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黒滝山(広島県竹原市) ~瀬戸内海の展望台~

元々は竹原と尾道を観光するつもりだったのが、竹原で思いのほか時間を費やしてしまって尾道に行く時間がなくなってしまったので、尾道はやめて近場の黒滝山に登ることにした。あこと忠海駅前の登山口標識を頼りに進むと、歩行者通路に誘導されて少々まいったが、カーナビ地図でそれらしき場所に誘導してもらって何とか登山口に到着。登山口の駐車場は両側一車線で車4台でもういっぱいという感じ。

標高300m弱の山なので靴まで観光客スタイルで登りはじめる。山頂まで数十分ぐらいだと思っていたので、登山口標識の黒滝山1800mというのを見て少々驚いたが、登っている方に聞いたら15分で登れるというので安心する。実際に写真などを撮りつつゆっくり登っても20分ほどで山頂。

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標高の低い山だが、山頂は巨岩もあって眺望も良く、高山から眺めるかのような景色が拡がり非常に良い山だ。しばらく巨岩に腰掛けて傾いていく日を眺めながらボーっとする。山頂だけで神社が3つもある。そのひとつ出雲大社・大峯神社の祠から瀬戸内海を望む。

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岩峰の先にも何かあるみたいなので規制線を越えて行ってみる。こちらも祠がある石鎚神社のようだ。ここからは忠海の町並みと瀬戸内海が遮ることなく一望できる。写真は忠海港と海を挟んで向こう側に大久野島と大三島、丁度、これらを結んでいるフェリーが入港しようとしている。

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こちらの写真は阿波島方面の夕景。だいぶ日も傾いてきたのでぼちぼち下山する。帰りも色々と寄り道して帰る。お堂に鐘楼に鎖場等々とても面白い山だ。更に奥にある白滝山は結構距離があるようで、時間的に厳しいため断念。今度、機会があるならばそちらも登ってみたいと思った。

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帰りは途中で知り合った地元男性と話をしながら下山して、さくら堂でも30分ほど談笑。ここはたまゆらの舞台でもあるのでアニメの話や歴史の話などで盛り上がった。地名なども結構源平由来の名前がついているらしく、散策すればするほど面白い発見がありそうな街という印象を受けた。

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下山後は日も暮れたので、また竹原市街に戻ってお好み焼きを食べてから帰宅したが、町並み保存地区から見た星空が最高にきれいで一番印象に残った風景となった。都会だと空が明るくて町で星なんて殆ど見えないから、この光景はとても貴重。町並みだけでなくて、こういう環境も保存していってもらえれば嬉しいと感じつつ帰路についた。


登山口駐車場(15:20)→山頂広場(15:40)→黒滝山(15:45←休憩・散策→16:30)→円通堂(16:40)→さくら堂(16:55←雑談→17:25)→登山口駐車場(17:30)

今回のあこの燃費:12.3km/L