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21回目の十勝岳を新得コースから

tarumae-yamaさんと昨年から行ってみたいと話していた十勝岳の新得コース。H原さんも参加して三人で出発。朝4時30分に道の駅サーモンパーク千歳で待ち合わせの後、登山口を目指す。登山口は林道三本を経由する複雑なルートだが、林道を走りなれたH原さんの運転で登山口まで無事に到達。待避所にあこを止めて仕度をする間も、我々以外に人の気配もなく静かな山中。

きっと通る人もいないから登山道も荒れているだろうと思っていたが、笹やハイマツ刈りが行われて道幅も広い気持ちの良い登山道で驚いた。赤く色付いた木々を写真に撮りつつ、このメンバーとしては比較的ゆっくりとしたペースで進んで行く。


月をバックにダケカンバとナナカマドの紅葉。このあたりの標高では少し紅葉には早かったようだが、気持ちの良い青空が気分を盛り上げてくれる。

森林密度も薄く、時折、木々の間から美瑛岳、オプタテシケ山、トムラウシ山などが顔を出す。

そして難所。水量の多い第一渡渉点。当麻乗越のピウケナイ沢を思いだす。渡渉点に沿って岩が並んでいて、一歩一歩、慎重に進めば問題なかったが、tarumae-yamaさんはジャンプで通過(^^;。ここからは笹被りも多くなってくる。第ニ渡渉点は穏やかな水流でここは難なく通過して休憩にする。

休憩後は沢沿いを少し辿りつつ登るのだが、振り返ると紅葉の風景、前には口を開けた雪渓、エゾノツガザクラが咲いていたりと、撮影の度に立ち止まって急速にペースダウン(^^;。しかも沢から右に折れるルートを見失って少し引き返したりというアクシデントもあった。写真はエゾノツガザクラを撮るtarumae-yamaさんと私にカメラを向けるH原さん。


そのエゾノツガザクラと、沢から右に折れたところで咲いていたエゾオヤマリンドウ。リンドウは季節的にまだ合っているが、それでも9月末でこれほど活き活きしているのも珍しい。ツガザクラに至っては奇蹟というか(^^;。コースは一変して背丈ほどのハイマツ帯で、時折、熊笹が被さるが、たまに視界が開けてナナカマドと紅葉する台地、そして下ホロカメットク山を始めとした十勝岳連峰の支稜線が見える。

標高1510mでハイマツ帯が終わりを告げて開けた場所にでる。そこから先はまだ残っている雪渓を登っていく...と書くほど実際は大したことはなく、実は、長そうな雪渓を登っているように写真を撮っただけで、実際は10mほどしか雪渓はない(^^;。

標高を上げて行くと下ホロカメットク山の全貌が見えてくる。裾野に拡がる黄葉と青い空がとても美しい。

下ホロカメットク山の写真を撮っていて少しおいていかれたが、その進行方向の紅葉も見事。

新得コースの森林限界はどうやら標高1500mあたりのようで、これより上は十勝岳らしい荒涼とした大地になってくる。足下には白骨のように変化したハイマツの死骸が大量に転がっている。かつて、ここがハイマツ林だったことは伺えるが、火山活動などの影響で死滅したのだろうか。

新得コース最後の紅葉ポイント。小さな紅葉のモコモコが可愛い。何だかミニチュアモードで撮影したみたいだが普通に撮影したもの。

最終、紅葉ポイントを過ぎるとずっと砂礫地が拡がり、十勝岳らしい風景が続く。正面に見えるのは十勝岳山頂直下にあるニセピーク。随分と手前から見えていたが中々近づかない。ここまでくると、ルートらしいルートどころか明瞭な踏み跡もなく、ペンキやピンクテープを頼りに進む。ルート上の足下も踏み固められておらずフワフワした感じで、周囲がガスに包まれたりして目印を見失ったら、何処を歩いているのか不安になりそうだ。

黙々と登るtarumae-yamaさん。このあたりでは、全然山頂が近づいてこない上に景色もあまり変わらないので、私もH原さんも黙々と登っていた気がする。

稜線直下の標高1900m付近はまだ雪渓が残っていて、所々で融雪水が流れている。秋も終盤のこの時期に、十勝岳の標高1900m付近で水が取れるってすごいことなんじゃないかと思う。雪渓近くで一旦ペンキやピンクテープが途切れるが、十勝岳のニセピークを頼りに暫く進むとまたペンキが出てくる。ただ、ペンキ方面は凸凹の激しいガレ場が続いているため、協議の結果、無理してペンキを辿らずに安全そうなルートを選んで稜線に上がった。

そしていよいよ十勝岳連峰の主稜線が間近に迫ってくるが、先週の雨の影響で火山灰の足下がズブズブ沈む。更に登山靴に大量の灰がまとわりついて重い。稜線に上がってから、先行する二人は山頂まで一直線にショートカットしようとしていたが、火山灰泥にさすがにたまりかねたのか、一旦登山道に合流して山頂へ。十勝岳山頂には多くの人が見える。もう昼近くだというのにまだ月も出ていて、十勝岳山頂と月という面白い組み合わせの写真が撮れた。

山頂は無風、快晴。いつもと違って食後も景色に見入っている二人。

そしてtarumae-yamaさんはいつものように自身のブログの布教活動へ(^^;。

その布教活動の相手が、十勝岳を最後に日本百名山を達成したというので、急遽みんなで撮影会に...左側の女性が「日本百名山完登」の新潟から来られたSさん、右側はSさんと一緒に登ってきた札幌の山岳ガイドYさん、手前の女性は山頂で一緒になった愛知県伊良湖から来られた方。みんなお祝いムード一色。他にも何枚か写真があるのでNikon image spaceで見て欲しい。


撮影会の後、互いの連絡先などを交換して下山。あまりの快晴に後ろ髪引かれる思いではあったが長いコースなので仕方がない。新得コースへの分岐は標識も明瞭な踏み跡もないため、行きに積んでおいたケルンをたよりに行きに通ったルートに合流。紛らわしいので下山時に崩しておこうと思っていたのだが、主稜線の登山道のほうに向かって私が作ったもの以外にもケルンが確認できたので、そのまま残してきた。せっかく重い岩を担いで作ったので、「スズケルン」とでも名付けようか(^^;。

そして下る。標高1900mあたりの雪渓の凹凸部の下りは所々で凍っていて難儀したけれど、それを過ぎれば快適。登りは砂に足を取られて辛かったのがウソのよう。


そして森林限界の標高1500m付近が見下ろせる高台に...ハイマツ帯に道が見えるというので、見てみると確かに明瞭なルートが。そしてハイマツ帯に入る前の最後の紅葉風景を撮影するH原さん。逆光の場面で手をフード代わりにするのって私だけかと思っていたけれど、結構、常套手段なのかも(^^;。

