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暑寒別岳 ~不本意ながら体力測定登山~

管理人の相性の悪い暑寒別岳、晴天予報も出ていることだし、今回こそ大丈夫だろうと行ってきました。極限られた巷では体力測定登山というのがはやっているようですが(^^;、そんなのは私のスタイルではないと思っていたのに、今回虫に煽られて不本意ながらやっちまったです。

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暑寒荘のまわりは微妙ですが晴れています。しかし山頂方向はモクモクの雲が...うーんやっぱり暑寒とは相性悪いなぁと思いながら出発です。この時期は虫が酷いという話だったので、蚊取り線香や虫除けスプレー、虫除け剤などひっぱり出してきました。夏に低山に行くことがなかったので、どれもこれも3年ぐらい前のやつです。蚊取り線香は結構効いているようですが、止まると虫が寄ってきます。いや~な感じです。しかも片道10kmを考えると樹林帯はとっとと抜けておこうとペースをあげます。3合目辺りからは山頂が見えます。なんだか今回は大丈夫そうな感じです。

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しかし暑い。佐上台から先は樹林帯の中の連続した登りでもう蒸し蒸しです。途中でフラッと来たので何回か休みつつ登っていきます。5合目までに一組の夫婦を追い抜きました。後に、この御夫婦には非常に御世話になるのです。5合目から少し登るとシラネアオイが咲いていました。丁度、見頃です。こんなに綺麗な状態を見たのは初めてでした。

ダケカンバの林を抜け、ロープ場を越えてハイマツ帯に出る頃にはもうボロボロです。7合目を越えてようやく滝見台です。前回来たときのタイムを記録してないので、写真のタイムスタンプを見て比較できる3合目と滝見台のタイム比較をして見ました。殆ど変わってない。むしろ今回のほうがコンディション悪くて途中の小休止を考えると体力的には向上したのか?

前回:2007年9月30日 3合目(8:46)→滝見台(10:04) 1時間18分
今回:2012年7月07日 3合目(9:17)→滝見台(10:34) 1時間17分

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滝見台を越えて扇風岩までの間に巨岩あったので、そこでいよいよ本格的に休憩です。ここは虫も少なくてゆっくりできました。しかしながらここで持ってきた蚊取り線香が燃えつきてしまいました。もう8合目だから大丈夫だろうと思っていたが、この考えがあまかった。8合目から雪溶けから日が浅いせいか、ジメジメした地帯が続き、蚊、ブヨの大群が待ち構えていたのです。そんなこととは知らない私は扇風岩に張りつくチシマギキョウをきれいだなぁなどとのんきに観察していましたが、ここから先、低木の樹林帯に入ると、蚊、ブヨの大群の攻撃を受ける始末に...まるで坊ノ岬沖の戦艦大和のようです。ちょっとでも止まろうもんなら、装甲板(服)を突き抜けてブヨの針がチクチク差してきます。蒸し蒸しする中、虫の攻撃を受けて蓄積する一方の疲労を抱えてイライラが最高潮に達しますが、特攻あるのみです。最後のロープ場を越えるとようやく開けた台地に出て、もう山頂はすぐ傍にあることを予感させます。

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あとは快適な稜線を山頂標識まで歩くのみです。途中で御年配にお会いしましたが、やはり虫が多くて休めないのが辛かったと言っていました。稜線の向こうには大きなケルン、そこが山頂と思っていたら違うようで、更に虫のいそうな低木の林を越えたところにお社と山頂標識がありました。ここまで3時間25分。山渓のコースタイムを1時間近く上まわって到着です。ああ~疲れたぁ、今回は少しガスってますがちゃんと視界があります。まぁ、私と暑寒別の相性を考えたら上出来だろうと...南暑寒岳もバッチリです。

