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紋別岳 ~春の出会いを求めて~

ゴールデンウィーク3日目。天気も良いので、お手軽に行ける山ということで紋別岳に行ってきました。連休の晴天日ということもあり、支笏湖に行く道も交通量が多かったです。9時30分ぐらいに家を出て登山口の駐車場に着いたら、もう11時をまわっていました。駐車場は満車状態で路上にあふれている始末。結構な人が登ってるんだなぁと思いつつ、こちらも荷物をまとめて出発です。

十勝岳の疲れもまだ癒えず(少々風邪気味)、攣った足もまだなんか微妙に痛い中、のんびりダラダラ登山の予定でしたが、暑いぐらいの陽気のせいで汗ダラダラ登山になってきます。足取りも重く去年の秋にtarumae-yamaさんと歩いたルートを進んでいきます(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/97.html)。2000m標識を越えたあたりから雪が舗装路を覆いはじめて前にも増して足取りが重くなります。

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ルートの大半が林の中ということもあり風景よりも動物達との出会いを期待して、30-110mmレンズを装着して登りますが、そんな機会はないようです。擦れ違うパーティはみんなにこやかで心底楽しんでるなぁって感じです。管理人はというと頭がボーッとしてきて別の意味で気持ち良くなってきました(^^;。擦れ違う人もいなくなった頃、恵庭岳の眺望が拡がります。木が点々とした笹原の先に恵庭岳、こうゆう風景大好きです。

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ここから先は道路は完全に埋まっていて雪の上を歩いていきます。さらにペースダウンです。山頂に着いたらもう13時近く。とりあえずお湯を沸かして、おにぎりとカルパスをつまみに、道中ゲットしたプレミアムな100%麦汁を頂き、〆にはラーメンと洒落込みます。もちろんアルコールフリーですが今日は脳内アルコールで酔いそうです。紋別岳と言えば電波塔、青空にドーンとそびえ立つ姿はまさに男のロマンです。

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帰りも30-110mmレンズを付けて降ります。疲労困憊の身体に山頂近くのグルグル巻きルートは面倒なのでショートカットして降りて行きます。たいして期待させるようなこともなく、早々に出ていた月の写真などを撮りつつ降りていきます。しかしながら、その直後、小さく動く物体を発見。待望のシマリスくんです。

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早速撮って見る。おおっ、AFのレスポンスといい撮影スピードといい、これぞNikon V1の真骨頂。面白いようにいい絵が撮れていきます。やっぱマウントアダプターじゃなくて専用レンズにして良かったぁ。シマリスくんしっぽ長~い。身体の半分ぐらいしっぽ? 目の前の若葉に手を延ばし、もいで食べちゃいました。

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そんなわけで疲労は著しかったものの良い休日となりました。だいぶ汗かいて悪いものも一緒に出たのか、帰宅してからは随分と具合良くなりました。足はまだ怠いですけどね。


駐車場(11:20)→紋別岳(12:55←昼食→13:25)→駐車場(14:25)

あこにGPSアンテナ付けてみた

先日付けたカーナビですが(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/116.html)、起動時の衛星補足に10分とか異常に時間がかかる時があって、センターポケットから外してポータブルモードにするとあっという間に衛星を補足するのに、またセンターポケットに付けると衛星見失うという感じで、センターポケット内はかなり電波が弱いのかもということでアンテナを付けてみました。

純正のGPSアンテナは大半のショップが取り寄せ扱いでゴールデンウィーク挟むと2週間ぐらい来ないかもという状況から、即納可能な代用アンテナ(http://store.shopping.yahoo.co.jp/goodsmile6104/erw002.html)にしました。ダッシュボード上に付けてみてナビを起動、最初衛星1つで「ダメじゃん」と思った矢先に一気に6つ補足して起動しました。起動まで10秒弱、十分(enough)です。サードパーティということで性能的な心配もありましたが全然大丈夫なようです。

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十勝岳は三度美味しい ~三.十勝岳山頂の眺望~

症状は良くなったものの、油断するとすぐに足が攣りそうな状況の中、慎重に残り距離を縮めていき無事に山頂着。いやぁ、体調はともかく今日の景色は最高だ。昨年ポッキリ逝った山頂標識の代わりに、案内標識に十勝岳のプレートが貼ってあった。その向こうには富良野岳がクッキリ。上ホロ小屋周辺もだいぶ雪融けが進んでいる。

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下ホロカメットク山の向こうには日高の山々も見えている。望遠でも撮影してみる。