ハイマツ帯に入る前に二人の写真を...二人ともいい顔しています。

ハイマツ帯の中、私もtarumae-yamaさんも写真撮るのに四苦八苦していたナナカマドの実と下ホロカメットク山。アングルを工夫したりして、結果的に、きれいな青空にも助けられて良い写真になった。

第二渡渉点で休憩した後は、朝よりも増水していた第一渡渉点をビビりながら通過した。その後は美瑛岳やオプタテシケ山、トムラウシ山の眺望ポイントで何回か写真撮影で立ち止まったぐらい。いつものようにH原さんは遥か前方に行ってしまい、tarumae-yamaさんは写真を撮っているのか遥か後方へ...時折、tarumae-yamaさん鈴の音を確認するために立ち止まったりしつつ無事に下山。お疲れさまです。

そして林道を抜けていざ温泉へ。本日はH原さん提案の「湯宿くったり温泉レイクイン」。登山の後の風呂は最高~、というわけで最高の山行が終わって帰路につくんですが、千歳でお二方と別れた後、道央道の札幌方面事故通行止で千歳ICか高速に乗れず、結局、新千歳空港経由で千歳東ICまで戻り道東道から帰宅。終わり良ければ全て良しと思っていたが、最後の最後で少しケチがついてしまった。だけど最高の一日だったことには変わりはなく同行してくれた二人に感謝したい。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/eF6jZNN)で山行写真全てが御覧になれます。

登山口までのルートはGPSログ参照。

新得コース登山口(7:35)→第一渡渉点(8:40)→第二渡渉点(8:50)→H1510m森林限界(10:00)→十勝岳(11:25←昼食等→12:35)→H1510m森林限界(13:30)→第二渡渉点(14:15)→第一渡渉点(14:20)→新得コース登山口(15:10)


今回のあこの燃費:12.8km/L(今回はあこも長い林道をお疲れ様でした)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
「FUJIFILM XF1」

高根ヶ原通信(3日目)~白雲小屋-緑岳-大雪高原温泉~

朝4時30分起床。小屋の2Fは2Fで暑くて寝苦しい夜で何回か目が覚めたものの眠れた。何か朝は苦手で、ボケーっとしながら食事をしつつ仕度をする。さすがに3日目ともなると風呂に入りたい。今日は下山するのみ。常連さん達は管理人室前で談話中で、挨拶をしてから白雲小屋を後にした。外は快晴。今年の見納めにと写真を撮る(D7000)。

板垣新道に下りると雪渓の融雪水が作り出す沢の風景が美しい。まだ、雪は大量に残っていて、結局、融けることなく新雪が降りそうだ。(D7000)

登山道は至る所に霜柱。今日は無風で体感では暖かく感じるが、気温はやはり低いらしい。(D7000)

板垣新道分岐に立つと、山のピークが湖の小島のようになっている。緑岳に向けて歩いている内に、少しずつ雲が消えて行き緑岳の山頂に立った時にはすっかり雲海は消えていた。丁度、雲海の終焉に立ち会えたみたいで貴重な体験ができた。(D7000)

緑岳の山頂は驚くほど穏やかで視界も良い。二日前は驚くほど手荒な歓迎だったのに、今日は暖かく送り出してくれる。なんか山に試されているようなそんな気持ちになる。沼ノ原付近はまだ雲海の中だが、川上岳、石狩岳へと続く稜線はすっきりと顔を出している。いつかは歩いて見たいと思うけれども、いつになることやら...層雲峡本流林道が修復されたら考えようと思う。(D7000)

緑岳からの下山中に巨岩帯でナキウサギさん捜索をしたのだが鳴き声さえ聞こえず、一体どうしたんだろうと思う。周囲は冬眠前のエゾシマリスが忙しくいているのに...そんなわけで巨岩の上のシマリス君の小休止を写真に撮った。(D7000)

巨岩帯を下りてハイマツトンネルを潜り抜けてロープのないロープ場に出て少し休憩。休憩中に東の空の遠くにダブルピークの山が見えて、もしかして知床の山だったりするかなと思って帰宅後にカシミールで同定したら斜里岳と南斜里岳だった。残念ながら夏に登った知床連山ではなかったけど、直線距離で145kmの斜里岳がこんなにハッキリ見えるのかと思うと感動してしまった。(D7000)

ちなみにロープ場の下、エイコの沢の紅葉も結構美しいのです。(XF1)

ロープ場から第二花畑にかけては、陽気に誘われたのかミヤマリンドウが多く咲いていました。行きは天気が悪くて全然咲いていなかったのに...。(XF1)


第一花畑では雪渓が遅くまで残る部分は苔でいっぱい。すっかり隊長殿の苔の写真に触発された感じで、良さそうなアングルを探して撮ってきた。(D7000)

第一花畑からは階段道をひたすら下る。高原温泉のだだっ広い広場に出て「ああ、やれやれ、長い山行もようやく終わったぁ」と思いつつ、道を譲った若い女性パーティに「スズさんですか?」と声を掛けられて驚いた。普段、見知らぬ女の人に声を掛けられることなんて皆無なので「この人どっかで会ったっけな?」と一瞬思考回路がグルグルと麻痺しそうなほど回転したが、話を聞いたら初対面でヤマレコの記録を読んでくれている方だそうだ。最後にそんなサプライズもあったけれども、無事に下山し温泉へと思ったら、日帰り入浴の営業まであと20分もある。結局、20分が待てずに層雲峡に移動して、いつもの黒岳の湯に入った後、登山軒でラーメンを食ってから帰路についた。(XF1)

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/olk9c9y)で山行写真全てが御覧になれます。

白雲岳避難小屋(7:00)→板垣新道分岐(7:20)→緑岳(7:35)→大雪高原温泉(10:05)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
「FUJIFILM XF1」

高根ヶ原通信(2日目)~白雲小屋-忠別岳-白雲平~

朝5時起床。昨晩は2Fが満室で1Fに泊ったのもあって寒い。小屋に設置された温度計は外気温-1.0℃、内気温6.7℃を示している。寒い中、皆、元気に準備して続々と出発して行く。外から聞こえてくる声を聞くととても天気が良いらしい。食事の後は2Fが空いたので引っ越し。いつもの階段近くの角スペースが確保できた。昨日、一緒に飲んだ4人も忠別岳に行くということで、先に出発する旨一声掛けて外に出たら、もう時間は6時30分になっていた。

出発してすぐ穏やかに晴れて緑岳を見上げる。とは言っても予報の通り全く無風とはいかず、時折冷たい風が吹きつけてやや肌寒い。(D7000)