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昼食後は花を見ながらのんびり下山します。山頂付近にはタカネトウウチソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマオグルマ、チシマギキョウ、ハクサンチドリ、エゾシオガマ、ウメバチソウ、ミヤママズマギク、マルバシモツケ、レブンサイコ、トカチフウロ、エゾツツジ、マシケケンゲ、マシケオトギリ(ハイオトギリ?)などなど...まぁ種類の多さはすごいです。驚いたのはまだ7月になったばかりなのにミヤマリンドウが咲いています。あとエゾノハクサンイチゲは既に散り、チングルマが綿毛に...先週に大雪で満開の花を見てきたばかりなのに「もう綿毛かい!」...季節が1ヶ月以上早い感じがします。

山頂付近の花を堪能した後は、再び虫の待つ地帯に突入です。登りで虫の攻撃を受けつつ、花のある箇所はチェックしていたので、素早く花の写真を撮っては移動していきます。ウコンウツギやフギレオオバキスミレ、カラマツソウ、サンカヨウ(一部は実になってる)、リンネソウ、ミツバオウレン、ミヤマホツツジ、マイヅルソウなどなどです。他にも多数咲いてますが、種類がよくわからないので割愛です。

ここでポケットに入れていたグローブ(暑いから脱いだ)がないことに気がつきました。まだ全然使えるのに手痛い出費だなぁと思っていたら、行きに追い抜いた御夫婦と出会ったときに、何と拾ってダケカンバの枝に掛けておいてくれたというではありませんか。いやぁ、ありがたやありがたや。ということでダケカンバの枝に掛かっていたグローブを無事に回収しました。その後は、汗だくで気持ち悪くて早く温泉に入りたくなって、また駆け足モードで下山していきました。

温泉は岩尾温泉あったま~る...食堂が11~15時営業に短縮されていました。御飯食べられなくてショックです。あと帰ってから身体がかゆいのなんのって...幸いブヨには刺されなかったみたいだけど、顔と両腕と両足共に数ヶ所ずつ刺されたようで(T_T)。もう、しばらく虫の多い山は遠慮したいです(^^;。花の写真はまた後程アップします。


暑寒荘(8:20)→佐上台(9:05)→5合目(10:00)→扇風岩(11:00)→暑寒別岳(11:45←昼食→12:20)→扇風岩(13:55)→5合目(14:45)→佐上台(15:20)→暑寒荘(15:50)


今回のあこの燃費:14.9km/L (一般道利用としては今までの最高記録です。ここまで走ってくれるとほんとに嬉しいです。ご褒美に洗車でもしてあげましょうか(^^))

大雪山系山開き <2日目 白雲岳避難小屋~銀泉台>

朝5時30分起床...かなり眠いけどお腹すいたので起き出す。ヒサゴを目指す兵庫の二人パーティはもういない。4時ぐらいに出発すると言っていたのでさもありなん。飲み過ぎたみたいでボーっとしている、さぁ、今日はどうしようかと地図をみながら検討する。結局、体力的に辛そうな高根ヶ原はやめて、緑岳から小泉岳あたりを時間掛けて散策することにする。

少し早いけど出発するかと7時前に荷物をまとめて1Fに降りたのは良いが、管理人さんにお茶を御馳走になりしばし休息...いよいよ出発と外に出たらミヤマキンバイ、キバナシオガマ、チシマキンレイカ、エゾオヤマノエンドウなど小屋の周囲の花がきれいに咲いていたので写真などを...もうテン場は数張を残すのみ。かなり出遅れた。

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緑岳に向けてようやく出発した後も、板垣新道に咲くエゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ジンヨウキスミレに立ち止まり、ようやく雪渓渡ったと思ったら、イチリンハクサンイチゲに、チングルマ、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレと花盛り。板垣分岐まで約1時間も掛かってしまった。板垣分岐に出ると急に風が強くなってきた。強い風にも負けずイワウメやエゾオヤマノエンドウ、チョウノスケソウなど低い草花が元気に咲いている。ホソバウルップソウもこの辺りのは背が低い。彩りの多い稜線を歩いて緑岳到着。緑岳の岩場を少し降りて高根ヶ原を見てみる。少し霞がかっているがきれいに見える。

