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シマエナガさんの写真で見るイチャンコッペ山登山

イチャンコッペ山の写真をシマエナガさんからメールで頂いたので、何か、このままハードディスクの肥やしにするのも申し訳ないということで貼ってみました。何というか単なる2Dの風景写真と違って、この人の写真は人物が写っているというのもあって、もう一次元時間軸が付与されて3D像になっているような気がしました。それにしてもいい瞬間を切り取って撮っているなぁと感心してしまいます。

イチャンコッペ山山頂で、H原さんと山頂標識はあるけど三角点がないですねとか言って地図をみながら話をしていた時ですね。ここじゃなくて熊笹に覆われた写真と反対側のもう少し高い点にあるんじゃないかとか、そういえば三角点ハンターっいうのもいるらしいとか話していた時ですね。

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同じく山頂でカメラの話をしてますね。「スズさん(管理人)のカメラは随分と大きいけど一眼?」みたいなこと聞かれて、管理人が使い勝手の悪いコンデジだけど結構色々やれるんですよ的なことを話しているところですね。H原さんのリラックスモードがかっこいいです。

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tarumae-yamaさんと一緒に森ぶらりんのmoriさんと話しているとこです。よくこんな場面撮影してましたね(^^;。

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下山中の管理人とtarumae-yamaさん。暑くなってきたのでマフラーを外してザックの紐にかけた超いい加減スタイルで降りる管理人です。ダブルストックは膝が悪かった頃の名残でやめられないでいます。困った時のストック頼み的なところがあるので、ストックは登山靴と同じぐらい管理人にとっては重要アイテムです。思えば登山口でストックを忘れたのに気付いて山行を断念したときもありました。

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イチャンコッペ山 ~雪の支笏湖の展望台~

先週の紋別岳でイチャンコッペのほうが支笏湖の景色がいいとのことで、今回はtarumae-yamaさん(http://tarumaezan.exblog.jp/)と、その山友達のH原さん、シマエナガさんとイチャンコッペ山に御一緒させて頂きました。支笏湖までの道程は今年初の雪道で、かなり楽しみにしていたものの、街中のミラーバーンに今年初のポンピングブレーキ+ABS発動というあことのコンビネーションプレーで追突を回避しつつ街中を抜けて、ようやく圧雪になって「いけるぞ!」と思ったら、工事車両に前を塞がれて不完全燃焼という何とも残念な結果に...まぁ、そんな感じで集合時間ギリギリに現地に着いた頃には皆さん準備万端という感じ。

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私も早速準備をして向かった頃にはH原さんとシマエナガさんはガーミン製のGPSを握り締めつつ、一生懸命なにやら設定をしている様子。同じ機種ながら歩行距離が異なったりするようで...「むぅ、さすがアメリカ製、結構、そういうとこザックリ?」みたいな印象を受けつつ、私の使っている日本が誇るエンペックスの高度計も結構ザックリだったのを思い出し、まぁ、そんなもんかと思っていた最中...なし崩し的に出発です。

天気予報はウソのように外れて、晴天、風も穏やかで暑いくらい。H原さん先導で出発です。この人、かなり速いなと思いつつ、何とか着いて行きつつ標高580mのトラバースルートに出た段階で小休止。後続のシマエナガさん、tarumae-yamaさんまではかなり空いています。この段階でこのパーティのスタイルを何となく理解しました。何とかいうかフリースタイルです(^^:。行きたい人は行き、止まりたい人は止まれと...そういうことのようです。

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ということで、ここからは写真など撮りつつマイペースで行くことにしました。今日はとにかく空の青が奇麗で、これを写真に撮りたくてダケカンバの後ろに拡がる空を撮ります。熊笹に積もった雪がサチュレートしてしまいましたが、空の青は見たまんまバッチリです。ここからは比較的なだらかな道が続きます。植林の林を抜けると今度は785mピークへの登りです。マイペースで登っている限りはこのぐらいの傾斜は管理人にとっては好きな部類です。途中からは支笏湖と恵庭岳の眺望が拡がります。「うーん、来て良かった」と思います。

