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雲龍型航空母艦「天城」終焉の地に行ってみた

前に調査して位置が特定できた航空母艦天城桟橋がどういう場所だったのかを見てみたい、どうせなら桜の咲く時期に行きたいよね、行くなら函館山もセットで函館を満喫したいよね、ということで計画はしてたのですが、先週末は風邪で動けず本日になってしまいました。電車の時間とかもあり、一日で移動するのは少々あわただしかったですが、終わりよければすべてよしです。楽しい休日になりました。


函館駅前から市電に乗って桜満開の我らが登山基地に着きました。補給して登りたいと思います(^-^)。

薬師山砲台であります。ここに桜があったはずなのですが、残念ながら見当たりません。津軽海峡防衛のための榴弾砲座です

薬師山砲台の上部のベンチから、御殿山を見上げます。御殿山にガスが迫ってきつつあります。

函館山山頂の駐車場の下には、御殿山第一砲台が眠っています。今でもとある場所から入ろうと思えば入れます(^^;。暗くて不気味ですけどね(^^;。

つつじ山駐車場近くの御殿山第二砲台であります。ここも榴弾砲座ですが、六連分あってとても広いです。

途中ガスのいたずらで、御殿山のアンテナ群が、空中に浮かぶ要塞のような不思議な光景になりました。


千畳敷戦闘指揮所につきました。この建物、微妙に左右対象じゃないんですよ。不思議です。ルートを熟知していれば千畳敷から上って来なくても、尾根伝いに入ることができます。慣れてないと突然レンガ作りのあやしいトンネルが出てきて戸惑うと思いますが。

谷地頭温泉でひとっ風呂あびた後、函館公園を通り抜けました。もう、人が多くて驚きです。この公園に、これだけ人が集まっているのを初めて見ましたが、一年のうちで賑わっているのは、この季節だけかもしれません。

宝来町の印度カレー小いけ本店で「焼きカレー」を頂いたのち、十字街から市電に乗って五稜郭へ来ました。タワーにこいのぼりが斬新ですね。函館は何でもやることが派手だなぁって思います。

せっかくなので五稜郭タワーに登りました。新しいタワーになってから登るのは初めてかもしれません。そして、お待ちかねの桜の光景…少し葉桜になりつつあるので、ピンクのボリュームに欠けるけどきれい。

五稜郭公園内も散策します。ここは本当に桜の木が多いですね。見渡す限りピンク一色です。そんなわけで、本日の隙間の一枚。桜の隙間に五稜郭タワーを入れてみました。

本日の最終目的地に到着です。ここは戦後に呉から曳航されてきた航空母艦天城が桟橋として係留されていた場所です。この場所は当時はまだ埋め立てられておらず、ちょうど写真の私のザックのあるところが、ちょうど天城が係留されていたポイントです。あの場所で68年前にタイムスリップしたら、確実に天城の艦上にいるわけですから感慨深いものがありました。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/Qc5NfX3)で高解像度山行写真が御覧になれます。当日のツイッターでスマホで撮影した写真もご覧になれます(http://twisave.com/suzunanami/2015/4/29)。

函館山登山口(8:50)→薬師山(9:25)→御殿山(10:00)→入江山(10:35)→千畳敷(11:20)→立待岬(12:10)→谷地頭温泉(12:25)→函館公園(12:50)→印度カレー小いけ(13:10←昼食→13:50)→十字街(13:55)--市電-->五稜郭公園前(14:15)→五稜郭(14:25←散策→15:05)→有川桟橋(16:05)→五稜郭駅(16:55)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」

山の手から奥三角山

葛城山以来二ヶ月間のブランクを経て奥三角山に登ってきました。久々に登って気持ちよかったです。山はいいですね。編集が負担になってきて、すみませんがブログも開店休業状態です。内容は雑ですが、ちゃんと生存しております(^^)。

三角山と大倉山の尾根伝いから手稲山がきれいに見えます。XPERIAは少し赤っぽいですが驚くほどきれいに写ります。もう最近はスマホだけでもいいんじゃないかという気すらしてきています。

大倉山山頂のベンチ前からです。遠くに百松沢山がきれいに見えます。この景色が見たくてここまで来たと言っても過言ではないです。これはXF1です。スマホでいいんじゃないかと言っときながら、XPERIAよりも遥かに色がきれいなので、やはりスマホだけではダメかと思った次第。