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鋸岳に続く稜線上はこの時期ぐらいしかお目に掛かれない雪の縞模様。雪の量も絶妙だ。向こうにはニペソツ山を中心に東大雪の山々。

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昼食後は上ホロ小屋近くまで行ってきたという旭川のKさんと談笑。ポカポカと暖かい山頂で話もはずむ。Kさんが降りるというので下山するKさんを見送ってふと時計を見たらもう14時過ぎ。もう1時間半近くも山頂いるのかと私も荷物をまとめて下山。午後に入って気温が上がり雪の状態は更に悪化。いつ埋まるか気が気でなく1720mより下は輪カンを付けた。快適に下山と思いきや途中で当りクジを引いて腰まで埋まった。丁度、巨岩の周囲の雪が溶けていてそこを踏み抜いてしまった格好だ。輪カンで埋まったら下手すると抜けなくなるので冷や汗が出たが、無事に抜けてくれたので良かった。

そんなわけで多少のハプリングがありつつも、ポカポカの春山を満喫できた一日でした。


望岳台(9:25)→美瑛岳分岐(10:10)→十勝岳避難小屋(10:20)→1720mピーク(11:20)→十勝岳(12:30←昼食・休憩→14:10)→1720mピーク(14:55)→十勝岳避難小屋(15:20)→吹上温泉分岐(15:35←teatime→15:40)→望岳台(16:05)

今回のあこの燃費:13.6km/L

十勝岳は三度美味しい ~ニ.1720mピークから十勝岳山頂~

標高1720mからは景色が一変。砂漠のようななだらかで広大な空間が拡がり、正面にはこれまで見えなかった十勝岳山頂、左手には美瑛岳や鋸岳なども一望できる。ここで先発隊夫婦から山頂の雪の情報を聞くことに。山頂付近の雪は結構沈むらしく腰まで埋まったとか話を聞いた。雪が軟らかいので直登はやめたほうが良いとのことで、崖近くの岩場を足がかりにして行くことにする。

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お礼を言って進んで行くと左手にはスリバチ火口がポッカリ見えてくる。この時期は積雪に筋がついて本当にスリバチみたい。火山特有の硫黄の匂いが緩やかな風に乗ってやってくる。

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で、問題の山頂に続く溶岩ドームの急斜面に取りつく。岩場なので輪カンはやめてアイゼンだけ付けて登る。とにかく足が沈む。足が埋まるので安定感は抜群だが(^^;、先人の足跡を外すと雪が崩れてもう全然登れない。時折、振り返って写真を撮っていく。ここは標高を一気にあげるので、振り返る度に高度を増しているのが実感でき「えっ、もうこんなに登ったんだ」っいう印象。毎年ガチガチの氷斜面になる恐怖の肩斜面も今日はキックステップでちゃんと足が入っていく。

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で、肩に到着。ここまで来れば山頂は間近...といつも思うんだけど、ここからが一番精神的に長い。標高も高くて空気が薄い。息もあがりっぱしで10m進んで小休止が続く。

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山頂直下ではまた雪が深くなって来る。何クソと雪斜面に足を掛けたときにハプニング発生。体重を支えていた両足共に雪が崩れて体勢を立て直そうともがいた時に足が攣った。「うぉぉ、痛い痛い!またかよ」。3年前に丁度この場所で足攣って山頂を諦めた苦い思い出がよみがえってくる。すぐに筋を延ばして対処して危機を脱した。

十勝岳は三度美味しい ~一.望岳台から1720mピーク~

ゴールデンウィーク恒例の十勝岳登山。Wethernewsの週間予報ではGW前半が好天とのこと。高層予想天気図(http://www.hbc.co.jp/pro-weather/)ではGW前半は29、30日は強風予報ということで、チャンスは今日しかなく少々体調悪いのを押して登って行ってきました。朝7時前に札幌出発。うーむ眠い。久々の長距離走行であこは御機嫌ですが、あこのナビはセンターポケット取付では電波が弱いらしく起動時の衛星補足に10分以上掛かる始末(http://www.saboten.sakura.ne.jp/~suzu/cgi-bin/diarypro/archives/116.html)。こんどGPSアンテナ付けてやるかと思う。

上富良野に入るとドーンと十勝岳連峰が目に入る。やっぱものすごく高い。冬の間、札幌近郊の山々しか目にしていないと、この毎年のファーストインプレッションがたまらない。登れるだろうかとゾクゾクしてくる。望岳台着は9時20分。上富良野から日新・白金温泉経由にしては結構早く着いた(注:吹上温泉~望岳台間はゲートが閉まっていますよ)。