イチャンコッペ山までは漁川ダム反射板のある785mピークに荷物をデポって空身で進みました。元が日帰りの軽装なので、きわだって軽くなった感じはないものの軽快に進んで行きます。先導はキツネの足跡です。イチャンコッペ山山頂の印象としては、風景的に785mピークのほうが良いですが、山頂は風が穏やかでのんびりできる感じです。地図上には山頂に三角点があるんですが、歩いて来たルートを考えると山頂標識のあるのは三角点の50mほど手前側のような気がします。予測される三角点の位置は熊笹の茂みの中です。こんなところに設置する人間の力もすごいですが、それをいとも簡単に覆い隠してしまう自然の力もすごいです。

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イチャンコッペ山から引き返す途中、コルから見える樽前山からは真っ直ぐに噴煙が立ち上っています。こちらは風速3m/sほどの冷風が吹いてますが、支笏湖を挟んだ対岸はほぼ無風のようです。天気はますます良くなってきた感じです。785mピークに戻って、そこで昼食にします。シマエナガさんからアルコールフリーのビールを頂きました。山で飲むお酒は大好きですが日帰り登山ではそれもできず、もどかしい思いをしていましたが、アルコールフリーでも結構いい雰囲気を味わえるものだと実感しました。本当に感謝です。私の昼食は、昨晩時間がなかったので、その辺に転がっていたカップめんと慌てて作ったおにぎりですが、山のスパイスは驚くほど美味しい味に仕上げてくれました。

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下山する頃には天気はさらに良くなって雲一つない快晴になって来ました。空の青がますます奇麗になって来ました。今回、早めに出発したのもあってここから続々と登ってくる人達に遭遇します。途中で出会ったSONYのNEXをぶら下げて登って来たmoriさん(http://blog.goo.ne.jp/mori_burarin)も空の青さが気に入ったようでした。下山後は、会合があるとのことでtarumae-yamaさんは早々に帰宅され、残された三人でガーミンの設定をあーでもない言いつついじって見るものの結局のところ、結論は出ないまま皆さんはそのまま帰宅されるとのことでしたので、管理人は汗を流しに単独で丸駒温泉に向かうことにしました。

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ほぼ4年振りの丸駒温泉ということで楽しみにしていましたが、カメラを持って湖畔の露天風呂に向かうと何やらワインの入ったカップを片手に持ったかっちょいい兄ちゃんがポーズを決めて写真を撮っている最中に出くわしました。折角のいい被写体を前にして思わず「私も写真撮っていいですか?」と言って写真撮らせてもらっちゃいました。風呂上がり色々と話をしていると、この人、管理人のすぐ近所にあるラーメン屋「真武咲弥(http://samurai-noodle.jp/)」の社長で留萌出身の華ノ陣TOKIさんだそうで、今は、東京の本店にいるそうですが来週から香港に行かれるということで、その前に北海道に戻って来たそうです。他の二人は店の常連さんということで、しかも二人とも管理人と同じ町内という思わぬ偶然にびっくり。ご近所話に花が咲き、楽しい気持ちで温泉を後にして帰路につきました。


登山口(8:40)→漁川ダム反射板785mピーク(9:55)→イチャンコッペ山(10:10)→漁川ダム反射板785mピーク(10:20←昼食→11:05)→登山口(11:55)


P.S. 
帰り道は道が空いているのをいいことに、あこのテールを滑らせたりしながら楽しくドライブしつつ帰りました。ようやくあこの4WDシステムにも慣れてきて、どうやって滑らせつつアクセル開けてコーナー抜けるかが分かってきました。FFっぽくトラクションかけつつステアリングを多目に切ってアンダーステア的に曲がるのはダメだというのは去年学習したんですが、今年はリアルタイム4WDを逆手にとって、最初に通常の切り角でアンダーステア的に突っ込んでからアクセルを開けるとリアルタイム4WDで後輪が駆動してググッとオーバー方向に持っていってくれるようです。まず最初に滑る挙動から入るのでFF式と違って心理的にかなり恐いですが、うまくコーナーを抜けられるとあことの一体感を感じてものすごく楽しいです。これは病み付きですね。

