以前の記事で、ロードノイズが酷いと書いたあこの新しい靴「LE MANS 4」ですが、今回、札幌から望岳台までの区間で、高速道路、一般道、ワインディングロードなど多様な道路を走行してみてイメージが結構変りました。
<高速道路>では、うるさくて耐えられないかもと心配していたロードノイズですが、ロードノイズ自体はしっかりとあるものの、オーディオも従来の音量で普通に聞けるし、新川-三笠IC間の実走行では殆ど気になりませんでした。静粛性が売りなタイヤなだけに期待感も大かったのが、前回、うるさく思えた原因かもしれません。スピードを出してもフワフワした挙動を示すこともなく、常にステアリングに適度な重さがあって操作しやすかったです。あと、道路のつぎ目などのショックもかなり軽減されていて、とても良いタイヤだと感じました。
<ワインディングロード>では、登り坂やコーナーでのアクセルレスポンスが非常に良く、低アクセル開度でもちゃんと加速するなど、エンジントルクが上がったかのような錯覚を受けました。反面、ブレーキレスポンスは大きく低下してエンジンブレーキだけでは速度が中々落ちず、慣れるまでは足ブレーキを多用するなどの状態が続きましたが、慣れてしまえばブレーキポイントを早めにして、従来と同様にエンジンブレーキで速度制御ができるようになりました。
<一般道>では、走行性能的に特筆すべき点はありませんが、やや下り勾配の平坦な道路では一度加速してしまえば、あとはノンアクセルで進めてしまうので、エンジンの燃料カット機能が有効に使え、燃費に寄与するのではと思います。
燃費性能の比較ですが上図のようになっています。このプロットは札幌-上富良野間往復(十勝岳連峰登山で往復)の際の各タイヤ毎の燃費をプロットしたものです。風や路面状況などで、どのタイヤも稀に、14km/Lに到達することがあり、データが1点しかない中ではハッキリしたことは言えませんが、今回は、今年の積雪で荒れた凹凸道路の上、渋滞や、岡山千本桜をアイドリング放置でゆっくり見てまわったりと、条件的には悪い環境において、ブルーアースの平均燃費を大きく上まわった点では期待が持てそうで、今後も引続きモニターしていきたいと思います。
写真は望岳台駐車場で雲の間から見えた青空の前で...
隊長 URL 2013年05月22日(水)22時24分 編集・削除
スズさん、こんばんは。
ル・マンのタイヤレポ、面白いです。
私のサマータイヤも今シーズンでいいところまで摩耗しそうなので、来シーズンは新しいタイヤに交換する必要がありそう。
そんなタイミングでこのタイヤレポは、見ていて実に楽しいです。
そっか。エコタイヤは転がり抵抗が少ないので、慣性で走行する距離は伸びるのですね。
その代わり、ブレーキの利きが悪くなる訳ですか。
『...実に面白い』(ドラマのガリレオ風に(笑))。
ステアリングフィールもしっかり有りますか。
良く聞く話では、BSのエコピアは、突っ張った感じのステアリングフィールになるとか。
この辺りは、タイヤメーカーや銘柄の違いが出てくるところでしょうが、車重とかキャンバー、キャスターの違いとかで印象は色々と違ってくると思われ...
一概に、どのクルマにはどのタイヤが良いかは分かりませんねー。
うーん...『まるで分からない!』(これまたガリレオ風に(笑))
(^o^)