朝5時起床。桂月岳に登ろうと言いだした張本人が隣で寝ている。私も二日酔いだ。フラフラする。そうは言いつつノソノソと起き出し食事の支度。前日の4人の内の一人、帯広から来たと言っていた彼だけは登ったらしい。みんなから裏切り者呼ばわりされたが、良く話を聞くと寒くて眠れなかったらしい。それで一睡もせずに登ったとか。黒岳石室は朝も賑やか。石室の管理人が遠くの熊(殆ど黒い点)を見つける。みんなで写真をとったり大騒ぎ。私も直接見るのは初めてでワクワクだった。
本日も天気は良好。二日酔いで気持ち悪いが、せっかくなので朝日を逃した桂月岳に登る。途中はナキウサギの合唱にコマクサが奇麗に一輪。エゾシマリスも活発でしばらく観察したがいい写真は撮れなかった。風が出て寒くなってきたので、石室に戻って一息ついた後出発。この旅のラストピークである黒岳はすぐそばだ。日帰りで訪れたときは然したる感動もなかったが、今回ばかりは同じ風景でも違う。
黒岳山頂で天気の良い大雪を眺めながらのんびり。少し早いが9:20には黒岳を出発。何故かというとここは花の誘惑が多いから。下りはじめると、案の定花満開だ。トリカブトにハイオトギリ、チシマノキンバイソウ等々。途中できれいなエゾウサギギクを見つけた時に思わず「あっ、ウサギちゃん」と言ったら、登って来た人がびっくりした様子でこちらを見る。本物のウサギがいると思ったらしい。そんな感じで約2時間かけてリフト乗り場へ。
層雲峡で風呂と昼食をすませバス停へ。ここからがいつもと違って小旅行だ。天人峡で待っているあこを回収しにいかなくてはいけない。バス待ちの間に隣の人に話かけると、銀泉台まで車を回収しにいくそうだ。私と同じような人いるなぁと思いつつ、時間が来たので旭川行きのバスで上川まで行く。ここでJRに乗り換えると早くて安い。
上川からキハ40にゆられること1時間ちょっとで旭川到着。旭岳温泉行きのパスに乗り換える。乗客は私とこれから旭岳-トムラウシを縦走すると話してた人の二人。途中眠っていて気がついたらもう東川。窓の外は雨が降っている。天人峡に着くと可哀想に雨の中ポツンと一台であこが待っている。3日間お世話になったザックをあこに積み、「君といるといつも雨だねぇ」と言いながら帰途についた。
3日目の行程
黒岳石室(7:20)→桂月岳(7:35)→黒岳石室(8:00)
黒岳石室(8:15)→[黒岳(8:50)]→黒岳七合目リフト(11:10)→層雲峡(11:50)
層雲峡(13:30)→JR上川駅(13:55)→JR旭川駅(15:10)→天人峡(16:30)
今回のあこの燃費 12.1km/L(途中で渋滞があった割には...)
未承認 2013年06月30日(日)17時43分 編集・削除
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