奥三角山からの風景をXF1でお届けします。うん、やはり、こっちのがしっくり来るな。天気もまずまずで良かったです。

帰りにアカゲラを見つけました。実はもっと近くにいたのですがカメラを出しているうちに、遠くの木に飛んで行っちゃいまして、トリミングして何とか姿を捉えられました。サンヨンでも持ってきてれば確実に捕らえられたのですけどね。

そんなわけで買い物して帰ってきて料理して酒飲んでこれを書いています。ブログが開店休業をしているわけは色々あるんですが、a)年度末に至り私が精神的に疲弊していて能動的趣味をしたくない状態にある、b)すっかり艦これ(ゲーム)にのめりこんでいる、c)呉旅行のブログを書いている時に、写真撮ってきた艦船沈没海域の調査を始めたら思いの他、ボリュームが大きくなってしまい先にそっちをまとめたい、などの理由です。まぁ、早い話が躁鬱病みたいに、躁状態の時は色々やりたくて時間が足りず、鬱状態のときは全く何もしたくないって感じです。何らかの精神的疾患があるのかもしれませんが、毎日通勤で走っているので身体のほうは元気です(^^)。それでは、また、いつの日か(^^)。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/y9Oclnw)で高解像度山行写真が御覧になれます。登山中にツイートしています(https://twitter.com/suzunanami)。本日のツイートはこちらです(http://twisave.com/suzunanami/2015/3/15)。

山の手登山口(11:30)→大倉山(12:30)→奥三角山(13:00←昼食→13:25)→大倉山シャンツェ(13:45)→三角山(14:10)→山の手登山口(14:35)

今回のカメラ:
 「Fujifilm XF1」
 「SONY Xperia Z1 f SO-02F」

安芸の秀峰古鷹山 ~広島県江田島市~

今年もやって来ました広島に。瀬戸内沿岸っていいですよね。去年は大和ミュージアムとてつのくじら館を見てたら、あっという間に時間がすぎて、それ以外のところは殆ど観光できなかったので、今年は、呉の対岸、江田島にある古鷹山を登ってから、呉まで島伝いにドライブを楽しもうという算段です。

かって知ったる呉の道、今年は4時前に奈良を出て、朝8時35分発の小用港(江田島)行きフェリーに楽々間に合いました。大和ミュージアムの真裏が小用行きフェリー乗り場になっています。乗船券は船内販売なのでフェリーが到着するまで船着場でのんびり待つだけです。写真は、出航してしばらくした頃、自衛隊の港湾施設と小用8:33発の呉行き高速船が写っています。

小麗女島。ローソクのような灯台があるだけの小さな島です。船はすぐ近くを通ります。船でしかいけない、こんな小さな島にも何らかの施設があるのが、海軍の港、呉らしいなぁと思います。

そんなわけで「札幌」ナンバーのあこが古鷹山の奥小路登山口に立ちました。何か感慨深いです。ちなみにお隣さんは群馬、その向こうは長岡ナンバーです。皆さん遠くから…帰省でしょうか。

登山口から10分ほど歩いたあたり、山中右手に黒い穴がポッカリと開いています。明らかに人の手で掘ったことが伺えますがこれは一体何でしょう。昔の防空壕の名残でしょうか。昔、横須賀の町を歩いている時に、至る所に防空壕があって驚いたことを思い出しました。

分岐(CP2)を過ぎると木々のトンネルが続きます。葉も青々として夏山のようです。やはり一面真っ白な山よりも、こういう景色のほうがいいですね。

竹林もありました。昔は毎日のように見ていたのに、北海道に移った今では、一年に一回目にするかどうか…こういうの内地の山っぽくてとても好きです。

博打岩。14世紀の海賊がこの付近を拠点として船を襲撃する際の見張り場として岩の下の洞窟に住み着いて博打などをしていたとの言い伝えがあるそうです。こういう岩にも言い伝えとかがあるのが北海道とは違うなっていつも思います。ちなみに岩の下に洞窟らしきものはありませんでしたけどね。埋められたのかな。

古鷹山の376mピークです。木々に囲まれた静かで狭い空間です。二等三角点「江田島」があります。山頂にあるのに点名が古鷹山じゃないなんて、少し不思議な感じがします。

一旦、コルに下りて山頂標識のある古鷹山のもう一つのピークに向かいます。ここから見る古鷹山はとてもきれいでした(^^)。

途中、ロープ、鎖、はしごとバリエーション豊かなコースです。使わなくても登れますが、ここは気分の問題で時折利用させてもらうとしましょう(^^)。

暖かかったせいか海上が薄靄状態で遠望はあまり今ひとつでしたが、誰もいない静かな空間で瀬戸内の島々を見ながらのんびりするって何かとても贅沢でした。写真は津久茂港の方向に撮っています。残念ながら古鷹山からは呉の港湾は見えませんでした。

