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大雪山永山岳 湿っぽい花(アナタ)をフォーカスしちゃう!?

2012年7月22(日)に撮った大雪山永山岳ルートの花の写真を厳選してお届けします。

今回歩いたイズミノ沢コースは、さすがに沢沿いということでジメジメした密林といった感じで、いつもの大雪とは一風変わった草木がいきいきとしていたのが印象的でした。


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水芭蕉の葉: 早速花ではないですが、この巨大な芭蕉様の葉っぱはこのコースの名物と言っても過言ではないので外せませんでした。愛山渓の登山口を入ったあたりでいっぱいいらっしゃいます。


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エゾノレイジンソウ: 同じキンポウゲ科のダイセツトリカブトに似た印象を受ける花です。ダイセツトリカブトと違って、妙に長いのと、花がいっぱい付いてるので写真の構図決めが大変なのです。三十三曲分岐で見ました。


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モミジカラマツ: 花はカラマツソウと良く似てますが、モミジのように深く裂けた葉が特徴的で背丈も小さいですね。愛山渓登山口から滝ノ上分岐までの区間で多く見られました。


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ミソガワソウ: 色はとてもきれいなんですけど、何と言うか外観がアッカンベーをしているような感じで変わった花だなぁという印象でした。村雨の滝付近で咲いていました。


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ウコンウツギ: 今年に入って一杯色んな場所で見ているんですが、なんというか見た目も色合いも地味で写真にもうまく写ってくれなかったんですが、今回、滝ノ上分岐を永山岳方面に進んだところで咲いていたのは本当に見事だったです。クリーム色の明るい色がきれいでした。

大雪山緑岳~高根ヶ原手前 色鮮やかな花たち

2012年7月15日(日)に撮った大雪山緑岳の花の写真を厳選してお届けします。

ツツジの仲間大集合とかやろうかと思ったんですけど、エゾノツガザクラ以外にコケモモと今回紹介する2種ぐらいしか写真がなかったので「全然集合してないじゃん」ってことであきらめました。ああキバナシャクナゲもそうでしたね。そんなわけで板垣新道から三笠新道分岐に至るまでの区間で色鮮やかに咲いていた花達になりました。何枚も写真があるのに、ついつい撮ってしまう魅力ある花も多いです。


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チシマツガザクラ: とても小さい花で、遠目だと「何かな? まぁ、いっか」って素通りしてしまいそうですが、寄って見てみると赤白緑にピンクと何ともカラフルなのです。密集して咲くとすごいことになりそうですね。そんな光景見てみたいです。これはツツジ科です。1860mケルンで見ました。


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チシマノキンバイソウ: 対称的に大きな花です。花期を少しでも外すと、しおれて花弁が微妙な感じに曲がってたりするんですけど今回はパーフェクトです。白雲岳避難小屋から高根ヶ原に少し下ったあたりに大群落があります。


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チングルマ: 大雪山系と言えばあちこちで見られるこの花ですよね。この花もしおれるのが早い気がします。中でも大輪のものがあったので写真に撮りました。写真だとこの大きさが伝わらないのが残念ですね。板垣新道で見ました。


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ミヤマアズマギク: この花もカラフルです。日光の関係で紙細工みたいに見えますが、ちゃんと本物ですよぉ。結構、色んなところで見られますが、探して歩くとないんですよねぇ。この花も板垣新道です。

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エゾツツジ: 鮮やかな赤紫です。写真の株は板垣新道ですが、緑岳の稜線や高根ヶ原ルートでも目立った花です。所々にポツポツといった感じで咲いています。もちろんツツジ科です。

大雪山緑岳 根暗な花(キミ)にもスポット当てちゃう!?

