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洞爺湖一周サイクリング ~そらメソカメラを片手に~

2014年11月30日。洞爺湖と札幌市街を舞台に展開されているアニメ「天体のメソッド」の公式アプリとして、「そらメソカメラ」が公開されたのを記念して、舞台となる洞爺湖を自転車で一周してきました。GPSの指定ポイントに行くと各キャラクターのフレームが開放されるというやつです。

そんなわけでいつものように、湖の北側の八幡神社前の駐車場にあこを置いて、自転車をひっぱりだす前に財田自然観察道に降りて洞爺湖を見てみます。ここの景色はお気に入りなのです。最初から入っている、ノエルと円盤を写してみましたが、何か、円盤の位置が微妙に傾いて、いい構図にならないので割愛です。ImageSpaceには残しておきますので興味があればどうぞ。


自転車に乗って、左まわりで洞爺湖を一周します。八幡神社の西側に少し行ったあたりで偶然「北海道三景の碑」を目にしました。今年の夏に利尻島の北見神社で見たものと全く同じ石碑です。こうなるとあと一つを見つけたくなりますが、どこだったか忘れてしまいました。まぁ、旅していれば自然と出会うことでしょう(^^;。

とうや水の駅でこはるを開放しました。ここって、昔、趣のある洞爺村役場庁舎があったところですよね。しばらく来ていない間にこんなものが立っていたとは驚きです。中も結構立派で中央にホールがあって、左右に食事処と物産品販売所が入っています。

とうや水の駅は桟橋になっています。ここから見る洞爺湖って初めてかもです。立派な駐車場が整備されているので、車で訪れるのにもいいかもですね。

浮見堂公園に来ました。ウヒョー、水が干上がってる。いつもなら飛び石伝いに渡るのに、こんなの初めてです。これはこれで珍しい景色かもですね。

浮見堂で柚季開放です(^^)。この子は、この場所のオリエンテーリングのシーンが印象に残っていたので、予想通りという感じでした。

更に南に向かうと第14番観音堂という社の近くによくわからない石碑が立っていました。説明書きも消えていて、「大宮姫命」「種倉魂命」「大巳貴命」とか書かれていて、全く意味がわかりません。他にも番号のついた社があったので、四国八十八箇所みたいに洞爺湖一周を巡る札所みたいなのがあったのかもですね。

洞爺湖の西側は道路も狭くて駐車場もないので、車で来るといい景色があっても停めることは叶いませんが、そこは自転車なので自由に止まって写真が取れます。この西側から見る洞爺湖とてもいい景色です。


主人公の乃々香がいるというので洞爺温泉中学から閉鎖されている道をショートカットしたり、何度か道に迷いつつ金比羅山火口展望台まで来たのですが、GPS地点に入っても開放できませんでした。おまけに徒歩+自転車なのに車と同じ駐車料金1000円を請求される始末。まぁ、景色は良かったからいいけれど、何か少し気分が凹みました。その後、汐音のポイントにも向かいましたが、ここは洞爺湖ビジターセンター近くの旧桜ヶ丘団地で冬季閉鎖により足を踏み入れることすら叶わないという残念な結果に(^^;。

その後は天気が悪化してきたので、さして写真を撮ることもなくゴール地点を目指します。途中、洞爺湖の東側からノエルと洞爺湖を撮りましたが、この後、雨が降ってきて大変でした。雨降りの自転車って辛いですね。特に洞爺湖の東側は微妙にアップダウンがあって、疲れてきたのもあって思うようにスピードが出ないのでとても長く感じました。「キムンドの湯」まであこで戻って温泉に浸かってから帰路につきました。終わってみれば中々楽しかったかも。また来年にどこか自転車で一周してみたいですね。

八幡神社前(10:50)→とうや水の駅(11:05)→浮見堂公園(11:25)→洞爺湖温泉中学(12:20)→金比羅火口展望台(12:45)→洞爺湖ビジターセンター(13:30)→サンパレス前(13:45)→洞爺湖一周道道分岐(14:00)→洞爺発電所前(14:10)→キムンドの湯(14:20)→八幡神社前(14:45)