山頂で食べようと朝に呉のメロンパン本店で買ってきた名物のメロンパンです。何かこのアングルだとウリ坊っぽいですね。モチモチ触感のカスタードがたっぷり入っています。これ一個で結構お腹がいっぱいになります。

ご飯を食べながらのんびりしていると、 DD-105「いなづま」が入港してきました。こんな偶然ってあるもんですね。一旦食事を中断して、サンヨンをつけて三脚を引っ張り出してしばらく撮影してました。薄靄でコントラストがないため、オートフォーカスが微妙になって難しかったです。

切串港方面です。フェリーで切串港にわたり、ここを起点にクマン岳、古鷹山、376mピークを通りぐるっと一周するのがこの山域の定番のようです。時間があればそういうプランもありますが、直線距離で1240kmを経て遥々来たのに山だけで終わってしまうのも勿体無いので…そんなわけで、この後、江田島から呉までを島伝いにドライブするのであります(^^)。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/09chu5z)で高解像度山行写真が御覧になれます。当日のツイッターでスマホで撮影した写真もご覧になれます(http://twisave.com/suzunanami/2014/12/30?sort=asc)。

奥小路登山口(9:15)→古鷹山376mピーク(10:20←散策→10:30)→古鷹山(10:35←昼食等→11:45)→奥小路登山口(12:15)

今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+
  「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
  「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
  「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」
 「SONY Xperia Z1 f SO-02F」

新見峠から白樺岳、シャクナゲ岳、チセヌプリとぐるり周遊

土曜日は雨だったけど日曜日はよい天気だということで、新しく買ったスマホを持ってニセコに出かけた。去年のモデルだけど「SONY Xperia Z1 f SO-02F」はαと同じ画像処理エンジンを積んでるとのことで、家の中で試し撮りしても中々の出来栄えに、風景を撮ったらどうなるんだろうと楽しみにしていました。実際、使ってみると、中々、素晴らしい写り(^^)。そんなわけで、今回は写真を撮ってはツイートしつつ、一つ一つの山を走破していきました。

ルートは新見峠をスタートして白樺山、シャクナゲ岳、チセヌプリを経由してパノラマライン峠へ下山。パノラマライン峠にデポした自転車で新見峠まで戻るというものです。シャクナゲ岳では去年の10月に引き続き、またまた、偶然、ピータンままさんにお会いしました。紅葉は結局のところ新見峠周辺が一番きれいだったかも…まぁ、それを目当てに行っているわけではなかったので別に見れなくてもいいのですが、できれば見たいよねぇ。

白樺山への尾根。ここは隊長殿の御膝元ですから、何回もこの絵は見てたんですけど、実際に歩いてみるのは初めてです。距離は短いですが、とても気持ちのよい稜線でした。

白樺山の山頂に着きました。天気が良いのに誰もいません。一人占めです。少し歩くだけで稜線に立てて、とても気持ちのよい山ですね。ここまで1時間弱。隊長殿が、ちょっとしたハイキングでここまで登って食事して帰るというのもうなずけます。お腹が空いたのでtarumae-yamaさんにもらったカロリーメイトを頂きます。

一番右奥がチセヌプリなんですけど、結構遠いぞ(^^;。あそこまでいくのかぁと少しゲンナリ。自転車のデポ地点、パノラマライン峠か神仙沼か、迷ったあげくチセにしたのだけど、神仙沼で良かったんじゃないの?ともう一人の自分が心の中でささやきます。

縦走路はとてもよく整備されているのですが、笹薮に覆われて景色が見えないのです。だったら上見ようとか言って、いい感じの風景を切り取って見ました。こんなことでもしてないと、結構退屈な笹薮道です。

シャクナゲ岳の近くから、白樺山を振り返ります。白樺山よりも目国内岳がめだっちゃってますけど、とてもいい景色でありました。

シャクナゲ沼からは、目国内岳の山頂だけがひょっこり見えるんですよ。とても面白い風景です。

でも道はこんなのが続きます。これはシャクナゲ岳への登りです。よりいっそう、ハード感がましてきました。

シャクナゲ岳に着きました。で、ここでピータンままさんに声をかけられました。偶然ってすごいです。適当に作ってきたカレーピラフおにぎりと味噌汁という変な組み合わせでお昼を食べつつ、しばらくお話させていただきました。

