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望岳台からイワウメに包まれた美瑛富士へ

もう6月も第3週、昨年に心奪われた美瑛富士のイワウメがあまりに見事だったので、今年も行ってみようと計画しましたが、気予報は微妙な感じ…多分どこかで雨に降られることを思うと、札幌近郊の山に変更しても良いかもと思いつつ、もう今週を逃すとイワウメの花期が終わってしまいそうなので、小雨ぐらいは覚悟で出かけました。結果的には、山頂までは思いの他天気が良くてよかったです。体力的にはまだまだで、山頂に到達するだけでフラフラになっていましたので、高山での鍛錬が必要なことがよーくわかりました。盛夏に向けて頑張ります。

着いてみたらあまりの晴れように驚いていたけれども、登り始めの段階で、雲の種が各々の山頂付近にできてきて、この時点からかなりいやな予感はしてたんですよね。写真は丁度、十勝岳と美瑛岳の雲がつながったところです。

雲ノ平分岐に来る頃にはボチボチの天気になってきました。写真はアナログチックでとても良い感じになったけど…

雲ノ平は咲いたばかりのエゾコザクラがきれいです。ここの群落はすごいですよ~。

時折、雪渓を渡ります。こういうの嫌いなので早くなくなってくれればいいんですけど。

美瑛岳は美しく晴れているんですが、何時まで持つことやら…この山にはこういうシチュエーションで何度も山頂到達と共にガスの中という嫌がらせのような行為を受けているので、もう見た目の天気にはだまされません。


いい感じの苔です。岩の上を完全に覆うことなくポツポツと生えている奥ゆかしさが、苔マニアにはたまらない一枚となることでしょう。

少しわかりにくいですが、ショウジョウバカマの大群落を見つけました。こんなにかたまって咲いているのは初めて見ましたねぇ。

チングルマもボチボチ咲き始めています。去年も同じ時期に咲いているのを見ましたねぇ。

美瑛富士への登り斜面には、ルートの左右に満開のイワウメ畑がひろがります。これが見たくて来たのですが、何だか息が上がりっぱなしで落ち着いて見られませんでした。今、こうして写真で堪能しています(^^;。

そんなわけで美瑛富士到着です。山頂は強風とまでは言いませんが、ここで食事にしたくないぐらいには風が吹いています。

300mmf/4に付け替えました。オプタテシケ山です。空気が湿気ってたので少しイマイチですけど、頂上に山頂標識らしきものが見えます。

対岸の美瑛岳です。こちらはハッキリと人の姿が確認できました。手持ちで無理やり撮ってるので、少しぐらいブレてるかもですが、これだけ写れば素晴らしいでしょう。

重装備で美瑛富士避難小屋から美瑛岳方面へと向かっている三人パーティ。後ほど美瑛富士に登ってくるところで出会いました。縦走だとしたら美瑛富士を素っ飛ばしても不思議はないのに「全部登らなきゃ」と言っていたのが印象的でした。

続けて300mmf/4でイワウメのクローズアップです。被写界深度が浅いのもあって、奥行きのある構図で撮ると中央部が強調されて面白いですね。

チングルマさんです。このレンズ重たいですけと、1.5mぐらいまでは寄れるので花をビシっと撮るにも向いてますね。ただ、近すぎるとオートフォーカスが誤作動してシャッターボタン半押しでもノーレスポンスのことがありました。一端、無限遠から距離を詰めていくとすんなり合います。

ズラーつ連なる満開のイワウメです。これも300mmf/4です。いや来て良かったです。

食後は一気にガスが降りてきて空気が湿気てきたので、一雨くるなと300mmf/4は絞まって16-85に付け替えて急ピッチで下山しました。写真は美瑛岳の急坂ルートの上から。この後、霧雨が降ってきます。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/aLaNAfF)で山行写真全てが御覧になれます。今回はツイッター(https://twitter.com/suzunanami)でつぶやいてません。


望岳台(8:30)→雲ノ平分岐(9:10)→美瑛富士分岐(10:50)→美瑛富士(12:10←昼食→12:50)→美瑛富士分岐(13:35)→雲ノ平分岐(14:50)→望岳台(15:15)


今回のカメラ
「Nikon D7000」+
 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
 「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」