高根ヶ原方面は相変わらず雲が掛かっているが、この分だと到達する前には晴れそうだ。紅葉は最盛というわけではないけれど、太陽の光に照らされて夏とは違った色合いがとてもきれい。つい先日まで暑い暑い言ってたのに、もう夏山シーズンも終わりかと思うと少し寂しい気分になる。(D7000)

ふと日陰に目をやると、紅葉したチングルマの葉の輪郭が霜で縁取られている。きれいなんだけど、なんか寒々しい(^^;。第一花畑ではまだ咲いている個体もあったのに、もう山の上はすっかり冬に向かって季節が動いている。(D7000)

そしてついに高根ヶ原が晴れる。忠別岳や向こう側の化雲岳まで晴れてきた。(D7000)

高根ヶ原分岐手前の高台まで進むと、忠別岳、凡忠別岳、小化雲岳、化雲岳、五色岳に囲まれた大きな窪みが、爆裂火口のようにポッカリと口を開けているのがよく見える。これが本当に火口だったとしたら、太古の大雪山は4000m級の山だったとしても不思議ではない思う。(D7000)


高根ヶ原分岐を過ぎると、本などで御馴染みの断崖の光景が飛び込んでくる。これは外せませんなとカメラを構えた。今日は空気が澄んでいて遠くまで綺麗に見渡せる。晴れるとは思っていたけれど、ここまでスカっと晴れてくれると気持ちが良い。(D7000)

忠別岳方向に歩いて行くと登山道の右側に高根ヶ原の宮三角点がある。今は使われていないが、大雪山系が宮内省直轄だったころの測量点で、「宮三角點」と彫られた反対側には等級が彫られているハズなのだが確認できず。季節風が直撃する面なので侵食されてしまったのか...(D7000)

高根ヶ原の登山道は基本的に断崖に沿ってついているので、下界を見下ろせるようなポイントが何箇所かある。上から見る空沼の紅葉も見事。その空沼も今年は涸れずに水を湛えている。水いっぱいの空沼と紅葉の組み合わせというのはレアケースなのだろうか?(D7000)

そして、平ヶ岳付近からの沼巡りコースの全景。雲のちぎれかたといい、紅葉した木々のポツポツとした感じがまるで箱庭のようだ。実際の見た目も美しかったけど、写真の見た目も美しくて帰宅してから驚いた(^^)。(D7000)

平ヶ岳からは木々やハイマツに覆われたコースを抜けて忠別沼へ。忠別岳の上に雲が被っているが、これほど青空が拡がる忠別沼を見たのは随分と久し振りな気がする。ここで先発体に追い付いた。(D7000)


そして忠別岳の山頂。この山でこんなに多く人がいるのは初めてみた。ヒサゴ沼に行く人あれば、トムラウシに行きたいという若者も...山頂で一緒になった人達とトムラウシに行くならヒサゴじゃなくて南沼に泊ったほうが良いと、ルートの説明や我々の知っている情報を教えてあげたら声高らかに出発していった。何か若いっていいぁ...(D7000)

そして彼らが向かうトムラウシ山は雲の中。まぁ、明日はもっと穏やかな予報だし、十分快晴のトムラウシに登れるチャンスはあるだろう。(D7000)


忠別岳山頂から南側の突端まで踏み跡があったので辿ってみると、忠別岳避難小屋や五色岳までのルートが見渡せる高台に出た。勿論断崖の上。少し恐いが以前のように足が震えて来ることもなく景色に飲まれていた。(D7000)

ふと気がついたが、忠別岳山頂からも沼ノ原が見えている。ここをyahさんshizuさんと歩いたのは去年のことだったが、もうすごく遠い昔のように思える。その向こうに見えるニペソツ山にまさかその二人が登っていたとは知る由もなし...(D7000)

最後に、先程、爆裂火口かもと書いた窪みに拡がるヤバい紅葉風景を...「うおおっ、スッゲー」ってなった。(D7000)

そんなわけで40分ほど山頂を堪能した後、白雲小屋に戻る。途中で沼巡りコースを散策する人々で賑わう大学沼を写真におさめる。今朝見たときよりも紅葉がきれいになっている気がするのはきのせいか...(D7000)

時間的に小屋に戻ってから昼食にしても良かったが途中でお腹が鳴ってきたので、米沢ケルン近くの一枚岩にお店を拡げて、高根ヶ原を眺めながらの昼食にした。午後になって風が強まり止まっていると結構寒いのだが、もう来年までこの景色も見納めかと思うと何だか勿体なくて、ボケーっと景色を眺めながらゆっくりとした昼食をすませた。(D7000)

昼食後は一旦小屋に戻り荷物を整理した後、空身で白雲平にナキウサギさんを見に行ったが鳴き声さえ聞こえず...日が傾いて来た上、風は相変わらず吹いていて超寒い。もうナキウサギさんはあきらめて帰ろうと、帰る前に遠くの烏帽子岳を望遠で撮ってみたら何か斬新な構図で結構いい感じに仕上がってしまった(^^;。(D7000)


小屋に戻ってウィスキーの水割りを飲みつつ食事。今日はハヤシライスとハンバーグ、そしてヨシさんからはウィンナーをたくさん頂いた。何だかエネルギー使った以上に食ってる気がする(^^;。また空が焼けているというので見に行くと、今日は普通の夕焼け。それよりも目にとまったのは見慣れない大判カメラ。「そのカメラをカメラに収めたい」と言って撮らせてもらった。写真はカメラと写真家の小林利男さん。なんか仕組みもよくわからんけど面白そうと、色々と聞いている内に、気がつけばすっかり太陽が落ち、一番星が上空に...一旦、小屋に戻り三脚を取ってきて写真を撮るが、さすがにこの大判カメラの前では、D7000でも少し恥ずかしい気がする(^^;。そんなことを話ながらも、話が弾み、結局、日が完全に落ちて周りに誰もいなくなるまで一時間以上話こんでいた。(D7000)

小屋の中に写真集があるはずだというので、別れてから早速小屋の図書コーナーを引っ掻き回して遂に見つけた彼の作品。しかも白雲小屋からと思われる一枚が掲載されているじゃないか。なんだか写真というよりは絵画的な芸術作品のようで、とても素晴らしい。「いつか、こんな写真撮ってみたいなぁ」と思いつつも、「自分のスタイルじゃないよなぁ」などと贅沢なことを思いつつ就寝。(XF1)


そして今日も深夜に起き出して星の撮影。ちょうどオリオン座が登ってきたので写真に撮った。月が明るすぎて大量にゴーストが出てしまったが、太陽じゃなくて月のゴーストなのだから、それも味があってよかろうと。オリオンの上にはプレアデス星団(すばる)が偶然写り込んでいた。少し望遠してゴーストのないオリオンも撮っておく。小林さんが言っていたが、今年、ベテルギウスの超新星爆発が観測できるんじゃないかとの噂があるらしいが、写真には立派な赤色の星が写っている。よく考えてみると、もう現実には超新星爆発を起して存在しないハズのものを見ているというのも、すごく不思議な感じがする。アインシュタインの言ってたことは本当に正しいのかなと、技術屋らしからぬことを思ってしまう星空だった。(D7000)