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望岳台周辺はライブカメラ(http://www.seisvol.kishou.go.jp/vo/32.php)の状況から予測していたよりも大幅に雪が少ない。もうはっきり言って夏山状態。手元の温度計は気温16℃、そして無風。大正火口と62-2火口からの噴煙もほぼ真っ直ぐに上がっている。

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そんなわけで歩き始めると暑くてしょうがない。スキー履いて登ってる人も何組か見掛けたが気の毒になるぐらい。登山道の状況も5月下旬並み。十勝岳の望岳台ルートは登る過程で視野が劇的に3回変わるので管理人のお気に入りコース。標高1720mピークまでは美瑛・富良野の鳥瞰と緩やかなに続く稜線が美しい。

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標高1720mが近づくと、それまでは高い位置から見えていた大正火口の噴煙と緩やかなピークも間近になって何とも言えない美しさ。

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ストーブ用簡易フード

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イチャンコッペ山に行った際に、H原さん、mottiさんに教えて頂いた案をベースに、ダイソーのオイル用受け皿を使ってストーブ用の簡易フードを作ってみました。受け皿に穴を開けてリングで接続しただけですが、これがちゃんと風防として機能して、且つ、折り畳んで運べるという優れものに変身しました。これはいいです。売り物にしたいぐらい(^^)。

イチャンコッペ山 ~強風の中、尾根歩き~

今日は天気も良いということでイチャンコッペ山に行ってきました。tarumae-yamaさん(http://tarumaezan.exblog.jp/)、H原さん、mottiさん(http://motti110.exblog.jp/)も11時スタートで登るという話だったのでどうしようかと思いましたが、準備が早く終わってしまったので一足先にスタートすることにしました。

アイゼン・輪カンも持ってきたものの、登山口付近は雪もなく出番はないかなと思いつつ念のため持って登ります。今日は気温は高いが風が強い。登りは涼しくていいですが、標高580mでトラバースした後、風不死岳の眺望が良い、風の通り道に差しかかりました。山頂は結構大変かもです。

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雪も緩くて気を抜いているとズボスボ沈みます。とはいえ、今さら輪カン履くのも面倒なのでそのままです。途中、踏み跡を辿っていくと狭い植林樹の間を抜ける急斜面の変なルートに出ました。手前の踏み跡で曲がっておくべきだったかと思いましたが、行くべき方向はわかっているのでそのまま行きます。このあたりは鉤形の雲が青空に映えてなんとも春山っぽい感じです。

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785mの反射板まで到達すると、もう身体がフラつくぐらいの風です。風に立ち向かいながら反射板から札幌方向の写真を撮りましたが、なんとも春穏やかな絵になってしまいました。実際は強風で寒くてカメラ構えてるも大変なのに、こういうのって本当に写らないんですよね。

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こんな風の強いところで休憩もないので、防寒対策をして早々にイチャンコッペ山に移動します。この尾根が一番風強くて大変でした。途中で7人ぐらいのパーティと擦れ違いました。途中にデポしてあったスキーやスノーシューはこの人達のものかと納得しました。山頂標識が雪に埋まっていてよくわからない中、そのまま歩いて行くと夏山時期には行けない山頂奥の狭いスペースまで来てしまいました。写真はここからから見た紋別岳です。

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この山、三角点もあるので運が良ければ見つけられるかもと思い、ついでにウロウロ山頂を散策。結局、三角点は見つかりませんでしたが、地図上の三角点のあるあたりに鉄筋コンクリート製の構造物を発見しました。これ、なんでしょうね。

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散策のあとは風のなさそうな場所で昼食を取って、tarumae-yamaさんパーティを待つ事にしたが反射板あたりに人影なし。強風でこっちまで来るの諦めたとかかなと思いつつ、とりあえず反射板まで戻ってみるも誰もいない。あの人達のペースだともう着いてるハズなのになぁと思いつつ、もう寒いから降りようと200mほど下ったところでH原さんとバッタリ...遠くに他2名の姿を確認。その後は、反射板まで再び登ってtarume-yamaさんに頂いたコーヒーとパンを美味しくいただいてから下山しました。その様子は「イチャンコッペ山 ~tarume-yamaさんと合流~」にて。