今回のあこの燃費:集計中

今年もとりあえず上富良野岳へ ~そして上ホロカメットク山~

例年、この時期に上富良野岳に上がって三峰山行ったり、上ホロ行ったりしていますが、今年もとりあえず上富良野岳まで上がっておこうみたいな感じで出掛けました。遠望で見ている分には、随分と雪は減った印象を受けましたけど、やはり登るとまだまだいっぱいです。とは言いつつも例年並みではないかと思います。この山の本当に危険箇所がなくなって、何も気にせずに登れるようになるのは、やはり6月の第2週ぐらいからではないでしょうか? ちなみに今年の山開きは6月15日の日曜日だそうです。山開きのポスターが凌雲閣に貼ってありました。冬・春の入山届けの徹底に、こういう告知ポスターやチラチの早期展開といい、上富良野町には本当に頭が下がります。


朝、登山口についてガラーンとしている駐車場と本日分は未記入の入山届を見たときには、「え?、こんな天気の良い日に今日誰も登ってないのかい? うそだぁ!」と思いつつも、緊張感を味わいながら、誰もいない静かな山を満喫しましたが、やはりそうは問屋がおろさないようで、結局、下山時に富良野縦走組を含めて5組ほどのパーティを確認しました。予想外だったのは稜線の強風で、身体が持っていかれそうになる上に、風の通り道では小石や砂などが顔に当たって痛い痛い。たまに、こういう体験をすると山も生きてるなぁって実感します。

安政火口からぐるっとまわってくる途中のトラバースルート。まぁ、実際、この角度のところを歩いてくるんですけけど、自衛隊か、山岳会か、有志の方々かが、雪を切ってくれていて非常に歩きやすくて感謝です。

トラバースの先にある例年の難所の雪庇。ちゃんと雪がカットされていました。「おお、素晴らしいー」。誰もいないので、感想を大声で出しつつ越えます。多分、はたから見たらへんな人です、絶対に。

今日は何という空がとても美しい青なのです。それに薄いけれどもコントラストがはっきりした雲が架かってとても綺麗なんですよねぇ。やはり今日登ってよかったと思いました。この写真は富良野岳です。

夏には熊笹で覆われてしまうD尾根への直登ルート。午前中はガチガチの急坂なのですが、今日は比較的条件もよく登りやすかったです。ここから振り返って見る富良野岳もいい景色なのですが、今日は空のおかげで例年の5割増ぐらいに素晴らしいです。

D尾根まで登りきるとキバナシャクナゲがいっぱいあります。残念ながら、まだつぼみですが来週あたり、うまくすると咲くかもですよ~。この写真はtarumae-yamaさんから譲り受けたTG-620で撮りました。

そして上富良野岳の直下へと…ここから見ると全然たいしたことないのですが、一箇所、いやな斜面に雪が残っているのです。まぁ、私が通れるぐらいだから、普通の人ならスイスイでしょうが…。

上富良野岳に上がった途端に強風に晒されました。おおぅ、十勝岳らしい風…とか言いつつ、重心落としてないと持っていかれそうな上、上富良野岳には地形的に風をさえぎれる場所がないことに気づき早々に、上ホロに移動します。途中のコルでは砂や小石とか色々飛んできて痛いのなんのって(^^;。

そんなわけで上ホロ山頂です。見事に折れてます。そういえば以前に山頂標識の場所が変わったなぁと思っていましたが、この場所では早々に折れるのは何となく納得です。だってここ季節風モロだもの。以前の標識のあった場所は、断崖から数メートル離れるだけで地形の関係上、風が弱くなる絶妙な位置にあったと思います。

わーい。十勝岳です。きれいねぇ。何か作られたような青だけど、これ、別に画像処理したわけじゃなくて、今日は本当にこんな空だったんですよ。風が強いと空が青くなるとか…あんのかなぁ。そして雲が色々な形になってはすぐに消えていきます。長いバルーン型とか、円盤型、螺旋状にブーメラン、色々撮ってきたので暇な方はImageSpaceでご堪能ください。

上ホロでは、風は避けられて昼食も落ち着いて食べられたけれども、時折風に吹かれてやはり寒いので早々にD尾根まで下山してきました。午後になって気温の上昇とともに雪が腐り始めると、上富良野直下の急斜面の残雪越えの難度がより上がりそうなのも見越しての下山。案の定、一番嫌な急斜面り残雪が腐りかけていてズズっと滑ってヒヤっとしたのであります。そんなわけでD尾根で紅茶を頂きます。今日もセイロンティーですが、黒糖が入っています。我ながら変な組み合わせですが、とても美味しいですよ。