ここで未踏区間終了です。これでアンヌプリから目国内岳までが繋がりました。

この場所はきらいです。昔、テープがなかった頃に、この水たまりに足を踏み入れて、はまったことがあります。いや、水たまりなんてもんじゃないですよ…腰ぐらいまではまるんですから。今回は滑って転んで泥だらけになりました。

チセヌプリ山頂直下から白樺山方面です。白樺山、存在感ないですね。全然どこだかわかりません(^^;。

チセヌプリを越えて下山。パノラマライン峠から新見峠まで自転車です。何かトライアスロンやってるような心境です。でもずっと下りだから楽。だけど汗かいてるし、気温が低いのでとても寒い。時速40km/hに達すると凍りつきそうです。

新見峠に向かう途中、白樺の隙間から岩内の街が見えます。結局このあたりの紅葉が一番きれいだったような気がします。

そんなわけで新見峠に戻ってまいりました。気のせいか、峠の先には海が見えた気がするんですが、実際のところはどうなんでしょう。

今日も新見温泉に来ました。紅葉をみながらの露天風呂も風情があってとても良かったです。


ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/mNf0pj3)で高解像度山行写真が御覧になれます。今回は山で色々ツイートしています(https://twitter.com/suzunanami)。

新見峠(8:55)→白樺山(9:40)→シャクナゲ岳(11:20←昼食→12:00)→チセヌプリ(13:00)→パノラマライン峠(13:50)→新見峠(14:40)

今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「SONY Xperia Z1 f SO-02F」
 ※16:9の写真がXperiaです。

新見峠から秋晴れの目国内岳

ニセコ連峰ってチセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリに大谷地からの沼めぐりしかり、低木が登山道にずっと覆いかぶさっていて、ずっと屈んで歩いているから、腰が痛くなるイメージしかなくて、少し敬遠していたところがありましたが、今回は大雨の影響が少なさそう場所ということで、ニセコ連峰の未踏区間を歩いてみようと思い立ち、目国内岳に登ってきました。いや、素晴らしい山ですね。特に、ニセコ連峰の稜線が一望できるなんて想像もしていなかっただけに驚きでした。これは癖になりそうです。

ただ途中22名の登山愛好会御一行様に前目国内岳で道を塞がれたのは少し残念でした。目国内岳の山頂付近で彼らとスライドしてから、1時間20分も山頂にいたので、さすがにもう下山している頃合だろうと思っていたのに、前目国内岳で休憩している彼らに不本意ながら追いついてしまうとは…内、一人は休憩中に登山道を塞いで座ってるんですよ。あげく私が通ろうとしたら、自らは道の上から微動だにせずに「そっち迂回してください」って脇の草むらを差されて唖然としました。普通「すみません」とか言って避ける動作ぐらいするでしょうに…。もちろん全員が全員そういう人ではないんでしょうが、こういう団体さんの中には必ずと言っていいほど感覚のずれた人が混じっているので、何回出会っても気分悪い思いをしますね。

まぁ、そんな思いをした後には、良いこともあったりして、結局、終わりよければすべて良しということで、楽しい山行になりました。

四合目を越えるとチセヌプリとニトヌプリの間から羊蹄山がひょっこりと顔を出してきます。羊蹄というと全体の山容がハッキリとわかる山という印象がありますが、ここから見た羊蹄山の自己主張のなさは独特の風景ですね。

前目国内岳から目国内岳。穏やかで楽しそうな稜線です。実際歩いてみるともっと楽しい。

岩の門。見た目そのままの名称ですけど、中々良い景色でした。くぐって裏側から見るのも味があります。

そんなわけで色々とすっ飛ばして山頂です。この山頂直下の岩場で永山登山愛好会22名パーティとスライドして、えらいことになりました。この後、山頂標識にたどり着くのに5分ぐらい待つことになります。

そして、この十勝岳連峰に勝るとも劣らない美しい稜線を目の当たりに。最奥の羊蹄山へと果てしなく続いていく美しい稜線…これがニセコ連峰真の姿なんですね。御見逸れしました。

そして下山中に少々気分の悪い思いをしたものの、初めて訪れる新見温泉へ。混浴露天風呂に入っていたら、艦これの明石さん似の美人さんが入ってきてビックリ。本州から温泉めぐりで来ているとかで、しばらく、一緒に楽しくお話をさせていただきました。その後はいつものビュープラザで買い物。駐車場待ちができるほどの混雑っぷりでしたが、食材はちゃんとゲットできました。終わりよければ全て良しです。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/Uw89Nf5)で高解像度山行写真が御覧になれます。


今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
 「Fujitsu F-04A」