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その後は小泉岳を目指してきた道を戻って行く。風衝地ということもあってイワブクロやコマクサなども目にする。途中、昨日、小屋で一緒に飲んだ男性と出会う。デジ一眼や三脚などかなり重装備...これから町内会があるので早めに高原温泉から下山すると言っていた。板垣分岐を過ぎるとチョウノスケソウが多く見られた。この花も今回の山行の目的だったりもする。これまでも見ているハズなのに、何故かこの花を写真だけが一枚も見当たらなかった。チングルマと微妙に似ているので素通りしてしまってたのかもしれない。

途中、緑岳と高根が原を見渡せる岩に腰を落ち着けて休んでいると、鳥の声が聞こえてきたのでシャッターを切った。後で確認したらギンザンマシコのオスのようだ。V1の110mm望遠端だと一杯一杯。フォーカスも甘いし、もう何枚か撮ろうかなと思っていたら、見慣れた3人パーティがやってきた。そちらに気を取られていたらギンザンマシコは何処へか...3人は、昨夜、管理人さんグループで一緒に飲んだヤジさん、ミナさん、ヨッシーさん。この場でようやく自己紹介してようやく顔と名前が一致した。ヤジさん、ミナさんは引き返して高原温泉、ヨッシーさんは銀泉台らしい。

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彼らと別れ花を堪能しながら歩いて行くと御一行様集団がやってきた。やっぱ山開きだろうなと思って先導のガイドさんに話を聞くと、やはり銀泉台から高原温泉へ向かう大雪山開きの縦走登山会だそうだ。銀泉台ルートも花が良かったそうで、コマクサ平のコマクサもすごく良かったらしい。そんなに良いなら銀泉台に降りようとこの時点で決定した。少し先を行くヨッシーさんに追い付けば車に乗せてもらえるかなと思ったけど、エゾタカネスミレやホソバウルップソウが綺麗で、写真を撮っている内に気が付けばものすごく距離が開いてしまっていた。うーむしまった...というわけでバス下山決定です。とはいうものの、ふと前方を見れば小泉岳の稜線がタカネスミレで黄色く染まっている。何てきれいなんだろう。天気も良くなってきたし、15時30分のバスまで山を堪能しようじゃないかと、気持ちが切り替わる。

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小泉岳から赤岳の稜線はエゾノツガザクラ、ミネズオウ、チングルマ、エゾタカネツメクサ、ミヤマキンバイ、チョウノスケソウ、ホソバウルップソウ、メアカンキンバイ、イワブクロなどなど種類が非常に多い。変わり種としては白っぽいメアカンキンバイ?なども咲いていた。赤岳では人が少ないなぁと思っていたら、みんな風を避けて岩陰なので食事をしている。私も彼らに倣って風のない岩陰で昼食にすることにした。

昼食後は銀泉台に向けてのんびり下山。このコースは通しでエゾコザクラが楽しめるので大好きだ。キバナシャクナゲも多くて雪渓の周りはたいてい黄色かピンクで彩られている。エゾイソツヅジやヒメイソツヅジも見られた。コマクサ平に入るとガイドさんが言っていた通りの活きのいいコマクサが数多く見られた。

コマクサ平を過ぎると雪渓が多くなってくる。第ニ花園と第一花園はまだ全面雪で埋まっている。写真はコマクサ平から第二花園に向かう途中の雪渓。こんな感じだと全然良いが、第一花園の雪渓ではちょっと足がすくんだ。軽度の高所恐怖症としては、遠くが切れ落ちているような雪渓は大の苦手だ。登りならともかく、位置エネルギーが高く摩擦係数も低いところを下るともあれば、多少二の足を踏んでしまうのは仕方がない。こんなところでと思う人はいるだろうが、実際問題、身体が勝手に恐がってるんだから当人にはどうしようもない。雪渓の先を見ないように足下だけ見てパパッとやり過ごす。