そんなわけで無事下山。いつもなら凌雲閣の温泉に入るのですが、今日は飲み仲間のライターさんが山辺の家族(http://www.yamabenokazoku.com/)に取材に行くと行っていたので、タイミングよく会えればいいなと思って山辺の家族へ。昼食が早かったせいもあって、お腹もすいたので、温泉につかった後は、小上がりで新聞を読みつつ「美瑛豚100%W麹のハンバーグ丼」を頂きました。結局、待ち人来たらずでしたが、久しぶりに紙のニュースを見ながら(何気に時間のあるときにゆっくり新聞読むのって好き)、下山後のひと時を満喫したのでありました。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/yNmMNV4)で山行写真全てが御覧になれます。今回もツイッター(https://twitter.com/suzunanami)でもリアルタイムで色々つぶやいてます。

今回のカメラ:
「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
「Olympus TG-620」

今回のあこの燃費:12.0km/L(街乗り含む。ただ空気圧そろそろチェックしとかないとな)

ダブルヘッダーで稀府岳と伊達紋別岳

全道的に晴天であれば、また十勝岳方面に行こうと思っていましたが、あいにくの天気予報ということで、伊達紋別岳に行くというtarumae-yamaさんとN氏と同行することにしました。去年は4月に伊達紋別岳と有珠山のダブルヘッダーで行ったのを思い出しましたが、いざ連絡してみると稀府岳にも登るとのことで、今年もダブルヘッダーになりました。

そんなわけで、一座目は登山道が開通して新しい稀府岳です。とても良い道で景色も素晴らしく楽しく歩けました。開削して頂いた方々には本当に感謝したいと思います。あと、GPSの記録開始が遅れて衛星を補足できなかったため、スタート位置と合わせて、ログがかなり乱れています。あまり参考にはならないのでご注意を…。

途中の廃屋に置かれているトヨタのワゴン車。これは何だろう。キャブレター車で古過ぎてわからんです。昔、私の田舎にあったコロナと似ている気がするのだけど。いずれにしても私が小学生ぐらいの時期の代物です。よくここまで残っているものです。

開放的な稜線にでました。海が良く見えます。やはり海が見える山は良いなぁと思うのです。

稜線は色々花が咲いています。これはチシマフウロですね、きっと。色味が微妙でトカチフウロのようでもありますが…。

ガマ岩展望台とN氏。晴天の海を背景に中々絵になっているのであります。

ミヤマリンドウ…ですよね。もう咲いているのか。「おい、まだ5月だぞ、どうした大丈夫か。」突っ込みたくなる感じです。低地はこんなものなんでしょうか。

稀府岳の山頂標識から50mほど奥が登山道の終点ですが、ここからは、これから向かう伊達紋別岳の稜線が良く見えます。

山頂から登ってきた稜線を撮ります。いやぁ、いい山です。労せずして気持ちよい稜線に立てるというのが素晴らしい(^^)。

山頂でtarumae-yamaさんとN氏。気持ちの良い山頂です。

tarumae-yamaさんと山頂で出会ったAさん、Yさん。結構時間は押して来ていますが、仲良く会話しながら下山してきました。というわけで稀府岳は終了です。お疲れ様でした。

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登山口(9:05)→稀府岳(10:20←休憩→10:40)→登山口(11:40)


そして本来の予定では伊達で蕎麦を食べて伊達紋別岳に行くはずでしたが、時間が押してきたので蕎麦はあきらめて伊達紋別岳に登ります。お腹すいてますが登山口で昼食食べようというtarumae-yamaさん達に、食べたら動けなくなりそうなので、丁重にお断りを入れてスタートします。

登山口の桜が見事でした。この時点ではまだ体力的にも余裕はあったのですが…。

二合目を過ぎたあたりで見たシラネアオイの白花が見事でした。白花は初めてみました。可憐です。

三合目の展望スペースから見る昭和新山と洞爺湖中の島。午後から晴れの予報が逆転して少し曇ってきています。しかしこの登山道、とにかく暑い(^^;。汗がダラダラで稜線に出るまでは風も吹かずで、かなりの不快指数です。

