ファイル 63-4.jpg

あことドライブ ~かにめしとぬる湯と萌えプリン~

最近はどっぷりと冬眠モード。眠くて身体の動きも鈍いが、たまには札幌から外に出掛けようということで、道南をぐるっと一回りすることに。

とりあえず朝9時過ぎに札幌を出て高速で長万部まで。今日は気温が低いので、あこが汚れる心配はないかと思っていたら高速はずっとスプレー状態。もうすっかり汚れてしまった。しかも泥水が凍ってイボイボになって、あこの美しいラインが台無しに(T_T)。

ファイル 59-1.jpg

12時前に長万部着。駅の駐車場にあこを停めて「かなや」で昼食。ここでかにめしを食べるのも随分久しぶりな気がする。長万部まで来て食べるなら断然ここだ。駅弁もうまいが、カニのフワフワ感が全然違うし、同じ値段でみそ汁と御新香が付いてくる。

ファイル 59-2.jpg

かにめしを堪能した後、向かうのは青華堂。管理人が東京出張に行ったときに見掛けた「北海道発萌えプリン」なるものを作っている町のお菓子屋さん...と、思いきや住所の場所にあったのは味気ない工場の建物。あれっ?と思いつつ「こんにちは~」と声を掛けつつ入ってみると、店員さんではなく小型犬がお出迎え。とても人懐っこく入ってくるなり尻尾を振って寄ってくる。こいつは影の営業部長だなと思いつつ、しばらく遊んでいると、店員さんというよりは工員さんといった感じの白衣に頭巾のおばちゃん登場。色々と話をしつつプリンとショコラを選ぶと、その他にも販促ポスターだのクッキーだの何だか色々ともらってしまいました(^^)。(折角戴いたので帰宅してからディスプレイなどしてみました。↓こんな感じ)

ファイル 59-3.jpg

青華堂の工場を後にして向かうのは二股ラジウム温泉。ここは以前にCBで訪れたときに、雪道の坂が登れなくて断念した秘湯。あこならきっと行けるだろうということでリベンジです。と、走り始めた矢先ガソリンスタンド脇で何やらボードを掲げた人物発見。よく見ると「小 樽」と書いてあります。えっ、この時期にヒッチハイク?と思いつつ、あこを停めるとほんとにヒッチハイカーでした。後で聞いたら函館の学生さんで小樽で飲み会があるんだけど、色々考えた挙げ句、ただ行くのは面白くないというのでトライしてみたらしいです。最近の若者も以外とアクティブですな(^^;。

もちろん乗せてあげることにして、学生さんも巻き込んで二股ラジウム温泉へ。あこのおかげか雪が少ないせいか、前回何を苦労したのかわからないぐらいに楽々到着。何年越しかで到着した秘湯は、お湯はぬる目で何時間で入っていられそう。温泉の管理人がお湯の温度を測りにきたので覗いてみたら36.7℃。ぬるっ!他にも浴槽があるのだが、ぬる湯がメインなので他のは測らないらしい。湯治用途で2~3時間入る人も珍しくないらしい。浴槽で衝撃的だったのはプールと呼ばれる長さ10メートル深さ1mぐらいのものだ。プール併設の温泉は珍しくはないが、水着着用義務がなくて、しかも温泉そのものというのは初めての経験だ。思わず3往復ぐらい泳いでしまった...し、しんどい。泳ぐってこんなに体力使ったっけと?思っていると学生さんは涼しい顔をして泳いでいた(彼は水泳部らしい)。

今回のあこの燃費:12.5km/L

あこの冬道レポート 2010

ファイル 56-1.jpg

何だかすっかり冬眠モード。眠くてしょうがないが折角の日曜日なんだしと頑張って起きて、雪降ったかなと窓の外を覗いてみる。雪はまだないが天気は良さそうだ。じゃあ、雪のありそうな温泉に行ってみようと言うことでキロロ森林の湯を目指す。今日はのんびり国道5号だ。張碓に入ると雪が降り始め、いい感じだなぁと思って張碓トンネルを抜けると突然吹雪に変わり「イキナリですか」という心の叫びも虚しく雪道へ。朝里で国道5号を折れて、望洋台から国道393号に入る頃には立派な圧雪路になっていた。

あこで雪道を走るのは初めてだが非常に安定している。毛無峠あたりの直線で、毎年恒例のフルブレーキングテストをしてみると、タイヤロックせずにしばらく減速した後ABSが効いて真直ぐ止まった。タイヤは中古のREVO2だが、さすがはブリヂストンと言った感じで我慢が効くし、あこの素直なABSも好感が持てる。

あこの制動性能も把握できたことで、恐さがなくなって次第にスピードが出る。前を行く車もなくあっと言う間にキロロ着。雪の白樺林を行く道路の写真なんぞを撮りつつ、止まったついでに急発進テストもやってみる。あこの四駆システムはリアルタイムというやつで、普段はFFで前輪が滑ったら四駆になるらしい。アクセルを踏むと最初前輪が滑ってCBと変わらんなと思った矢先に後輪が効いて加速していった。「すごいな、あこ。やるじゃん!」みたいな。

スキーシーズンを外したキロロはゴーストタウンのよう。真っ白な中、ホテルピアノがドーンと建っているが、周囲に明かりもなく廃業したのかと錯覚するほど(しっかり営業してますが)。温泉は人も少なく雪見の露天風呂が貸し切り状態と中々良いお湯でした。

ファイル 56-2.jpg

帰り道も順調だったが、調子にのって前輪を少し滑らせながらトラクションかけつつコーナリングしていると、突然後ろから押されたような変な挙動になり少々恐いをした。多分、コーナリング途中でリアルタイム四駆が働いたんだろうと思う。あこの思わぬ弱点を発見したというか、FFっぽいけどFFじゃないということを頭に入れて運転しないと危険だなと感じた。

国道5号線に戻ると事故が多発していて色んな所で突き刺さってる車で大渋滞。道路はブラックアイスバーンになっていて、さもありなんという感じだが、それにしてもこんなに何台も事故起こすかと。札幌に入ると雪は全然なかったが、新川あたりであこの前を走っていた車が突然の追突。事故の瞬間のガリっていう音ってのは嫌なもんで耳に残ってしまった。通り過ぎる時に横目で見たらボンネットがくの字型に変形していて、自業自得とは言え少し可哀想になってしまった。あことは何事もなくうまくやっていきたいなと、互いに確認しつつ家路に着いた。

今回のあこの燃費:10.5km/L (今回は殆ど街乗りだし、雪道で2速3速を多用したのでこんなもん?)