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まだまだ雪深いイチャンコッペ山と幌平山

本日はリハビリを兼ねてイチャンコッペ山。1ヶ月ぶりに札幌から外に出た気がする。最近凸凹道路がニュースなどで話題だが、ウチの近所や通勤路ではあまり見掛けず、何のことだろうと思っててたが、真駒内あたりで横断歩道等のマーキングが全部剥がれて、路面がダート道みたいになっていて驚いたと同時に納得。10時前に幌美内展望台の駐車場に着。誰もいない。準備して登山口で入山届をチェック。平日とは言え、こんな晴天にも関わらず誰も登っていない。単独ということもあり、雪に埋まってケガとかしないように、ゆっくり慎重に行くことにして登り始めた。ちなみに今回のカメラはD7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED。

登り始めてすぐ恵庭岳が顔を出す。いいねぇ。心配した割には雪も硬くて埋まるようなことはなさそう。ただ昨日多くの人が登っているはずなのに、風が強いせいかトレースが殆ど埋まっていてルート探しに苦労した。イチャンコッペは最初から急坂だが、いつも以上に辛い。雪かきのおかけで腕と心肺は全然問題ないけれど足が全然ついてこない。思えば山に登ったのって室蘭岳以来だから、1ヶ月半のブランクは大きいようだ。

幌平岳との分岐点から、いつもの景色だけど広角の縦アングルで撮ると雰囲気が全然異なることに驚いた。何だか今日は驚いてばかりだ。ここからは幌平岳には向かわずにイチャンコッペ山の反射板を目指すが、何だか夏道が完全に雪で埋まっているらしくて、トレースは緩やかに登り始める。

緩坂を登り切ると何だか開けた所に出た。「うーむ、もしかしてここって614mピークかなぁ」と思って写真だけ撮っておいて、帰宅後にGPSログと照らし合わせるとやはりそうだった。夏道はこの左側を巻いている。通ったことのないルートなので結構面白い。


この冬道トレースは眺望がバッチリで何回も支笏湖が見渡せる上に、ピークを繋ぐように通っているので反射板も全体が綺麗に見える。とてもいいルートだ。「夏道もこちら側に付け替えてくれれば良いのに」と、そんなことを思ってしまう。

支笏湖の眺望を楽しみつつも風は結構強い。風の通り道では頻繁に地吹雪が起きている。下山途中に気付いたことだが、登りで付けた自分の足跡さえ1時間足らずでほぼ完全に消えていた。これでガスったりしたら、完全にルートを見失いそうなので今日はラッキーだったと思いたい。


そんなわけで反射板到着。足はフラフラ、北風ピーフーだけど景色は最高。まずは恵庭岳を。雲が恵庭岳を中心に放射状に拡がってくれているような気がして(そんなことはない)、とても気持ちの良い写真になった。

お次は反射板から見た支笏湖をフレーム内に独り占め。誰も登って来ないので文字通り独り占めだけど、こんな画を撮りたかったというのを具現化してくれたような写真になった。

イチャンコッペ山自体はあまり眺望が良くないし、もう足がもたなさそうなので、今日は反射板で引き返した。下山中にユニークな雲を捉えたので写真に撮った。「イチャンコッペ山に遊星爆弾飛来中」みたいな感じか(^^;。

下山中に「今日は名のあるピークを一個も踏んでないな」とふと思い、前方に見える幌平山に前回登ったときはガスの中で眺望もなかったので、登ってみようかと興味が湧いてきた。足は重かったけど、トレーニングだと思って登る。ここも支笏湖も眺望がとても良いし、反射板から見る景色とは角度が変わって楽しめる。

そんな訳でちゃんとピークを踏んできた。山頂標識を探すのに手間取って随分と奥まで進んでしまったが御愛敬。それもそのはず、イチャンコッペ側から登ると、丁度木の裏側に標識があって全然気がつかない。幌平山ってオコタンペ側から登る山なのかなと思う。ちなみに山頂近くで三角点と思われる四角い土台の部分の雪が窪んでいた。写真は撮ったが掘り出す元気までなく、プチ三角点ハンターとしては少し残念。時にこの三角点、三等三角点「幌平」というのが正式名称らしい。幌平山という呼称は、もしかすると三角点名称から来ているのかもしれないなと思う。ちなみにイチャンコッペも三等三角点でこちらは「一安公岳(イチャンコウダケ??)」。

もう膝が痛くなってきたので、下山はショートカットで。ただ正午をまわって大分気温が上がってきたせいで、輪カンでも気を許すと埋まる、埋まる。膝も痛みも増してきてトレーニング不足を痛感した山行だった。

下山後にあこで昼食していたら、見覚えある車が道路に現れて、クラクションがプップーと...tarumae-yamaさんだ。シマエナガさんと北尾根経由で恵庭岳に登ってきたらしい。またまた自宅に招かれて奥様の美味しいお茶をご馳走になりました。

ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/WN0bjV0)で今回の山行の写真が御覧になれます。

幌美内登山口(10:00)→漁川ダム反射板785m峰(11:35)→幌平山(12:45←散策→12:55)→幌美内登山口(13:20)