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雲龍型航空母艦「天城」終焉の地に関する調査

年末に雲龍型航空母艦「天城」の横転した呉の三つ子島を見た来たのですが、その後、函館まで曳航してきて桟橋になったとの情報を得たので、詳しい場所を探していました。

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そして函館に曳航後の航空母艦「天城」の姿をようやく見つけました。例によって米軍の航空写真で1947年8月27日のものです(地図・空中写真閲覧サービス 整理番号USA、コース番号、M1152、写真番号48)。浮き桟橋に改修されたので空母としての面影はありませんが、横転状態から復旧してここまで来たんだなぁと思うと感慨深いです。

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場所はJR五稜郭駅から伸びる貨物支線の終着点、旧青函連絡船の有川貨物桟橋です。ここも埋め立てで海岸線の様子が変わっているので、現在の地図にオーバーレイしてみました。北海道海運積替保管施設の南側の長細いのが「天城」と思われます。

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桟橋改修後の「天城」は全長120m、全幅14mとの記録があります。PhotoRulerで計測してみると116.2×12.42mと極めて近い値が出ました。この四角い物体が桟橋改修後の「天城」であるのは間違いないと思います。

この場所に、航空母艦「天城」終焉の地碑などを建てたら、また一つ函館の観光資産が増えると思うんだけどなぁ。北海道では歴史の長い街ですから、こういう人知れず眠っている歴史的な場所っていうのが、函館市街には他にも多くあるような気がします。それらを掘り起こすのも楽しそうですね。

そんなわけで、ようやく正規空母「天城」終焉の地の正確な場所もわかったことですし、函館に桜が咲く頃に見に行ってみたいなぁと思います。同じ道内でも札幌からだと300km近いですから、そんなに簡単には行けないしなぁ。