2012年7月15日(日)に撮った大雪山緑岳の花の写真を厳選してお届けします。

これまで陽の光をいっぱい浴びて輝いている花ばかりをアップしましたが、今日は林の中やハイマツの影など、少し暗い場所でひっそりと咲いている花にスポットライトを当ててみました。全部、大雪高原温泉~第一花畑周辺で見ることが出来た花です。


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ミツバオウレン: その名の通り三つ葉の白い花です。ハイマツや少し高い草木の下に隠れているお茶目さんです。草を掻き分けてこんにちはしました。ここは比較的、陽が当たってますが、本当に真っ暗なところにもいますよね。


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コミヤマカタバミ: クローバーっぽい葉っぱが可愛いのです。花は残念ながら開いていませんでした。樹林帯を好むようですね。図鑑で名前を見たとき、小宮山さんが発見したのかと思ったんですけど、正解はコ・ミヤマ・カタバミですね。片喰の深山タイプの更に小さいものってことのようです。

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オオバミゾホオズキ: ラッパの形の黄色い花が特徴的でした。湿っぽいところが好きらしいですね。確かにそうでした。見晴台近くで、この子の写真を撮ってる間に蚊に何ヶ所も刺されました。オオバって言うほど葉が大きくない気がしますが...


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ゴゼンタチバナ: 丸木のステージでスポットライトを浴びたところを撮影です。今日は輝いてるよ~♪、と思ってたら雲が出てきてゴゼンタチバナショーはすぐに閉幕してしまいました。ゴゼンタチバナさんらしい一幕でした。


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ゴゼンタチバナ(緑花): 緑っぽい花を付けたゴゼンタチバナです。先程のと同じ種だと思うんですが、この緑花は、更に日の光の当たらない暗いところに生息している個体に多く見られるような印象を受けます。写真撮るにも周囲が暗くて暗くて手ブレで何枚駄目にしたことか(^^;。

大雪山緑岳 第一花畑でツガザクラ三昧

2012年7月15日(日)に撮った大雪山緑岳の花の写真を厳選してお届けします。

今回の山行で大雪高原温泉ルートの第一花畑の主役は、何といってもツガザクラでしょう。エゾノツガザクラとアオノツガザクラが共生しているので、変種、雑種も多くて、花好きな人ならば、これを見分けながら歩いているだけでも、あっという間に時間が経つことでしょう。


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コエゾツガザクラ?:全体的に色がやや薄く、毛が殆どなくてツルっとした表面をしているのでコエゾツガザクラだと思います。ざっと見た感じだと第一花畑のエゾノツガザクラは殆どこの種ではないかと思います。花の色はエゾノツガザクラ、毛のないところはアオノツガザクラゆずりに見えますので、これらの雑種なのでしょうか。


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エゾノツガザクラ(白花):エゾノツガザクラの白花です。これも花に毛が殆どないので、コエゾツガザクラの色が更に淡くなったものなのでしょうね。


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アオノツガザクラ:明るい緑が美しい花です。第一花畑の群落はものすごいです。ピンク系ののエゾノツガザクラは雑種ばかりなのに、こちらは元々の種がちゃんと残っているということは、種としてはこちらのほうが強いのでしょうか。


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ニシキツガザクラ?:一見するとコエゾツガザクラのようですが花の上側が白いのです。絞り模様が特徴的で、オレンジっぽい個体もありました。この個体は図鑑に載っていたニシキツガザクラよりも色が濃いですが、そもそも変種なので何が正しいのかよくわからない感じがします。


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エゾノツガザクラ:ここまで雑種ばかりなので板垣新道で咲いていた正真正銘のエゾノツガザクラの写真も載せておきます。色が濃くて毛がはえています。

暑寒別岳の花 ~その1~

2012年7月7日(土)に撮った暑寒別岳の花の写真を厳選してお届けします。


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シラネアオイ:5合目標識から10分ほど登ったあたりに大輪の花を見つけました。こんなにきれいな状態で見たのは初めてです。

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エゾウメバチソウ:山頂付近で見れました。白い花がきれいです。

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エゾシオガマ:山頂付近で多く咲いていました。形からしてシオガマギクの一種なんだろうと思っていたら、そうでした。白いのは初めてみたので良かったです。

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ミヤマリンドウ:まだ7月7日ですよ。もうすっかり花開いちゃって、この花が咲くともう少しで夏も終わりかあって感じで寂しくなります。いや、でもまだ夏始まったばかりだし。

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チングルマ(綿毛):ミヤマリンドウと同じく綿毛を見ると、もう少しで夏も終わりかあって感じで寂しくなります。いや、だからまだ始まったばかりだし(^^;。