その明るい月を何とか写真に撮ってやろうと換算128mmの最大望遠で撮ったものを、トリミングしてみた。結構ちゃんと写ってるじゃん(^^;。(D7000)


そしてその明るい月に照らされる高根ヶ原とトムラウシ山。写真は実際より1段分ぐらい明るいが、肉眼で見た高根ヶ原へと続く登山道や、今日登った忠別岳、そしてトムラウシ山の輪郭などのイメージは分かってもらえると思う。ちなみに1段分暗い写真も撮って来たが、明るさは忠実だけど、モニター上では目をこらして見ないと何が何やら...夜の見た目を忠実に再現するには一体どうしたらいいんだろうか。(D7000)


ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/olk9c9y)で山行写真全てが御覧になれます。

白雲岳避難小屋(6:30)→高根ヶ原分岐(7:25)→忠別沼(8:50)→忠別岳(9:20←休憩・山頂散策→10:00)→忠別沼(10:25)→高根ヶ原分岐(11:55)→米沢ケルン付近(12:00←昼食→12:25)→白雲岳避難小屋(13:15←荷物整理→13:40)→白雲岳分岐→(14:00)→白雲平(14:10←ナキウサギさん探索→14:30)→白雲岳分岐→(14:35)→白雲岳避難小屋(14:55)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
「FUJIFILM XF1」

高根ヶ原通信(1日目)~大雪高原温泉-緑岳-白雲小屋~

連休は比較的好天しそうとの予報だったので、白雲小屋に二泊して忠別岳へ。大雪山系に行くのは遭難事件があって以来なので二ヶ月ぶり。しかも二泊山行ということで、嬉しくなって、ビールにウィスキーにおつまみ、食事も少し豪勢に、星を撮るために三脚を...など色々とザックに詰め込んだら荷物の総重量が21kgになってしまった(^^;。

気象協会の「山の天気」では21日の標高2000m付近の風速は18m/s、22日は5~8m、23日がほぼ無風ということで、初日の風はある程度覚悟はしていたものの、「山の天気」の風速は厳しめの予報が多く、まさか本当に風速18m/sの中を山頂に向かって登ることになるとは...


駐車場は満車で下側の道にまで駐車車両があふれてきているが、今日は白雲小屋に登るだけなので、昼の時点ではポツポツと駐車場が空いていて助かった。(XF1)

ただ天気は良くない。雲が結構なスピードで流れている。下りてくる人達の話では「風が強くて断念した」とか山頂付近はとんでもない状態になっているらしい。ただ下界のほうは平和なもんで、重い荷物を背負いつつも、紅葉を見ながら快適に登っていく。(D7000)

途中、ロープのなくなったロープ場から、エイコの沢を挟んで対岸の1446m峰のダブルピークを望遠で。天気はドンヨリしているが、色付いた木々と剥き出しの岩場にハイマツと輪郭がきれいな景色だったので写真に撮った。(D7000)

巨岩帯に突入。登るに連れて風が強くなってくる。ここを最後に写真を撮っている余裕はなくなった。ジグ切り道のため向かい風と追い風がが交互に変わる。向かい風では斜度+風圧で進むのが大変だし、追い風ではバランスを崩して何回か危険な目にあった。(D7000)


そして命の危険を感じる爆風吹き荒さぶ緑岳山頂。21kgのザックを背負っているのに、山頂へのひと登りは追い風と共に吹き上げられた。とても立っていられないので、姿勢を低くしてケルンに避難、ケルンで山頂標識の写真だけを撮ってみたが、この惨状が全然伝わらないのは何故だろう(^^;。(D7000)

緑岳を越えると少し風がましになったが、それでも歩くのが大変なぐらいには風が吹いている。写真は板垣新道分岐から白雲岳避難小屋方面。(D7000)


そんなわけで無事に白雲岳避難小屋に無事到着。結果的に歩行時計は今年の7月に日帰りで登った時よりも速かったが、21kgの荷物と強風に苦しめられて何倍も長く感じたし、疲れた。小屋付近は風は穏やかだが、近くのナナカマドの葉は全部落ちて赤い実だけが残っていて、強風の痕跡が伺える。後で聞いた話だが小屋の近くでも瞬間最大で40m/s近い風が観測されたらしい。(D7000)

ビールも一杯を持ってきたんだが、気温は3.8℃。とても気分ではないが一応冷やす(^^;。(D7000)

小屋番の金野さんにビール差し入れたら、お礼というか何というか、管理人&常連さんグループに鍋をご馳走になった。いやぁ、山の上でこんないいものが食べられるとは....(XF1)

金野さんが空が赤く染まっているというので、宴会を一時中断して外へ...スゲー、本当に真っ赤だ。明日は晴れそうだねぇなどと言いつつ、また宴会スタート...昨年の山開きの時に出会ったヨシさんからは、大根の浅漬けやワインなど色々とご馳走になってしまい、7時過ぎまで楽しく飲んで就寝。(D7000)



そして例によって深夜0時近くに一旦目が覚めたので、星を撮りに外へ...「なんじゃこりゃ~、外が明るい」、月明かりが雲で拡散して異常な明るさ。ライトなんてなくても足元の岩まではっきり見える。風は少しあるが耐えられないほどではないので、色々写真を撮ってみる。(D7000)


月明かりに照らされた白雲岳の断崖と上空の星空。周囲が明るいので星の数は多くは見えないが、気持ちの良い写真になった。(D7000)

トムラウシ方面に掛かる放射状の高積雲。もちろん肉眼でも見えるんだけど写真に撮るとものすごく鮮明~。もう少し色々撮っていたかったが、氷点下近く、風も吹く中、さすがに耐え切れずに就寝。明日はどうなることやら...(D7000)

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/olk9c9y)で山行写真全てが御覧になれます。

大雪高原温泉(12:20)→緑岳(14:35)→板垣新道分岐(14:45)→白雲岳避難小屋(15:05)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」
「FUJIFILM XF1」

FUJIFILM XF1 ~絞りとダイナミックレンジ特性を調査した~

XF1の絞りと解像度について、前回f5.6をピークにf4、f8で解像度が低下すると言ってましたが、今回、XF1の解像度テストをしているサイト「PHOTO REVIEW」を見つけたので、よ~く見てみると、広角端や中央部はほぼ収差なしと考えて良いような、絞れば絞るほど解像度が低下するような結果になっていて自分の印象と随分と違うなぁと驚きました。そんなわけで今回予定していたダイナミックレンジ特性評価と同時に、再度、絞りを変えつつブレないようにカメラを固定して撮ってきました。ちなみに、このサイトでは回折による解像度への影響がf6.4から見られ、f8~f11にかけてシャープネスが損なわれるとのことです。