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第一花園の雪渓を過ぎたあたりの林の中でゴゼンタチバナを見つけた。林の中も夏だなぁと思って写真を一枚。ここまでくれば銀泉台はすぐなわけで、のんびり歩いて下山する。しかし問題が、こんなにゆっくり来たのにまだバスまで1時間半ぐらいの時間がある。バスを待っている人なんて誰もいない。そもそもバス運行が今日からなのだから、みんな存在自体を知らないのでは...退屈なのでコーヒー沸かして飲んだり、開けた場所まで行って東大雪の山々を見てみたりしてバス亭に戻ると、バス待ちをしていた黒岳から日帰り縦走してきた東神楽の男性と出会った。バスの出発までまだ30分近くあるが、話相手が出来て時間の進むのが早くなった。この男性も赤岳登山バスのファンで良く利用していると言っていた。銀泉台-層雲峡温泉が800円だから安いし、何より車を回してもらわなくても縦走出来るのがありがたい。詳しくは道北バスホームページ(http://www.dohokubus.com/12s-kamikawa.PDF)を見てもらいたい。宣伝しているのかって? ええ、そうです。だってこのバスがなくなったらお気軽に縦走なんてできなくなっちゃうし。

バスが出発すれば、あこの待つ層雲峡温泉まで50分ほど、早い早い...林道をものすごいスピードで駆け抜けていくバス。自分の車だと飛び石を気にしてこんなにスピード出せないので、実質、車よりも早いってのも重要なポイントです。そんなわけで層雲峡温泉に無事に帰ってきて、黒岳の湯で1日ぶりの風呂に入ってサッパリとしてから札幌に向けて帰路つきました。



白雲岳避難小屋(7:05)→板垣分岐(8:00)→緑岳(8:15←散策→8:30)→板垣分岐(8:45)→小泉岳(9:55)→赤岳(10:35←昼食→11:20)→コマクサ平(12:45)→銀泉台(13:50←バス待ち→15:30)→層雲峡温泉(16:20)


ちなみに今回も四色ピークを制覇ということで(^^)。やはり前回日帰りでやったときよりも、一泊だと余裕があっていいですね。

http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/4.html

大雪山系山開き <1日目 黒岳~白雲岳避難小屋~>

一泊で初夏の大雪に出掛けました。1日目の目的地は白雲岳避難小屋なので、少しゆっくりして朝6時に札幌を出発です。層雲峡ロープウェーのりばでは、明日の大雪山山開きに合わせて、黒岳九合目のまねき岩の紅葉をモチーフにした記念ピンバッヂ(http://www.rinyu.co.jp/uploads/fckeditor/uid000006_201206131830464a38d87d.jpg)を買いました。早速帽子につけてロープウェーに乗り込みます。天候はまずまず。リフトから頂上を眺めると残雪はほぼゼロ、周囲はチングルマが終わりかけ、早くもエゾウサギギクが咲いていたりと、数週間登ってないだけで加速度的に夏に近づいた感があります。とはいえ、山開きは明日ということもあって混雑するようなこともなく、チラホラといる黒岳を目指す一般の方々と一緒になって登っていきます。しかしながら荷物が重くてペースが上がらない。なぜかというとビールに焼酎、おつまみ用の缶詰めなど嗜好品類が大量に...自業自得です(^^;。

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途中からは黒岳石室でテン泊して足慣らしがてらに北鎮岳・比布岳まで行くと言っていた男性と一緒に登っていきます。8合目までは雪が溶けて日が浅いらしく花はまだ咲いていませんでしたが、それ以降はチシマノキンバイソウを皮切りにエゾノハクサンイチゲ、ウコンウツギ、ミヤマキンポウゲ、カラマツソウ、トカチフウロなどが咲いており、写真を撮ったりしてまたペースが落ちていきます。そんなわけで見慣れた黒岳山頂は早々に切り上げ、黒岳石室に向かいました。途中はコマクサが数株とイワヒゲやイワウメの群落が見られました。