そんなわけで花には目もくれず一目散にいっぷく広場まで来ました。ここで食事にしようかという話でしたが、やはり、食べたらこれからの稜線が歩けなくなりそうで、軽快なうちに山頂を目指そうと、食事する二人を置いて単独で伊達紋別岳を目指します。

稜線からはさっき登った稀府岳が格好良く見えます。そして、稜線に出たら出たで風が気持ちよくて、走るように伊達紋別岳を目指して進みます。

そして、その見事な稜線を見下ろせる高台から一枚です。んー、いいですねぇ。足取りが一気に軽くなります。

前紋別岳を過ぎたあたりで、犬と一緒に百名山を目指しているという仙台の男性。もう70座登ったそうです。何だか楽しそうですねぇ。

そんなわけで伊達紋別岳山頂です。今回も雲が多くて少し残念です。ただ風景的には立体的な空が撮れてこれはこれで非常に良いなぁと思うわけです。

前紋別岳で出会ったD800を持った男性が広角持ってないとのことでしたので、DXの12-24mmがフルサイズでどこまで蹴られずに写るのかも興味があって貸したお礼に、私は「AF-S Nikkor 58mm f/1.4G」を借りました。おそらくこういうレンズは開放側のほうがいいかなと思ってf4で撮りましたけど素晴らしい写りです。D7000だと換算87mmになります。ちなみに12-24はフルサイズで18mmまでは見事に蹴られましたが、20mmだと一応は撮れました。どんな写真に仕上がったのかわかりませんが…DXレンズも中々使えるじゃんと、その場では思ったしだいです。

同じく「AF-S Nikkor 58mm f/1.4G」で伊達の市街地を撮ります。もう少し大気中の水蒸気が少なければ、もっときれいに撮れると思うんですけどねぇ。D7000に中望遠の単焦点を付ける機会もないでしょうからとても面白かったです。

下山時は花を撮っております。tarumae-yamaさんが結構花の位置を覚えていてくれて、場所を教えてもらいながら撮りました。これはアズマギクですね?

そしてミヤマエンレイソウ。結構たくさん咲いていました。そんなわけで下山です。帰りは登山口近くで膝が痛くなりました。今の段階では、まだ15kmぐらい歩くのがいっぱいみたいです。帰りは大滝村の温泉に寄って帰りました。しかし、この時期の二座は堪えます。今も足が痛いです(^^;。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/9AK2NpG)で山行写真全てが御覧になれます。今回もツイッターでもリアルタイムで色々つぶやいてます。

太陽の園駐車場(12:05)→七合目いっぷく広場(13:00←休憩→13:05)→前紋別岳(13:30)→伊達紋別岳(13:45←昼食→14:30)→前紋別岳(14:40)→七合目いっぷく広場(15:05)→太陽の園駐車場(15:50)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
「AF-S Nikkor 58mm f/1.4G」

あこはtarumae-yamaさんちでお留守番です。

望岳台から恒例の十勝岳登山

実は一昨日にだるい上に鼻水が止まらなくて医者に行ったばかりなのですが、快晴の予報に家でじっとしているわけにもいかず、昨日は早めに準備を済ませて、夜8時に就寝、山小屋か(^^;って感じですけど、とにかく思いっきり寝ましたとも。そんなわけで本日の体調は幾分か良好で楽しんで山登りができました。やっぱ、ここを登っとかないと自分の中で夏の登山シーズンが始まったという気がしません。午前中は雪も締まっていてアイゼンなしでも丁度良い感じでしたが、帰りは気温の上昇とともに一気に腐り始めてきました。そんなわけで病み上がりの上に、体力不足で結構フラフラになりながらの山行でした。

望岳台から清清しい気分でスタートを切り、雪と夏道半々ハイキングコースを登ってきました。30分後休憩中、縦列で三人パーティが登ってきます。こういう風景って絵になりますね。

大半の人たちが直登ルートを取る中、私はと言うともちろん楽チン夏道です。少し雪を迂回したりする必要がありましたが、1720m標識の手前あたりまでは夏道で繋いで行けました。