<f値と解像度:PHOTO REVIEWより>

比較に用いたモデルバーンの風景。撮影日は9月18日(水曜日)。この日は晴れたり曇ったりの天気で光量が変って難しい撮影条件でした。絞りとダイナミックレンジを変えて撮っていますが、正直な話、この被写体では等倍でも解像度的な違いがあまりわからず、最も条件の厳しそうな端部のレンガ倉庫部分をクロップして比較してみます。

  
f2 ss1/300 DR・ISO100 f2 ss1/600 DR・ISO200 f2 ss1/1000 DR・ISO400
  
f2.8 ss1/150 DR・ISO100 f4 ss1/100 DR・ISO100 f5.6 ss1/30 DR・ISO100

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(換算25mm)、露出補正0段、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA

まず、ダイナミックレンジ特性ですが、DR値が大きいほどレンガの輪郭が不明瞭になり、解像度の低下が伺えます。まぁ正直、「コンデジにここまで要求する?」っいうレベルですが...

対f値特性については、天候条件が不安定だったので多少のエラー要素はあると思いますが、f2が最も良く、絞れば絞るほど解像度が低下するという印象を受け、「PHOTO REVIEW」のテストデータと似た結果になりました。f8では光量不足でISO設定が200になってしまったので掲載しませんでしたが、f5.6と殆ど変りません。f2~f4までは解像度的に問題ありませんし、f5.6、f8も解像度の低下は見られますが十分実用域です。f2~f8まで4段分の実用レンジがあるというのは非常に使い勝手が良さそうです。ちなみにこれは広角端の話です。

        f5.6、ss1/400                 f8、ss1/220
絞り優先オート、焦点距離25.6mm(換算100mm)、露出補正0段、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA

次に望遠端でもダイナミックレンジと、絞りの影響を比較してみました。比較に用いたのは藻岩山を望遠で捉えた風景です。同じく9月18日(水曜日)の撮影です。先程の広角端とは異なり、等倍比較でなくても1段絞ると明らかに解像度が低下する様子が伺えるので両方の写真を掲載しておきます。f8では藻岩山レピータやロープウェーのロープが見えづらくなっています。ここでは藻岩山レピータを等倍クロップして比較してみます。

  
f5.6ss1/400DR・ISO100 f5.6ss1/800DR・ISO200 f5.6ss1/1300DR・ISO400

  
f8 ss1/220 DR・ISO100 f8 ss1/450 DR・ISO200 f8 ss1/900 DR・ISO400

焦点距離25.6mm(換算100mm)ではf4.9~f11までしか設定できないので、f5.6とf8の比較です。f5.6でDR値を増やすとレピータ鉄塔の輪郭が怪しくなっていくのがわかります。f8.0も頑張ってますがf5.6のほうが全然綺麗です。広角端では実用レンジが広かったのに対し、望遠端ではf値もDR値も実用域はかなり狭く、絞りは開放~f5.6ぐらい、ダイナミックレンジはDR100で撮影するのが良さそうな印象を受けました。

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f2.8、ss1/150、露出補正0段、ISO100、DR100%、フィルムシミュレーションASTIA

そんなわけで、これらを踏まえた上での渾身の一枚をどうぞ(^^;。今日の昼間は雲が多くてイマイチだったので、夕暮れの風景になっちゃいましたけど...

XF1持って北大散歩 ~ダイナミックレンジ設定について少々~

今日はものすごい好天。こんなに雲がないのは何時以来だろう。そんなわけで今日も散歩に出ました。


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/1300、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA

前回のモデルバーンで学んだカメラの特性を活かして、青空がきれいに切り取られていた工学部の材料化学棟を撮ってみた。カメラ上で「う-ん、いい感じ」と思っていたら、パソコンで見るとノイズリダクションの影響で、壁のタイル地が消えまくっている。明暗差の大きいシーンで、ダイナミックレンジ設定を400にするため、ISOも自動で400まで上がったらしい。動物を狙っているわけでもないのにシャッタースピードが異常に早くなってる~(^^;。さもありなんって感じの出来栄え...ああ、難しい。ISO設定でAUTO200ってのがあると嬉しいんだけどなぁ...ダイナミックレンジが400%になるようなシーンでは手動でDRかISOを設定しないと、上手く撮れないみたい。AUTOホワイトバランスも全体的に青に引っ張られた感じ..ただ空の色が綺麗なので、これはこれでいいと思う。

絞り優先オート、焦点距離8.7mm(34mm換算)、f5.6、ss1/42、露出補正0段、ISO100、DR100%、撮影シーンなし、フィルムシミュレーションASTIA

「凄いぞ、工学部! ゴミ捨て場に電子顕微鏡が捨ててある。」と思って撮った一枚。ゴミ捨て場の写真だけど、見よ、この解像感。DR100で撮れればザッとこんなもん。ゴミの細部までちゃんと見えますぞ(^^)。

9/13に比較撮影した時は、あまり気にしていませんでしたが、ダイナミックレンジ設定も画質を決める重要な要素のようですね。今までの経験的に200ぐらいまでは比較的きれいに写っていると思うんですが...また、明日モデルバーンで比較撮りして来ないとですね。XF1はオートブラケット機能も充実してて、通常よくある露出ブラケットの他に、ISO・フィルムシミュレーション・ダイナミックレンジブラケットが設定できるので、比較撮影がものすごく楽にできます。

ブラケット撮影をした時、ISOとフィルシミュレーションはシャッターが1コマ分しか切れないのに3コマ分の画が出てくるため、内部ソフトウェアで処理をしていると思われるのに対して、露出とダイナミックレンジはシャッターがちゃんと3コマ分切れて光学的な処理が行われていることが伺えます。ダイナミックレンジもソフトでやっているんだと思っていましたが少し意外...あっ、ダイナミックレンジ変えるとシャッタースピードも変わってしまうからか...テヘっ(^^;。


今回のカメラ:「FUJIFILM XF1」
今回の歩数:12,936歩

FUJIFILM XF1の設定をいじってみた

9月13日金曜日...えっ、13日の金曜日だったの?...まぁ、それはさておき、北大のモデルバーンでFUJIFILM XF1の撮影モードを色々変えて撮り比べて来ました。結構、面白い結果となりまして、プレミアムEXRオートは確かに賢いけれども、Aモード等で撮影すれば、よりこのカメラの良さが引き出せるというか、そういう印象を受けました。


