Nicon V1のフィールドテストを兼ねて、午前中の晴れ間を狙って小林峠から藻岩山ルートを歩いて来ました。山歩き自体も昨年の12月3日以来ということで、板についてきたゴロゴロ生活のおかげで、かなり太ったようでトレッキングパンツのウェストがキツイ。2cmほどベルトをゆるめて出発です。
この季節に小林峠ルートを歩くのは2年ぶりぐらいで、体力が衰えている中、少々緊張気味にスタートです。昨日ドカっと降ったのもありますが誰も歩いてません。勝手知ったるコースですが、かすかに残る先人の足跡は394mピークの北側をトラバースするような向きに進んでいます。やはりピークを繋いでいきたい管理人としては、途中から先人の足跡を外れて我が道を進みます。しかしこれがかなりつらい。管理人愛用の輪カンジキのいいところは雪に先端部を突き刺して登れるところですが、雪がフカフカで突き刺したところで、崩れては沈み、崩れては沈みを繰り返します。300mの尾根に到着した頃にはすっかりフラフラです。ようやく辿りついた尾根も雪庇が発達して階段上になっていて、何だかとても大変です。ここらで先人の足跡を発見しましたが、残念ながら人ではなくてキツネです。
とは言え尾根まで出てしまえば雪がしまってとても歩きやすいです。写真(上)は394mピーク手前です。誰も歩いた形跡がないですね。奇麗な雪原に自分の足跡をつけて登っていきます。ここらあたりで異変に気がつきました。以前に訪れたときはコバワールドスキー場からのリフトのポンポン音が聞こえていたのですが全くの静寂です。スキーヤーの姿も皆無で閉鎖されているようです。お隣の蟠渓は盛況なのに何故?という気がしますが、私自身スキーしなくなって随分と経つのでしょうがないのかもしれないです。
北の沢方面の景色も奇麗です。遠くには恵庭岳も見えました。藻岩山のレピータもバッチリです。天気予報では午前中ギリギリ持つかという感じでしたが結構頑張ってくれています。しかし南側から雲行きが怪しくなってきています。天気を気にかけつつ、とりあえず先に進むことにします。所々で雪が軟らかくてズボっとはまったりしつつ進みます。406mピークからは青空の札幌市街が見えました。ここらでいよいよ南天の雲行きが怪しくなってきました。あとは倒木地帯を抜けて旭山コースに合流して、いつもの山頂までのルートということで、特にめぼしい被写体もないだろうということで、ここら辺りで引き返すことにしました。
あとは世界の名峰よろしく無事に帰ってきたということで...でV1なんですが、すっかりコンデジに慣れきっていたので、電源のON/OFFがはっきりしない印象を受けました。だって電源入れてもレンズ動かないし(当たり前ですけど)、電源入ってんの?みたいな。あと、モードダイヤルがゆるいですね。カメラバッグから出して撮影したら、撮影モード変わってたみたいな...気がついたら動画になってたり、スマートフォトセレクターになったり。その他はものすごく使い勝手も良くて、AFもSP-550UZでは空を撮ったりするとフォーカスが無反応で合ったのか合ってないのかさっぱりわからなかったのが、雲に合わせてくれたりとか好感触です。まぁ、そんなわけで、この娘とも長い付き合いになりそうです。
小林峠(9:00)→394mピーク(9:30)→406mピーク(10:05)→394mピーク(10:35)→小林峠(10:55)