途中、夏道から大正火口を見ます。少し流れてますが噴煙も穏やかです。このあたりはほぼ無風で暑くてしょうがないのですが、時折、癒しのそよ風が吹いてくれます。

地球は丸かった。そんなことを連想させるようなすり鉢の淵の曲線です。ここは標高1720mこの向こうにはすり鉢火口が大穴を空けて待っています。

見慣れたでしょうが、やはりここからの一枚ははずせないのです。こここそ十勝岳の王道を行く風景でしょう。

そんなわけで山頂に着きました。今年は十勝岳の肩を経由して登ってきましたが、もう足が上がらないのに、息は上がりっぱなしで、疲労困憊なのです。ここで準備万端だったはずなのに重大な忘れ物に気づきました。箸です。おおぅ、カップめんが食えんではないかとお湯を入れてから、どーしよ、こーしよと思案しつつ、カップめんの蓋を丸めて即席箸(一本しかないけど)を作ってみましたが、これが結構いけるじゃん。そんなわけで、無事に食事もできました。

山頂から眺める平ケ岳のゼブラ模様には少し遅かったようなので割愛するとして(image spaceとヤマレコには掲載しますが)、定番の富良野岳の写真を載せておきます。ここから見るこの稜線の風景がとても好きなのです。

下山時はショートカットしてグランド火口を突っ切ります。雪がズブズブに沈んで下りなのに結構体力を消耗しました。広角レンズでこの火口で撮るのは初めてなので、期待してたんですけど、何かただの大雪田にしか見えませんね。ちゃんと写ってんだけどねぇ。

雲ノ平分岐付近で休憩です。ティータイムは大事にしないとねー。器はポットの蓋ですが本場英国のセイロンティと、これまた英国生まれのキットカットをアイスにして頂きます。

休憩中に下山する人たちを撮ってみます。ぐぐっと大胆にフレームを下げて立体感のある構図になりました。今回、撮った写真で一番気に入ってるっぽい。

ここからは少し写真で遊びながら降ります。おおぅ、ハイマツさんが除雪機のように何か白いものを吐いてますぜ。


そして、今回も、スキマ愛好家達に送る一枚を撮っておきました。旭岳を正面に華麗なるスキマを演出しているのはハイマツさん達です。中々の役者ですなぁ。

そしてこの季節ならではの新緑と雪のグラデーション。何か適当にシャッター切っただけなんだけど、後で見たら意外と良い。

そして下山後はいつもの「山辺の家族」で温泉です。入るやいなや熱烈歓迎してもらっちゃいました。温泉に入って、少しゆっくりしたくて今日は白玉アイスにしました。他にベリーにアイスもありましたけど、はやり運動した後はこっちでしょう。あずきの甘さが身体に沁みます。うまいですねぇ。花みたいなデザインも可愛いのです。そんなわけで、小上がりでゴロゴロしつつ、新聞読みつつ、アイス食って完全復活です。その新聞記事で、今日を最後に江差線が廃線になるらしいと知って、少しショックを受けました。江差線はまだ乗ったことなかったんですよねぇ。また一つ北海道から線路が消えてしまいますねぇ。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/5NKbRpR)で山行写真全てが御覧になれます。今回からツイッターでもリアルタイムで色々つぶやいてます(山と関係ない、つぶやきのほうが多いけど(^^;)。


望岳台(7:40)→白銀荘分岐(8:10)→雲ノ平分岐(8:35)→1720m標識(9:45)→十勝岳(10:50←昼食→11:45)→グラウンド火口(12:00)→雲ノ平分岐(12:30←ティータイム→12:45)→望岳台(13:30)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

今回のあこの燃費:14.2km/L
(やはりエコタイヤ素晴らしい。ちなみに、昨年、身を持って体験したんだけど、エコタイヤも空気圧下がるとエコじゃなくなる(^^;。まめに空気圧はチェックしようね)

JRとバスで和宇尻山

昨日は快晴にもかかわらずグッタリしていましたが、今日までグッタリいているわけにも行かず頑張って起きて和宇尻山に登りました。お隣の春香山は内地から登りに来る人もいるぐらいに有名な山なのに、和宇尻山は何故か殆ど登っている人がいません。ただ、昨年訪れて、その眺望の良さに魅了されてしまい、今年も行きたいと思っていたのですが、ネックは駐車場がないことなのです。桂岡砂防ダムへの私道林道は、もうゲートが開放される気配がなく、その手前にある浄水場の広場も柵が施されて、もうどうしようもないため、今年はJRとバスで移動しました。