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/58、露出補正-0.7段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションPROVIA


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/58、露出補正-0.7段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションVelvia


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/58、露出補正-0.7段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA

明暗差の非常に大きい木々に覆われた池で、フィルムシミュレーションの比較です。スタンダードのPROVIAが一番コントラストがなく、ソフトのASTIA、ビビッドのVelviaの順にコントラストの高い画になっていきます。色味はスタンダードのPROVIAがやや青が勝った印象で、ソフトのASTIAは暖色系、ビビッドのVelviaは緑が強すぎる印象です。私はPROVIA以外にこれらのリバーサルフィルムを使ったことがないので、何とも言えませんが、他の方々のブログでも似たような所見が述べられていますが、ASTIAよりもPROVIAのほうがソフトな印象を受けます。この三者の中では、ASTIAが最も色再現性が高く、適度にコントラストもあり、実際の風景の再現性が高いと思います。

あとexif情報を見て驚いたのですが、撮影モードが絞り優先オートでも、撮影シーンに風景が自動的に選択されていました。オートやシーンモードでないと、撮影シーンは適応されないと思っていただけに、これは少し嬉しい誤算でした。

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/400、露出補正-0.3段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションPROVIA

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/400、露出補正-0.3段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションVelvia

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/400、露出補正-0.3段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA

今度は先程よりも明暗差の少ないシーンでのフィルムシミュレーションの比較です。池の写真よりも明瞭にフィルムシミュレーションモードのコントラスト差が解ると思います。コントラストはPROVIA<ASTIA<Velviaの順です。色味はPROVIAが青、Velviaが緑、ASTIAが赤が強調されているように感じますが、やはりASTIAの再現性が高いですね。


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/350、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションPROVIA

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/350、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションVelvia


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/350、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA

以前にも写真に撮った収穫室と穀物庫です。オート露出で撮ったら露出オーバーになってしまいました。周囲が明るいシーンではマイナス補正で撮ったほうがいいかもです。この写真でもASTIAが実際の見た目に近い印象です。

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/5、露出補正0段、ISO400、DR400%、フィルムシミュレーションPROVIA、等倍クロップ、ノイズリダクションSTD

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/5、露出補正0段、ISO400、DR400%、フィルムシミュレーションVelvia、等倍クロップ、ノイズリダクションSTD

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/5、露出補正0段、ISO400、DR400%、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ、ノイズリダクションSTD

馬の毛のディテールがフィルムシミュレーションでどのように変るか比較してみましたが、三者ともにそれほど変化はないようです。それにしてもASTIAの色はとてもきれいで、もうフィルムシミュレーションはASTIAに固定でいいんじゃないかと思います。ただ、プレミアムEXRオートではフィルムシミュレーションはPROVIAしか選べないので、折角の優秀なオート機能が封印されてしまうのは少し残念ですが、仕方がないかぁ...

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/5.3、露出補正0段、ISO400、DR400%、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ、ノイズリダクション弱

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/5.3、露出補正0段、ISO400、DR400%、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ、ノイズリダクション強

ディテール潰れについてはノイズリダクションと関係性が大きいだろうと考え、強、STD、弱の比較ができるように写真撮ってきました。フィルムシミュレーションはASTIAでの比較です。ノイズリダクション弱では比較的毛がハッキリしますが、STD、強となるに従って油絵のような崩れた仕上がりになっていくことがわかります。

こうやって比較すると違いが見られますが、センサーサイズを考えると良くなっているとは言え、解像度はそれほど大したことがなく、ノイズリダクション弱で得られる馬の毛の解像感と、その弊害であるノイズレベルを天秤にかけると、STD設定でいいのかなとも思います。ただ、今回の撮影場所は屋内なので、屋外など明るいところで撮影する場合は、ノイズリダクション弱でも解像感を活かしつつノイズの少ない写真が撮れるかもです。そういうシーンに出会ったら、また試してみたいと思います。

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/350、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/180、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ

XF1はf値が11まで設定できますが、コンデジだと回折の影響を受けやすいとのことなので、絞りによる影響も見てみました。f8では輪郭のシャープさを失っていることがわかります。f5.6ぐらいがちょうどいいんでしょうか?

絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f4.0、ss1/180、露出補正0段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f5.6、ss1/80、露出補正0段、ISO200、DR200%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ


絞り優先オート、焦点距離6.4mm(25mm換算)、f8.0、ss1/90、露出補正0段、ISO400、DR400%、撮影シーン風景、フィルムシミュレーションASTIA、等倍クロップ


一番最初の池のシーンでの比較です。今度はf4も撮ってみました。f4でも解像度はそれほど良くなく、ここでもf5.6の解像度が一番高いですね。XF1のフジノンレンズはf1.8と明るいので2段ぐらい絞ってf4ぐらいで一番いい画が出てくるのでは?と思ってましたが、少し予想外でした。ただ確かにf4とf8では解像度は低下しているものの、実際問題、こうやって等倍で比較しなければ気にならないレベルです。

大体このカメラの特性も理解できてきました。フィルムシミュレーションはASTIAが最適ですね。なぜフジフィルムはこれをソフトと呼ぶのか理解に苦しむところがありますが(^^;。ディテール潰れもノイズリダクションの設定で改善の余地がありそうです。絞りはf5.6を中心に設定するのが良さそうですね。露出はややオーバー気味になる傾向があるので、状況に応じてマイナス補正すると良いと思います。

フィルムシミュレーションを設定するにあたってプレミアムEXRオートが使えなくなってしまいますが、絞り優先モードでもISO設定をAUTO400に設定しておけば、ダイナミックレンジ設定を100~400の範囲で自動設定してくれますし、撮影シーンも自動で選らんでくれるので、昼間の風景撮影はこれで十分だと思います。プレミアムEXRオートは夜景の撮影では抜群の出来を示しているので、夜の撮影はこれで行こうと思います。

いじればいじる程、このカメラ、面白いですねぇ。他にも設定項目がいっぱいあるので、好みの写真にしたければ、いくらでも設定できそうな気がします。やっぱりただのコンデジじゃないですよ。素晴らしいです(^^)。

ガルパン大会

9月15日。三連休中日。天気は雨。何だかです。昨日はまずまずの天気だったものの、学生さん達と約束をしていたガールズ&パンツァーの一気見をしてしまいました。Blu-rayを1巻ずつ買ってチマチマと見ていましたが、こうやって通しで見るのも中々良かったです。ものすごく作りにこだわった戦車アニメで、背景でとにかく色々なものが動き回っています。TV放送時は製作遅れで、放送枠内で入りきらなかったり色々とトラブルもありましたが、このクオリティで最後まで作り上げたスタッフ陣には本当に頭が下がります。舞台となった茨城県大洗町はアニメを使った街おこしなどで一般の報道番組でも取り上げられたりしてますから、知っている人も少なくないと思います。

ともあれずっと酒も飲んでいたので、今日が仮にいい天気だったとしても、山に出動できたかどうか...微妙ですな(^^;。そんなわけで、金曜日にXF1の撮影モードを色々とイジって撮影してきたので、それの比較記事など書いてみようかと...今、頑張っている次第です。では、また本編は後程...