登山口(10:00)→漁川ダム反射板785mピーク(11:30)→イチャンコッペ山(11:45←散策・昼食→12:15)→漁川ダム反射板785mピーク(12:30←tarume-yamaさんと合流・Teatime→13:20)→登山口(14:15)

イチャンコッペ山 ~tarume-yamaさんパーティと合流~

H原さんとバッタリ会ったてしばらく話をしていると、遠くにtarume-yamaさんとmottiさんを確認。せっかくなので、V1用に買った1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6で使ってみます。これで人を撮ったのは初めてですけど結構いい感じです。

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周辺を散策するH原さん。今登ってきたばかりだというのにパワフルです。

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新しいカメラ(オリンパスOM-D)を手に御機嫌のtarumae-yamaさん。使わせてもらったけど同じミラーレスでも操作方法が全然難しい。もうすっかりNikon1の簡単操作に慣れきっちゃって、もう戻れないかも。

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散策していたH原さんが見つけた熊の足跡。うーん、この爪でやられたら、かなりのダメージ食らうだろうなぁ。10本爪アイゼンよりも爪深い(^^;。

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Tarumae-yamaさんに頂いた写真。H原さん、mottiさん、とスズ(管理人)。

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あこにカーナビ付けてみた

年始に竹原に行った際に、お好み焼き屋を探して右往左往した苦い経験から、結構安くなってたのもあって、あこにポータブルナビを付けてみた。型落ちながらジャイロとVICS搭載のパナソニック製CN-MP150D。ダッシュボード上は5V型とは言え視界的に邪魔なのと、夏の暑さでヤラれてしまうんじゃないかということで、センターポケットに付けてみました。

というわけで早速あこを丸裸にします。クラリオンのホームページにちょうどあこのバラしかたが書いてあったので非常に参考になりました。↓
http://www.clarion.com/jp/ja/files/speed/honda/honda_74F.pdf#search=%27honda_74F%27

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シフトレバーのコンソールカバーは爪6箇所だけです。結構簡単に取れました。次は灰皿のあるセンターホルダです。爪が3箇所だけかと思ってたら奥にネジが2箇所ありました。力づくでいってたらちょっと危なかったです。これで配線はできるようになりましたが、作業しやすいようにセンターポケットも取っちゃいました。下部にネジが左右に2箇所と上部に爪が2箇所です。こいつは中々大変です。センターポケットの蓋は最初空けた状態でネジと爪を外して、その後、シフトレバーをドライブ位置にして蓋を閉じてからゴッソリ外すと取れました。

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電源はカープラグ内に5Vのコンバータが入っていたのでエーモンの線付ソケット(メス)E329をワンタッチコネクターでACC電源に繋いでカープラグ経由で接続しました。サイドブレーキコードはお約束でアースに繋いでおきます。FM-VICSのアンテナは丸めてそのあたりに置いておこうかと思いましたけど、北海道はFMのエリアが狭いのもあってフロントガラスまでちゃんとはわせることにしました。センターポケットの奥はちょうど配線を通せるような穴が2箇所開いていて至れり尽くせりです。ただセンターポケットは元々の仕様が物入れなので植毛シートが貼られていて、ナビの吸盤スタンドがくっつかないのです。思案した結果、植毛シートの上から付属の取付シート(両面テープ)を貼って、吸盤で付けました。前面部はダイソーで買ってきたジェルシートでサポートします。そんなわけで、できあがりはこんな感じ。火入れして暫く東京の丸の内のままだったので、何か設定しなきゃいかんのかなと思った矢先にGPSを受信したらしく「ポン、本日は4月21日です」と第一声を発してくれて「ああ、良かった」と思いました。

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ちゃんと蓋も閉まるのです。ナビがウザくなったりしたときには「閉店ガラガラ」って出来るというスグレ機能です。

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まぁ、そんなわけで取付で色々と汚れたのもあって、動作確認ついでに赤井川カルデラ温泉に行ってきました。さすがのジャイロ搭載ということで国道5号の張碓トンネルでも途切れることなく案内してくれました。リルートも驚くほど速いし、ルートの選び方も賢いですね。私が普段良く使う道を案内してくれるので、なんだか気持ちがいいです。まぁ、そんなわけで、明日は気が向いたら山に行こうかと...

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温泉で「北海道赤井川村カルデラ元気ポテトチップス」なるものを発見したので買ってきました。販売者は赤井川商工ってなってて、MADE IN AKAIGAWAってマークもあるけど、本当に赤井川で作ってるのかなぁ...うすしお味でなかなか美味しいです。