tarumae-yamaさんと行く紋別岳

今日は冬山登山の下見も兼ねて、tarumae-yamaさん(http://tarumaezan.exblog.jp/)に紋別岳を案内してもらいました。前日の仕事疲れが残っているなか、朝10時に支笏湖北海ホテル前集合ということで、少し余裕を見て8時30分に札幌を出発。結局、かなり早く着きすぎて支笏湖でのんびりと写真を撮っていました。待ち合わせ場所の北海ホテルは休業中ということで板が打ちつけられていて悲しい限り。ここの露天風呂も中々良かったよなぁと思いつつ、どうなってるかなぁと思って見に行ったところで、tarumae-yamaさんの車発見。露天風呂も板で被われているのを確認して合流します。

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登山口は結構な盛況ぶり。tarumae-yamaさんの登山靴は私と同じキャラバンのグランドキングGK-69、その前にGK-47も使っていたということで何やら気が合いそうな感じです。登山口を10:00丁度に出発して林道を使って山の話などしつつ登っていきます。いや、しかし、この人速いな...途中で何回かペースダウンを要請することに(^^;。話するのも大好きなのか、息があがってゼイゼイいいながらも一生懸命話してました。お互い話に夢中で、道中2回ほどシマリスを見たものの気付くのが遅れて何れもフレームインならず...残念です。しかしながら、天気は最高で山頂付近の恵庭岳ビューポイントからの景色が最高でした。

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山頂も最高の景色で支笏湖が一望できました。tarumae-yamaさん曰く、ここよりもイチャンコッペから見る支笏湖のほうが断然いいと...他パーティの人も賛同していたことですし、次はイチャンコッペも行ってみようという気になりました。昼食は自分で用意したものの他に、tarumae-yamaさんの奥様お手製のハスカップのおにぎりを頂きました。手にした瞬間にぎりたてのような暖かい感触が...使い捨てカイロで保温しているそうです。アイデアですね。味はシソのような感じで酸味が効いて美味しかったです。御飯の水加減を失敗したとのことでしたが、私には丁度良く感じました。一方のtarumae-yamaさんには今ひとつのようでした。何かで読みましたが、西日本の人は東日本の人よりも軟らかい御飯を好むようですね。思わぬところで食文化の違いを認識してしまいました。

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おにぎりを食べつつ、沸かしていたお湯の様子を見に行くと何やら火力が弱い。ガスの残量はちゃんと確認してきたのに、思いのほか少なかったらしい...結局10分以上かかってようやくお湯が湧きました。その間も話も尽きずに、色んな話をし過ぎて何話したのかよく覚えてないぐらい。気がついたら山頂で1時間が過ぎていました。

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帰り道は電線保守用の登山道を降りて行きます。足場の悪い急斜面にも関わらず、下りもこの人は驚くほど速いです。まさに転がるように降りていくという表現がピッタリです。私は追いかけるのが精一杯。気を抜くと置いていかれちゃいますし、ちょっと写真を撮ろうものなら、あっと言う間に姿が見えなくなってしまいます(^^;。途中何回か待ってもらいつつ、本日最大の難関(?)、沢の丸木橋渡りです。丸太が2本。1本は折れて実質1本しか使えません。水面から数メートルほどの高さ。こういう足場がない系はほんとに苦手です。慎重に渡って少し行くともう登山口近く。何かあっと言う間の下山でした。

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林道は視界も良く勾配も一定で雪が積もっても全然問題なさそうな一方、電線コースのほうは結構な急斜面なので積雪期に登るならやっぱ林道コースかな、それでも何回か登ると多分電線コースのほうにも手を出すかもしれんと思います。山頂の眺望といい、登っている途中の視界といい本当にいい山ですね。雪が積もるのが楽しみです。

下山後はtarumae-yamaさんの自宅にお邪魔してお茶とお菓子を頂きました。色々と案内してもらった上にお茶までご馳走になってしまって本当に感謝しています。


登山口(10:00)→紋別岳(11:15←昼食→12:15)→登山口(12:55)


P.S. tarumae-yamaさんが言ってたブログのリンク機能を見つけました。早速リンクしておきます。

発寒大空公園 ~銀杏並木~

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今週末は体調も天気もいまいちということで、食べて・飲んで・読んで・寝て過ごしました。だいぶ身体が軽くなった気がします。こういう週末も悪くないかなと思います。雪が降ってきたりしたら毎週のようにこうなっちゃう予感がしますが。