Nikon image space(http://img.gg/und9zGs)で高解像度の写真が御覧になれます。

今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「SONY Xperia Z1 f SO-02F」

あことドライブ ~ゼロ戦を訪ねて余市・倶知安~

三連休最終日ぐらいはどこかに出掛けようと、あまり天気はよくない中、余市宇宙記念館(スペースアップル余市内)と倶知安風土館に零戦の展示を見に行ってきました。

余市宇宙記念館、お宝特別展で展示されている零戦五二型のレプリカです。今年、大和ミュージアムで六二型の本物を見ているので、レプリカ感は否めませんでしたが、個人でここまで製作するというのはとても素晴らしいと思います。折角なので、人が途切れる瞬間を待っていましたが、人気の展示のようで途切れることはありませんでした。

レプリカの手前に展示されているプロペラは本物らしいです。「ソロモン戦 零式戦闘機21型ペラ 機体番号981」と記されています。

はやぶさのレプリカもありました。ニュース等で知識としては知っていたものの、実物大のレプリカを目の前にすると、宇宙船と言うには随分と小さいものだなと思ってしまいます。

倶知安風土館いの入口に展示されているスバル360です。ウチの近所、札幌の西区で走っていたものらしいです。きれいに保存されていて、まだ全然動きそうです。オーナーさんの愛を感じますね(^^)。

ニセコアンヌプリの山中にあったという有名なゼロ戦の翼です。雪の研究で有名な中谷宇吉郎がアンヌプリで零戦の着雪実験をしていた機体らしい。機体が三ニ型、翼が二一型という試作機で、現存するものはこれ以外には残っていないという貴重なものです。


翼端部には二一式特有の翼折りたたみ用のヒンジがついています。実際にはもう少し右側まで翼があるはずですが、翼端部はどこかに行ってしまったみたいです。

そして米軍に七面鳥打ちと言われた脆弱な装甲を持つ翼内燃料タンクです。超超ジュラルミンの積層板でできていますが、厚さ数mmもありません。ペラペラです。ハンマーで簡単に穴が開きそうです。事実、登山者のピッケルにより無数に穴が開けられています。諸悪の根源はやはり源田実か…装甲よりも航続距離と運動性能を追い求め、実戦においては、装甲が薄い上に被弾危険箇所が大きく、更に、急降下にすら耐えられない脆弱な機体は、敵機に面白いように打ち落とされることになるのです。

そして燃料タンクとペラペラの壁一枚隔てた向こう側は弾倉室なのです。もちろん弾倉室の装甲もペラペラです。こりゃひどい(><)。どちらに被弾しても誘爆して大変なことになります。燃料タンクや弾倉って厚いゴムで覆って被弾しないようにするんですが、どう見ても、むき出しで設置されていたような感じです。無知って恐ろしいですね。


鉄道の展示は、旧胆振線の展示が充実しています。

次は学校の展示です。しかし、ここの展示は無造作すぎます。机の中に教科書が詰まっていたので見てみると、尋常小学校算数教本とか、普通だとショーケースの中に飾ってあるのが当然なレアな資料がゴロゴロ出てきます。文字通り体感です。「これでいいのだろうか」と思いつつも、こういった展示室ってめったにお目にかかれないので、色々と物色して見てしまいました。

思わず色々なものに見入っているうちに1時間半ほど経過していましたが、2Fのロビーもまた大きな航空写真があって面白いのです。先月登ったニセコの山々をたどって歩いてみたりと、また10分ぐらい遊んでいました。


余市宇宙記念館(スペースアップル余市内)は入館500円と割高な割に、常設展示は大人が楽しむには少し物足りないですが、倶知安風土館は入館200円で思う存分遊べました。時間に余裕を持って、また、昔の教科書や漫画を読みに行きたいです。


今回のカメラ:
 「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
 「SONY Xperia Z1 f SO-02F」