今日は朝から快晴だったが午後には曇ってくる予報で、気象レーダーの画像では南西から雲が近づいてきていたので、札幌近郊のほうが天気が持ちそうだと判断して、登りたい言いつつ行ってなかった和宇尻山に行くことにした。春香山の登山コースを使うので桂岡からスタートするのだが、ここ車停めるスペースが全然ないので電車バスにしようか迷ったが午前中に山頂に着かないと晴れの景色が見れないということで、あこにごめんなさいして路肩に止めて行くことにした
和宇尻山付近は道なき道を行く予定なのでアイゼンと輪カンを付けてスタートしたが、銭函川沿いの林道では、早くも路面が出ている箇所が何ヶ所もあって輪カンで強引に歩くことになり少し後悔した。林道の分岐で右に折れ銭函峠川沿いに進むと雪が多くなってきて、輪カンでも随分と歩きやすくなってきた。
このコース2年ぶりだが、林道の幅が両側ニ車線の道路みたいに広くて驚いた。以前に来たときはゴールデンウィークの前半なので積雪量の関係もあるのかも知れないけれど、それにしても立派な道。スノーモービルっぽいトレースがずっと続いている。夏道登山道への分岐では「らくちん林道迂回コース」って標識もできていて、「こんな標識前はなかったな」と思いつつも、もちろんらくちん林道コースへ。ただ、すぐにらくちん林道が大きく迂回したので、結局、ショートカットで夏道登山道に入ったが、ショートカットを終え、また、らくちん林道に合流して土場まで登る。土場までの登山道は500m尾根の東側を通っているが、林道は尾根の西側を通っていて和宇尻山を眺めながらの林道歩きは中々気に入った。あと登山道側は道幅の狭いトラバースがあり、プチ高所恐怖症としてはこれを避けて安全に進めるのもすごく嬉しい。
土場に到着すると石狩湾と銭函天狗岳がきれいに見える。景色も結構いいので、ここで昼食を食べて引き換えす人も少なくない。
土場から夏登山道は直進だが右側に冬道がついているのでこれを辿る。冬道は時折石狩湾を眺めながらの気持ちの良いルートで何度通っても「いいなぁ」と思う。標識もかなりの数あるのでルートもわかりやすい。
冬道を抜けると春香山のランドマーク的な存在であるピンクテープの付いたケルンのような大木が見えてくる。まだ大半が雪の下に埋まっていて大木という感じはしないが、もう少し季節をずらすと、なるほどケルンっぽいと納得してもらえる光景が見られる。正面に見えるのが春香山だが、今日の目的地はお隣の和宇尻山。和宇尻山へは標識どころかトレースすらなく、単独山行の身としては少し躊躇したが、地図をみながら傾斜の緩い安全そうなルートを選んで、比較的密度の高い山林をひたすら登った。
山頂と思しき所にはピンクテープが張られているが、とても広い山頂でどの点が山頂なのかよくわからない。最高点と思われるピークからの眺望は木が邪魔していて良くないので、景色の良い所を探して散策してみた。
そして正面に13日に登った手稲山が見えるポイントを発見。徐々に薄曇りになりつつあったが、何とか晴天中に間に合ったようだ。
別なポイントからは銭函天狗岳と石狩湾がよく見える。木が多い山だけど山頂付近だけ密度が薄いので歩いて探せば結構いいポイントがある。
定山渓天狗岳の見えるポイント。今年は百松沢山、手稲山、和宇尻山と色んな角度から見た山。札幌近郊の山は殆ど登っていないので、今年はいくつかトライしてもいいかなぁと思う。
景色を楽しんだあとは天気が崩れてくる前に早々に下山したので、双眼鏡も出番なし。昼食もおあずけで土場まで降りてから、石狩湾を眺めながら昼食にした。昼食時に先週修理した輪カンのナットを確認したが、緩みもなくいい感じ。意外とお手製の修理もいけるかもしれないなと思いつつ下山した。
ヤマレコとNikon image space(http://img.gg/09Jv9tz)で今回の山行写真全てが御覧になれます。
桂岡砂防ダム下(8:50)→分岐(9:25)→土場(10:25)→銀嶺荘付近通過(11:00)→和宇尻山山頂(11:25←散策→11:40)→土場(12:15←昼食→12:45)→分岐(13:15)→桂岡砂防ダム下(13:40)
今回のカメラ:D7000+AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED
tarumae-yama Eメール URL 2013年04月16日(火)22時04分 編集・削除
オリンパスブルーと違い、やや薄味?ですが、上品な青空ですね。
雪道を2時間半以上も歩けば、お腹も空いて昼食が美味しかったことでしょう。