本日の石室当番は後藤さんのはずだったのに姿が見えず、お決まりの「泊ってくかい?」っていう懐っこいセリフが聞けずに少々残念でしたが、赤石川の情報収集をしつつ昼食を取り、早々に出発です。結局徒渉も何もなくて雪の上を歩いただけでしたが、かなり嫌な感じにクラックが走っていて、来週辺りはいよいよ当りクジを引く人がいそうな印象でした。

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北海沢の徒渉も雪の上、ここから北海岳に向けて徐々に標高をあげていきます。と、文章で書いていると無機的な感じがしますが、実際は嗜好品満載のザックを背負ってヒイコラと上がっているのです。北海沢からの登りにはメアカンキンバイ、エゾノツガザクラ、キバナシオガマなどが咲いています。イワブクロはまだまだですが、特徴的な毛が最も映えるつぼみの時期が一番好きだったりします。毛のせいで花だけ微妙にピンボケな印象を受けるぐらいの頃合いが最高です。

北海岳では2人パーティが写真撮ってくれるというので撮ってもらいました。記念撮影っぽくなく管理人が歩いているのは、カメラが連写モードになってて10枚ぐらい連続シャッターが切れてしまったので、苦笑しつつ「もう十分ですよ」と歩みよっているシーンです。コンデジに慣れた人だと、さぞ驚いたでしょうけどおかげさまでいい絵に仕上がりました(^^;。

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北海岳を出発してすぐに広がる北海平では今回の山行の目的だったエゾオヤマノエンドウの群落が見れました。毎年季節を外して見れなかったので、これで思い残すことはないのです。

満足して白雲岳に向けて歩いていると格好いいサングラスした何やら見覚えのあるシルエットの人が歩いてきます。もしかしてと思って「後藤さんですか?」と声を掛けると「はい、後藤です!」との返事が...まぎれもまく石室の管理人さんです。こんなところで会えるとは...赤岳に知り合いを送って行った帰りらしいです。「今年も宜しくお願いします」と挨拶をして、「また石室にも顔出してくださいね」と...何回か話をしたことはあるものの、後藤さんが私のこと覚えている可能性はかなり低いと思いますが、こういうやりとりは嬉しいですよね(^^)。

後藤さんと別れてすぐに、旭岳から白雲小屋でテン泊ピストン予定の男性と出会って一緒に白雲岳に登りました。幻の池こそ見れませんでしたが、山頂からのゼブラの絶景を堪能できました。こんなに綺麗な白雲からの景色は初めてかもです。互いに風景を満喫しているって感じで、一言交わしては景色を眺めて...とってもいい時間を過ごせました。

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気が付くと15時近くになったので、「ボチボチいきますか」と白雲岳を後に白雲小屋を目指します。小屋の入口近くのテーブルにはちょうど管理人の有馬さんがいて「こんにちは、お久しぶりです」と声を掛けてくれました。「小屋泊りですか? 中にもう一人管理人がいますから」と言われて入ってみたら、てっきりコンちゃんと呼ばれていた小さいほうの彼と会えるのかと思っていたら見掛けない人が...あれっ、もう一人増員したのかと思っていたら、色んな人の話を聞いた限りだと彼は引退したらしい。でも写真を撮って回っているとの噂もあったので、また、どこかで会えることを期待です。

記帳を済ませると2Fへ...シーズン始めだというのに結構こんでる。いつもの場所あたりに空きスペースを見つけて移動。そこは兵庫県からの2人パーティの隣、去年の秋とは真逆で私が水をもらったお返しに、水場で冷やしておいたビールをあげたらものすごく喜んでくれた。たまたま好きな銘柄だったらしい。彼らはヒサゴ沼に一泊して天人峡ルートを降りたいとのことで、幸か不幸か私は天人峡ルートはおそらく誰より詳しいので(好んで行く人のないルートですし(^^;)、周囲にいた男性二人を交えて情報交換しつつ5人で楽しく飲んだ。

