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望岳台からイワウメに包まれた美瑛富士へ

もう6月も第3週、昨年に心奪われた美瑛富士のイワウメがあまりに見事だったので、今年も行ってみようと計画しましたが、気予報は微妙な感じ…多分どこかで雨に降られることを思うと、札幌近郊の山に変更しても良いかもと思いつつ、もう今週を逃すとイワウメの花期が終わってしまいそうなので、小雨ぐらいは覚悟で出かけました。結果的には、山頂までは思いの他天気が良くてよかったです。体力的にはまだまだで、山頂に到達するだけでフラフラになっていましたので、高山での鍛錬が必要なことがよーくわかりました。盛夏に向けて頑張ります。

着いてみたらあまりの晴れように驚いていたけれども、登り始めの段階で、雲の種が各々の山頂付近にできてきて、この時点からかなりいやな予感はしてたんですよね。写真は丁度、十勝岳と美瑛岳の雲がつながったところです。

雲ノ平分岐に来る頃にはボチボチの天気になってきました。写真はアナログチックでとても良い感じになったけど…

雲ノ平は咲いたばかりのエゾコザクラがきれいです。ここの群落はすごいですよ~。

時折、雪渓を渡ります。こういうの嫌いなので早くなくなってくれればいいんですけど。

美瑛岳は美しく晴れているんですが、何時まで持つことやら…この山にはこういうシチュエーションで何度も山頂到達と共にガスの中という嫌がらせのような行為を受けているので、もう見た目の天気にはだまされません。


いい感じの苔です。岩の上を完全に覆うことなくポツポツと生えている奥ゆかしさが、苔マニアにはたまらない一枚となることでしょう。

少しわかりにくいですが、ショウジョウバカマの大群落を見つけました。こんなにかたまって咲いているのは初めて見ましたねぇ。

チングルマもボチボチ咲き始めています。去年も同じ時期に咲いているのを見ましたねぇ。

美瑛富士への登り斜面には、ルートの左右に満開のイワウメ畑がひろがります。これが見たくて来たのですが、何だか息が上がりっぱなしで落ち着いて見られませんでした。今、こうして写真で堪能しています(^^;。

そんなわけで美瑛富士到着です。山頂は強風とまでは言いませんが、ここで食事にしたくないぐらいには風が吹いています。

300mmf/4に付け替えました。オプタテシケ山です。空気が湿気ってたので少しイマイチですけど、頂上に山頂標識らしきものが見えます。

対岸の美瑛岳です。こちらはハッキリと人の姿が確認できました。手持ちで無理やり撮ってるので、少しぐらいブレてるかもですが、これだけ写れば素晴らしいでしょう。

重装備で美瑛富士避難小屋から美瑛岳方面へと向かっている三人パーティ。後ほど美瑛富士に登ってくるところで出会いました。縦走だとしたら美瑛富士を素っ飛ばしても不思議はないのに「全部登らなきゃ」と言っていたのが印象的でした。

続けて300mmf/4でイワウメのクローズアップです。被写界深度が浅いのもあって、奥行きのある構図で撮ると中央部が強調されて面白いですね。

チングルマさんです。このレンズ重たいですけと、1.5mぐらいまでは寄れるので花をビシっと撮るにも向いてますね。ただ、近すぎるとオートフォーカスが誤作動してシャッターボタン半押しでもノーレスポンスのことがありました。一端、無限遠から距離を詰めていくとすんなり合います。

ズラーつ連なる満開のイワウメです。これも300mmf/4です。いや来て良かったです。

食後は一気にガスが降りてきて空気が湿気てきたので、一雨くるなと300mmf/4は絞まって16-85に付け替えて急ピッチで下山しました。写真は美瑛岳の急坂ルートの上から。この後、霧雨が降ってきます。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/aLaNAfF)で山行写真全てが御覧になれます。今回はツイッター(https://twitter.com/suzunanami)でつぶやいてません。


望岳台(8:30)→雲ノ平分岐(9:10)→美瑛富士分岐(10:50)→美瑛富士(12:10←昼食→12:50)→美瑛富士分岐(13:35)→雲ノ平分岐(14:50)→望岳台(15:15)