結果としては、雲ひとつない晴天に恵まれて楽しい山行になりました。計画当初は、和宇尻山の後、コル経由で春香山に登ろうかと考えてましたが、時間的に余裕がなかったのと、何より疲れたので行きませんでした。下山でもかなり消耗したので春香山に行かなかったのは正解でした。まだまだ体力的にはプアですね。頑張らないとです。

朝、最寄駅からJR普通136Mに乗り込み銭函着が8:36。銭函浄水場行きのバスの始発が8時48分と少し時間があるので海を見てきました。山もいいけど海もいいもんですよね~。

桂岡の住宅街にある登山口から登ります。この時期にここを通るのは初めてなので、途中、沢を巻いたりするところがあるのが不安だったのですが、予想的中で、積雪の足場が少なくて少々緊張感のある沢巻きでした。写真からは全くと言っていいほど緊張感が伝わりませんが。

こんなだだっ広い林道を進んで行くわけですが、快晴の無風状態で太陽が照りつける中、4月にして熱中症になりかけました(^^;。私、帽子って蒸れるので好きじゃなくて被っていなかったのが原因なんですが…帽子を被ると一気に回復しました。

途中、楽チン林道と夏道と冬道を使ってショートカットしつつ、尾根に出ると正面に春香山が見える定番の風景が顔を出します。ここから見る春香山は大好きなのです。右側に見切れているのが目指す和宇尻山です。ちなみに、ここから見る和宇尻山は美しくないです(^^;。見たい人はImageSpaceか山レコでどうぞ。

和宇尻山へはモービルのトレースが薄っすらと残っていたのでたどりました。途中でダケカンバの影がいやに立体的に見える光景に出くわしました。木から落ちた雪と影がちょうど重なっているのです。折角の景色なので神社の敷居をまたぐように通過します。

和宇尻山の山頂の絶景ポイントで昼食にします。山頂はもちろん誰もいません。こんなにいい景色があるのに登る人が殆どいないなんて不思議な山です。でもいいのです。この景色独り占めですから(^^;。

食後に山頂を散策してたら音叉のように二股に分かれたダケカンバの間から手稲山のアンテナが見えるポイントを見つけました。こういう隙間から見える景色が好きな人、いましたねぇ。私も好きですが…

遠くに定山渓天狗岳も見えます。まだ未踏ですが、残雪期はキツいし、夏は大雪・十勝連峰に行っているので登ることはない気がします。

和宇尻山のウィークポイントは海に近いわりに、海の風景が今ひとつなところなので、下山中に海の絶景ポイントを探しながら降ります。写真は正面に樺戸の山々が見えています。他に暑寒別が正面に見えるポイントとか探せば結構あるものです。

下山は砂防ダム経由で降ります。砂防ダム近くの林道は雪がなくなっているところがあり、もしかしたら福寿草が見れるかもと思って探していたら、局所的に数株ほど咲いているのを見つけました。いやぁ、何も考えずに歩いていたら見過ごしていたところでした。

下山後のバスがちょうど良い時間になかったので、とりあえず歩いて銭函駅を目指します。桂岡といえば道内最古の老舗花月堂の御膝元ですので、工場横のラルズでお土産に買っていきます。ここのお菓子目新しさはないけれど美味しいんですよ~。以前は札幌でも買えたみたいですが、会社が民事再生手続きで大変なことになったみたいで、今は桂岡の他、小樽圏の一部の店舗でしか買えないのです。

銭函駅まで歩いてきました。疲れました。歩いている途中に目にした駅前の「ガトーフレール」というケーキ屋さんの看板にあった「もちもちチーズ」というのが気になって、行ってみたら完売でした。おおぅ、人気メニューっぽい。反面、似たものメニューの「もちもちイチゴ」は全然売れてないっぽい。しょうがないのでレアチーズケーキなどをいくつか買って帰って、今、ビールを飲みながら食べています。ビールとケーキってあいますねぇ。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/WntNnFA)で山行写真全てが御覧になれます

銭函浄水場バス停(9:00)→桂岡登山口(9:05)→下土場(10:10)→土場(10:25)→和宇尻山(11:30←昼食・散策→12:05)→土場(12:45)→下土場(12:55)→砂防ダム(13:40)→銭函浄水場バス停(13:50)→ラルズ桂岡店(14:05)→JR銭函駅(14:30)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

P.S. GPSログが17km超えてるんだけどマジか!