D7000 vs XF1 ~手稲山・布敷の滝~

手稲山登山道で撮った布敷の滝。Nikon D7000とFUJIFILM XF1との撮り比べ...比較すること自体が無茶な気がしますが。

D7000は光量差が大きく難しい背景でも白トビが殆どない上に、コントラストも適度にあって素晴らしい出来です。逆にXF1はコントラストを少し落として白トビを抑えようと努力している感が見られますね。

色合いも少し違っていて、XF1の青が勝っているのか、D7000の赤が勝っているのか、微妙なところではありますが、少し暖色系っぽいD7000のほうが私の好みです。比較的Nikon機に色味が近いという印象で買っただけに、この点は少し誤算でした。

あとブログに貼った写真ではわかりませんが、D7000では水の軌跡一本一本まで見えているのに対して、XF1ではディテールが崩れて油のような粘性の高い液体が流れているような印象を受けます。これは前回のレポートと同じですね。


D7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED
焦点距離24mm(35mm相当)
絞り優先
f5.6 ss1/25 iso100

XF1
焦点距離9mm(35mm相当)
プレミアムEXRオート(ダイナミックレンジ優先、風景・木の葉)
f/3.6 ss1/34 iso100

何かD7000と比較しているとXF1の粗探しをしているようで心外な気持ちになりますが、逆にD7000と比べてもそこそこ見れる画になっているというのは、素晴らしいところではないかと思うのです。

手稲山 ~晴れ間を狙ってピークハント~


週末の度に「大気の状態が不安定」「ゲリラ豪雨」などにされされて気がつけば、もう夏山シーズンも終盤に。なんてこったい。今日も不安定ながらも札幌だけは長時間の晴れ間が見込めるということで、近所の手稲山に行くことに...朝5時に起きていながら、グタグタと録画したアニメとかを見つつ、ゆっくりと御飯を食べて、準備していたら8時スタートになってしまった。8時の時点で、あこを最後に平和の滝駐車場は満車。盛況。ただ発達しそうな雲が山頂上空にある。

この山は巨岩帯に入るまで殆ど眺望がないので少し退屈しながら登っていく。北電の高圧伝送路泊幹線のあたりで、手稲山のアンテナが見えてくるが、このあたりの景色は結構好きだ。

北電の伝送路から少し進むと冬道の分岐。冬に来たのは一度だけだが、この一体だけ樹林が薄く、記憶の風景とも一致した。GPSも同じポイントを差している。これだけの鬱蒼とした熊笹が雪に埋まるっていうのが、少し信じられないような印象を受ける。冬道分岐を越えてデジャヴポイントを通過すると布敷の滝。ここでXF1とD7000の撮り比べをしたが、それはまた次の回に...デジャヴの話は下山時に写真を撮ったので後程。行きは賑やかな御一向様がいたので、できるだけ離ししつつ行きたかったのでありマース(^^;。

苔むした滑る岩場を経て、足場の悪い巨岩帯へ。そして思い出すこの景色、蘇る記憶。今年の冬に先行パーティを追尾していたら丁度、写真の下側の樹林帯に出てしまって、ここまで直登したことを...。

その後、紆余曲折を経て真っ白な山頂へ。一等三角点「手稲山」は残念な状態。足蹴にでもされたのか、上部四隅が大幅に削られてコンクリートで補修してある。そして補修した周囲をコンクリートで埋められて沖ノ鳥島みたいな状態に...一辺の大きさで一等三角点だとわかるが文字も読めない。大切にしましょう三角点。右側の写真は白い山頂に集う人々。私は写真を撮ってすぐに引き返した。

途中で興味深い門標を発見。達筆で最初は「北大雪物理観測所?」と思ったが、ここは大雪山じゃない。帰ってから調べたら北海道大学理学部教授の孫野が建てた「北大雲物理観測所」の跡に残る門標で、題字は旭岳ロープウェーのナレーションにも登場する雪の博士中谷宇吉郎らしい。詳しい文献があったのでURLを記しておく。

www.metsoc.jp/tenki/pdf/2007/2007_05_0089.pdf

その孫野教授が世話になったというHBC送信所の記念碑。HBCが初めて手稲山に送信所を作るということで、当時はそんな山奥にどうやって資材を運ぶんだということで、アホだの馬鹿だのカスだの色々と言われたようだが、結果としてHBCが開削した道路を使ってNHKや民放各局やアンテナが建てられている。先駆者というのは辛いものですな。わかる、わかるよ(T_T)。

下山時にケルンの下の岩場で昼食。そして、本日唯一の眺望が藻岩山。なんかなー。札幌ドームも異様に日光を反射して、雲の中でも存在をアピールしていたのは非常によくわかったが...

で、これがデジャヴポイント。まぁ、ありがちな風景とはいいつつも、初めて来たときから何処かで見たことある景色なんだけど、どこだが思い出せなくて...

XF1のトイカメラモードでトリカブトを...花のクローズアップ撮影に使って見ると、ボケモードよりもこっちのほうが、中央部が強調されて面白い写真が撮れる気がする。

ヤマレコで山行詳細が、Nikon image space(http://img.gg/qCb0X9j)で山行写真全てが御覧になれます。

平和の滝登山口(8:00)→ケルン(10:05)→手稲山(10:20)→ケルン(10:40←昼食→11:25)→平和の滝登山口(13:00)

今回のカメラ:「Nikon D7000」+「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」
「FUJIFILM XF1」

※あこの燃費レポートはありません

Fujifilm XF1を持って北大構内プチ散歩

ここのところ傘を持っての散歩ばかりでしたが、今日は久々に青空が見えて傘なしで楽しく散歩に出掛けました。XF1用のケースはロープロのミュニック20とバーテックスのストラップ付カラビナの組み合わせです。XF1を入れて見るとサイズ的に少し窮屈ですが、まぁしょうがないか...この組み合わせだとカラビナをベルトループに引っ掛けて手ぶらで歩けます。歩き易くてとてもいい感じです。