体力を使い果たしてヘロヘロになっていたハズなのに酒が入ると復活したようで、時間も17時を過ぎてくると、ほちぼち夕景を見ながらゆっくり飲みたいと思い外に出たタイミングでちょうど小屋の外で盛り上がっていた管理人さんグループに誘ってもらい、結局、消灯時間を過ぎて21時過ぎまで飲んでいた。空は晴天なれど満天の星空は望むべくもなく、かと言って悲観することもなく明るい月明かりに包まれてライトなしで快適に歩けるぐらい。こういう夜も悪くない。

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その場は一旦お開きとなり床についたが暑くて寝苦しく、深夜に用足しついでに起き出して外に...管理人の肉眼(矯正なし両眼0.1)でもわかるぐらいに満天の星空。月はどこかにいってしまったか雲の中らしい。何で眼鏡とカメラを持ってこなかったのかと悔やまれるが仕方がない。暗闇と静寂の中、涼しい夜風に酒で火照った身体を冷やしつつ、一日目の夜が更けていった。

層雲峡温泉(9:00)→黒岳5合目(9:10)→黒岳7合目(9:35)→黒岳山頂(11:00)→黒岳石室(11:25←昼食→11:45)→北海岳(13:00)→白雲岳分岐(14:15)→白雲岳(14:45←休憩→15:00)→白雲岳分岐(15:15)→白雲岳避難小屋(15:35)

表大雪山開き

土日で白雲小屋一泊で層雲峡から黒岳・北海岳・白雲岳・緑岳・小泉岳・赤岳と大雪山系を満喫して銀泉台に降りました。とにかく花満開なのもあって、かなり写真は撮っていたという自覚はあるものの、今回の山行で撮影した写真総数が666枚に!写真セレクトだけで相当時間かかりそうで、いつもみたいに即ブログ更新とはいかないかもです。

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運動不足の身体に1泊荷物はきつかったけど、まぁ、楽しかったぁ(^^)。いっぱい飲んだし、色んな出会いもあったし、花は綺麗だし、久しぶりに土日両日ともにいいお天気だったし、俺の山開きでいきなり縦走しちゃったし、まぁ、そんなわけで速報的な更新を...


今回のあこの燃費:14.7km/L 管理人の運動不足と対称的にあこは絶好調です。

三角山 ~買物ついでにお気軽登山~

どんよりとした雲の下、買物に行く前にちょこっと登ってこようと三角山に行きました。この季節は登山口も木々に覆われて鬱蒼としてますね。買物ついでに思い立ったのでジーンズにシャツ着ただけという恰好でカメラだけ持って登ります。バックパックもペットボトルも帽子すら被らずに完全にナメきった恰好です(^^;。ストックだけは登山口のを一本拝借しました。普段着だと汗がまとわりついて動きにくいですね。

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写真の花はアズキナシですか?...低山の花は殆ど覚えてなくてだめですね。他に、時折セリ科の白い花(名前不明(^^;)や小さな白いなどを見掛けましたが全然わかりません。

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家族連れはともかく山ガールも多くて、登ってる人の世代が一昔前と全然違うなぁと思いつつほどなく山頂。うん、いつもの札幌の景色だ。遠く円山球場からは声援が聞こえてきたりして世は太平そのものです。

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お腹も空いたのでとっとと下山し、スーパーに向かう道程。晴れてきました...と言ってもこの一角だけですけど。天気予報が悪くてもウチの近所だけは晴れることが多いんですよね。買物をすませ昼からビールを飲みつつ昼寝したりとダラダラとした週末を満喫しました。

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