ゴールデンウィーク以来、週末の微妙な天気が続いているが、そんな中でも日曜日は比較的、良さそうな予報が出ていたので、景色の良さそうな低山ということで銭函天狗岳に行くことにした。この山、駐車スペースが少なくて混むという噂なので久々にJRで行くことにした。途中、車窓から見た手稲山は完全にガスの中で、これは期待できないかなと思いつつ銭函駅に到着。JR銭函駅から登山口まで25分、と数字で見ると長いようだが、意外と気にならない距離だった。
登山口では早速一波乱。ゲートに表示された登山口の矢印表記のほうに向かうと、やたらとピンクテープがある道に出て、これが高圧伝送路の鉄塔に沿って続いている。「む、これ違う」とUターンして再スタート。ただ、このあたり結構花が綺麗に咲いているので帰りに散策いてみようと思う。正規の登山道はそのままゲートをくぐって進めば良いだけで、何というか深読みしすぎが仇となった感じ。
途中の銭天小屋。低山にしては立派な山小屋でビックリ。「山に登れ 山に登れ 山に登らねばならない」の銘が張ってある。なんだか文字だけ見ていると呪いのようですな(^^;。小屋を越えると残雪が見えはじめるが、途中の谷地形で左に高巻く踏み跡があったので辿ったら途中で消えて、正規ルートに戻るのに難儀した。向こう側にゴルフ場、それを左手に見ながら進むと急坂、ロープ場と中々面白い。しかし、足下が泥濘むので滑らないようにするのが結構大変。
それらをクリアすると岩塔部が見えてきた。しかしガスってますな。やはりこうなるのか...トホホな気分。ここで18名御一向様とスライド。登り優先とはいえ足場の狭い道では多勢に無勢。
岩塔部、ドーン。「おお、すげぇ」と思わず声にでた。道は右から巻いている。とはいえ、巻いた先には残雪があり少し思案したが、崖近くの残雪に乗って万一滑ったら人生終了なので、雪のないところを選んで進んだ。
やれやれ山頂に出たかなと思ったら、まだ少し崖沿いに道が続いているよう。山に登るようになって、大分、高所も慣れたとはいえ、こういうところ嫌なんだけどなぁと思いつつ通過。
山頂着。しかしながらガスって眺望なし。そんなわけで達筆な山頂標識と愛用のBDストッくんを写真に。今回、ストックはスノーバスケットのまま登ってきたわけだが、これが低木の枝とかに絡まって鬱陶しいことこの上なし。やっぱり雪のない山では夏道用のバスケットのほうがいいなと改めて感じた。帰りは、行きに迷いこんだ高圧伝送路沿いの北電作業道を散策したりして、花を見ながら下山したが、それはまた別な機会に...
最後に海抜0mを謳う以上やっぱり「海は行っとかなくちゃ」ということで銭函の海岸にやって来た。このあたりは、丁度、石狩湾の砂浜が途切れていて、歩ける海岸線がない地域だが、漁師さん達が船を出す用の場所を狙って海岸線に到達。GPSの高度計は-5mを差していた。
ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/jT339Ck)で今回の山行写真全てが御覧になれます。
JR銭函駅(11:10)→銭函天狗岳登山口(11:35)→銭函天狗岳(12:40)→銭函天狗岳登山口(13:50)→北電作業道散策して登山口→(14:10)JR銭函駅(14:40)
<行き>
JR琴似駅からJR銭函駅まで列車利用(260円)
3164M [区間快速]いしかりライナー 小樽行き
<帰り>
JR銭函駅からJR琴似駅まで列車利用(260円)
2778M [普通] 苫小牧行き 手稲で乗り換え
3940M [快速] エアポート150号 新千歳空港行き
今回のカメラ:「Nikon1 V1」+「1 NIKKOR 10mm f/2.8」
隊長 URL 2013年05月12日(日)21時58分 編集・削除
スズさん、こんばんはー。
おっ。私のホームグラウンド的な銭天に登ってきたのですね。
小さくても楽しめる山ですよねー。
ふむふむ。
海抜0mからですか。なかなかマニアックですな。
花も咲いていたとのこと。写真が楽しみです。
今日は手稲山を中心とする山脈は、低く雲がたれ込めていましたよね。
山頂からの眺望は残念でしたが、また行ってみてはどうでしょうか。
意外と銭天は何故かしらにクセになるのですよねー。
(^o^)