一枚目は北大農場から手稲山です。久し振りに山頂のアンテナ群が見えていい感じの風景でしたが、さすがのXF1も遠景ではコンデシって感じです。

農場の一角、花木園です。何かどこかで見た顔の人が石像になっていると思ったら、稲造さんでした。五千円札が新しくなってから久しいですしねぇ。


花木園のプチ木道を通って行ったところにある毒々しい色の沼。なんか、やばい色ですね。


蔦が絡まってとても良い味が出ている博物館の外壁です。この写真だけを見ていると、子供の頃に良く連れていってもらった甲子園球場を思い出します。


大野池(通称ひょうたん池)です。風のない水面に空が写ってとても良い写真になりました。前の道路は良く通っているのに、ここに来たのは初めてです。意外と奥行きがあっていい感じの休憩スポットですね。

アンダーパスの上を通って帰宅です。今日も一日が終わりました。お疲れ様でした。

今回のカメラ:Fujifilm XF1
本日の歩数:8977歩(写真撮ってたら歩く時間がなくなりました(^^;)

琴似神社秋の例大祭

9月3日に琴似神社例大祭に行ってきました。天気が微妙だったせいか春ほどの賑わいがなかったですが、それでも盛況。ここにくる前に、御近所さん達とビール3缶ほど飲んですっかりできあがっています。

とりあえず屋台の飲み屋をチェックしつつ、神社に御参りをしにいきます。

琴似のゆるキャラ「トニ子」っていうのがありました。いつ、こんなキャラクターできたんでろう。琴似限定なんて地域食強すぎじゃ(^^;?


琴似神社につきました。

お賽銭用にと思って財布から取り出した5円玉。昭和64年製でした。価値があるのかと思って取っておいたら、大量生産されていて貨幣価値以上の値段にはならんらしい。以前どこかのスーパーで500円玉の代わりに旧50円玉をつかまされたことがあって、これでチャラになるかと思っていたのに、そううまくはいかないようです。

相変わらずの参拝の行列が続いています。年2回の御参りすると何か節目を通過したなぁって気がします。この後、残念ながら屋台の飲み屋がいっぱいで入れず、立ち飲み屋を二件はしごして帰りました。翌日、なんだか、足が妙に疲れてんなぁと思っていたら、2時間以上立って飲んでいたのを思い出して、ああ、これかと(^^;。

今回のカメラ:Fujifilm XF1

しかしXF1は夜景も綺麗に写りますね~。何も考えずに手持ちの片手撮影でこれだけ撮れていますから驚きです。ノイズなんて全然気になりませんよ

Fujifilm XF1 ~色んなシーンで撮影してみた~

最近、職場の昼休みに散歩に出るようになりましたが、カメラ片手に散歩できるようなコンパクトデジカメで、jpegの撮って出しでもって画質的にも満足できそうなものということでFujifilmのXF1を買いました。このカメラ、電源を入れるために、レンズを引っ張り出すのですが、最初は何て使いにくい設計だろうと思っていたら、使い出したらものすごく便利で、すっかりその動きに慣れてしまって、別なカメラを使って写真を撮るときに誤ってレンズを廻してしまった程です。

今日はXF1を買ったら行ってみようと思っていた札幌農学校第二農場(通称モデルバーン)を散歩してきました。撮影モードはEXRオートです。オート撮影には少し抵抗がありましたがザックリ使ってみた印象で、ものすごく適切に撮影モードを選んでくれるので「もうこれでいいじゃん」と。特にマクロ撮影時に自動でマクロモードに切り替わってくれるのは嬉しいです。

ゲートを入ったすぐの池のほとりです。撮影モードは自動で「ダイナミックレンジ優先、風景・木の葉」に変りました。少し白とびしましたが、とても自然な感じで美しいです。ただ、解像度がL(4000×2664)で撮影していたつもりが自動でM(2816×1864)になっていて、何でだろうと思ったら高感度やダイナミックレンジ優先モードでは自動でMサイズで記録される仕様だそうで、うーむ、これはちょっと頂けないかなと....ただ折角のダイナミックレンジ優先モードが封印されてしまうのは痛いので、Mサイズも止む無しって感じです。

次は太々しい表情の鴨さんです。撮影モードは「高解像度優先、風景・木の葉・動き」になりました。何というか独特の画像処理で、等倍で見るとノッペリとした印象の画なのですが、ブログサイズではすごく美しく見えますね。

次は模範家畜房の中です。「高解像度優先、AUTO」になりました。ん? ダイナミックレンジ優先になるかと思っていたら高解像度優先で、撮影シーンがAUTOってのは? 暗いところは少し苦手なのかな。先程の鴨と同様に、等倍では馬の毛のディテールが崩れてノッペリとしている様子がわかりますが、ブログサイズで見ると素晴らしいですね(^^;。

収穫室と穀物庫です。「ダイナミックレンジ優先、風景・木の葉」です。周囲が明るい時の撮影モード選択の正確性は驚くべきものがありますね。庇の下などの暗がりも黒つぶれすることなく綺麗に写っています。素晴らしいの一言です。解像度がMサイズになっちゃうことを除けば(^^;。

散歩は終わりました。仕事の合間に学生さんに渡したら計測器を撮ったようで、何かボケ具合がいい感じだったので載せました。撮影モードは「高解像度優先、AUTO、マクロ」になりました。花と風景を交互に撮るときとか、自動でマクロになってくれるのは有り難いですよね。最近のコンデシは皆こんな機能付いてるのかな?

そして最後は、帰宅途中に我が家の方角の夜景を撮りました。撮影モードは自動で「高感度・低ノイズ優先、連写重ね撮り、夜景」になりました。周囲がまっ暗な中、望遠端(換算100mm)の手持ちでこれだけ撮れれば十分でしょう。いやぁ、素晴らしい、Mサイズになっちゃうことを除けば(^^;。

まぁ、そんなわけで今日一日で色んなシーンを撮ってみましたが、散歩カメラとして日常のスナップ撮影をするには十分すぎるぐらいの性能のカメラだと思います。気になるところは2点で、撮影モードによって解像度が2816×1864に変ってしまうのと、jpegの画像処理エンジンの特徴なのか毛などのディテールが崩れてしまうところでしょうか。まぁ、とは言ってもこのカメラはコンデジですしね。そこまで要求するのは酷かと...スナップ撮影と割り切ってしまえば十分に許容範囲ですし。

それを押して余りあるぐらい、EXRオートの撮影モードの選定精度が高い上に、オートホワイトバランスや露出も正確で、構図を決めてシャッター押すだけで自然な色味の写真が簡単に撮れるというのは素晴らしいです。パワーON/OFFのレンズ操作機構も、慣れればサッと電源入れて撮影できるのが便利だし、いい買物をしたと思うのと同時に、何よりこのカメラで写真を撮ることがとても楽しく思えるのが一番良かったことですね(^^)。

今回のカメラ:「NIKON1 V1」+「1 NIKKOR 10mm f/2.8」(1枚目)
       「Fujifilm XF1」(2枚目以降)

ああ、そういえば名前付けてませんね、今回(^^;。