買物に出掛けるついでに銀杏がきれいだったので発寒大空公園に立寄りました。ギンナン拾いをしようかなと思いましたが、あこに臭いがついてしまいそうなので諦めました。銀杏の写真などをと思って写真を撮ろうとすると撮影可能枚数が0ですとの表示が...「あれっ?」と思ってみたら、メモリーカードが刺さってない。予備のカードは家に置いて来たカメラケースの中だし、「あ~あ」と言うことで内臓メモリーで解像度を落として撮影しました。その割には結構きれいに撮れてます。

空沼岳 ~泥んこ道と樹林帯を延々進む~

段々と寒くなってきて朝のつらい季節になってきましたが、頑張って起きて空沼岳に行ってきました。それでも登山口到着が10時前になってしまいましたが...

登山道はいきなりの徒渉(丸太が一本掛ってます)で始まり、多少ぬかるむが緩やかな勾配の針葉樹林帯を進んで行きます。密度の低い明るい樹林帯で青空ものぞき気持ちいいなぁと、思いつつ歩き続けること約1時間...飽きた(^^;。やっぱり樹林帯は景色が単調で性に合わない。と思ったら、丸太橋が見えてきた。また渡るようです。泥んこになった登山靴のせいで、ツルっと滑って危うく沢に落ちそうになりました。泥道と丸太橋の相性は最悪ですね。しばらく進むと、今度は沢の高巻きです。だいぶ楽しくなってきました。ここを抜けると視界が拡がりました。万計沼です。万計小屋の前に良さそうなベンチがいくつかあったので、帰りにそこでお茶することにして写真だけ撮って進みます。

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しばらく退屈な樹林帯を進むと30分ほどで真簾沼に着きました。沼というよりは湖といったスケールで、澄んだ水がとても美しいですね。途中にこういう景色がいくつかあると、ここまで来たかいがあったなぁという気になってきます。

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湖畔にある女性的な顔をした龍神地蔵を過ぎて登り坂を登り切るとようやく、目指すべき山頂が見えてきました。が、しかし、ここから一旦コルに下りるようです。折角視界が拡がったのにまた退屈がやってきます。変わったのは針葉樹林がダケカンバと熊笹になったぐらいでしょうか。しかしこの山、景色も勾配も単調で距離もそこそこあるので思ったよりも遠く感じます。それがいいという人も多くいるようですが、残念ながら私はダメみたいです。

札幌岳の分岐もダケカンバ林の中です(この縦走ルートは見るからに楽しくなさそうだ)。ここから山頂までは尾根道だけあってまだ良い感じ。ダケカンバの葉はすべて落ちてしまってもう冬はすぐそこと行った感じです。

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目指すピークが近づいて来たら、少し巻くような感じで登るともう山頂です。キター、開けた~360°全開!。思わず嬉しくなってしまいます。少し霞んでますが後方羊蹄山もバッチリです。

恵庭岳や風不死もきれいに見えるなぁと思っていたら、支笏湖もバッチリ見えていることに気付きました。こんな遠くから支笏湖が見えるとは思っててなかったので感動です。今日はいい天気なので恵庭岳や風不死からも、さぞきれいな支笏湖が見えることだろうと思いつつ、細長い巨岩帯が続く空沼の山頂の風景もすっかり気に入ってしまいました。

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支笏湖の見える岩場に腰かけて昼食にして、その後は、万計沼まで降りてお茶にした後、転がるようなスピードで下山して帰路に着きました。途中でトレイルランナーに抜かれた時はびっくりしました。こっちも競歩ぐらいのスピードで下山しているのに、まさか、追い付かれるなんて思ってなかったですし。単調だの退屈だの色々と言った割には、全体的には良い山だったかなと思います。


登山口(10:00)→万計沼(11:25)→真簾沼(11:55)→札幌岳分岐(12:35)→空沼岳(12:40←昼食→13:20)→真簾沼(13:55)→万計沼(14:15←Teatime→14:30)→登山口(15:25)