今回のカメラ
「Nikon D7000」+
 「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
 「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」

今回のあこの燃費:集計中

Lowepro S&F スリムレンズポーチ 75 AW

「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」用にLoweproの「S&Fスリムレンズポーチ75AW
」を買いました。でかいサンヨンもすんなり収まります。山ザックにも取り付け可能…ただ腕が完全に振れないので少し歩きにくそうですが…。でもこれなら何時でもレンズ変えて写真撮れますからねぇ。レインカバーも付属してます。価格は結構なものですが、さすがに使い勝手は良さそうです。

あこの入渠状況が微妙になってきましたが、一応、明日は美瑛富士に行く予定です。

OLYMPUS Tough TG-620

以前から興味のあった水中撮影や雨天などの撮影用としてtarumae-yamaさんから「OLYMPUS Tough TG-620」を譲り受けました。非常に小さくてザックのベルトポケットに入ってしまうので使いたい時にさっと取り出せて便利です。スーパーマクロも小さな花を撮るときには重宝します。ただ、レンズが左上に寄っているコンデジは初めて使うので、撮った写真に手が写っていたなんてことはよくあります。これは多分慣れないと思うので今後も失敗作を連発することでしょうね(^^;。

純正電池はなくしたとのことだったのでamazonで並行輸入品を買いました。私自身、単体としてのリチウムイオン電池は技術的に全く信頼していないので、サードパーティとの組み合わせなんて怖くて使えません。身に着けて一緒に歩くパートナーですしね…安全な状態にしておきたいものです。最近は純正電池も並行輸入で安く買えますから尚更です。

Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

超望遠域をカバーしてくれるレンズということで「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」通称サンヨンを買いました。開放の解像度の高さとAFの速さには定評があり、販売開始から14年経った今も人気のレンズです。今年モデルチェンジっぽいですので、ゴテゴテと余計な機能がついてしまう前に、シンプルに光学設計に優れた本モデルを買っておきたいと思っていたのです。

実はこのレンズもNikon Lens Serial Nosによると製造番号が30万番台以降はマイナーチェンジされています。目立った仕様変更はないのですが、初期バージョンは超音波モーターの不具合を抱えていることが多いらしく、この点を注意して見ていました。中古でも10万円オーバーと価格が価格ですので、今回はキタムラで買うことにしました。キタムラでは嬉しいことにシリアルナンバーを公開してくれていますし、買うか買わないかは店頭で実際に手にとって判断できるので安心です。幸い、現物はチリの混入なく動作も良好、気になったのはマウント部分に少し擦り傷があることなのですが、まぁ、この手の大きくて重いレンズでは良くあることだからと目を瞑りました。

本体一体型フードや絞りダイヤルが付いているのが少し古さを感じさせます。軽いとはいえ大型のレンズですから、フードは本体一体型のほうが、都度着脱するよりもずっと使い勝手が良いと思います。何気なく絞りダイヤルをいじったらAF、AE共に効かなくなってしまい少しあせりましたが、最小しぼりにしないとAE操作できない仕様らしいです。そんなわけで家の窓から、かなり遠くのマンションを撮ってみました。いや、すごいですね。ガラスに入っているワイヤーがこの距離からクッキリ見えますよ。

D7000では換算450mmです。一段絞ってf5.6で撮影しています。8×40の双眼鏡と大体同じか少し大きく見えます。去年の秋にミノルタαで400mm使って風景撮った時に、対岸の山頂の様子とか色々捉えられたのをきっかけに超望遠での風景撮りも面白そうだなあと思っていたので、今年はこのレンズを使って色々撮影したいと思っています。

Nikon1 V1ではFT1経由で換算810mmです。同じく一段絞ってf5.6で撮影しています。双眼鏡を通り越して望遠鏡のレベルですね。この組み合わせはやはり動物撮りでしょうね。ナキウサギさんやシマリスくんがどこにいようと捉えますよ~。

換算35mmの風景がこんな感じですから凄さが実感できますね。ちなみにこれは2段絞ってf8で撮影しています。